君子盟 第10話 あらすじ 張屏の鏡花水月で蘭珏が直面する父の処刑と二十年前の謎

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今回は「君子盟」の第10話をお届けします。
朝廷の権力争いから蘭珏の封印された過去まで、物語が大きく動き出す濃密な回になりました。
張屏の不思議な術によって、蘭珏がずっと背負ってきた心の傷がいよいよ姿を現します。
それでは10話を一緒に見ていきましょう!

君子盟 10話のあらすじ

朝廷の広間に、見事な渾象儀が運び込まれます。
これを見た柳太傅は、すぐに眉をひそめました。
玉座に皇帝がいるのに、金龍ではなく金鳳を掲げるのは朝廷の礼制に反すると声を荒らげます。
しかし、これに口を挟んだのが玄機でした。
玄機はこの渾象儀を「千秋儀」と名付けるべきだと太后に持ち上げます。
国の命運が長く続くことと、太后の徳が永遠に固いことを意味するという主張でした。
太后はその言葉に満足し、群臣たちの反対を押し切って玄機に監督を任せてしまいます。
太后のご機嫌取りばかり上手な玄機には本当にイライラします!

朝議が終わると、柳太傅は足早に蘭珏の元へと詰め寄りました。
前任の礼部尚書である龔頌明が引退したため、現在は蘭珏が礼部を実質的に仕切っています。
柳太傅は、なぜ礼制典儀の責任者として反対しなかったのかと蘭珏を強く責め立てました。
太后と朝臣の板挟みになった蘭珏は、返答に困り果てます。
そこへ王硯が絶妙なタイミングで現れました。
事件の調書を作成するために蘭珏の供述が必要だと言い、強引にその場から蘭珏を連れ出します。
王硯の機転の早さには本当に助かりました。

一方の張屏は、静かな葦原に足を運んでいました。
ちまきを包むための笹の葉を一枚ずつ丁寧に摘んでいます。
そこへ陳籌が息を切らしながら手伝いに駆けつけました。
陳籌は、張屏が刑部の難事件を解決したことで評判が広まり、大勢の客が会いに来ていると興奮気味に語ります。
そして張屏に「拉麺神探」という新しい名号をつけたと得意げに笑いました。
しかし張屏の心は、名声などには全く向いていません。
頭の中は、摩籮村で起きたあの天罰事件の謎でいっぱいでした。
あの日立ち込めた血の霧は、どのような仕掛けで発生させたのか?
遺体縫合師の二皮匠に吉天の伝説を吹き込んだ人物は一体誰なのか?
なぜ二皮匠は蘭珏の父親を知っていたのか?
そして20年前の通敵事件とどう繋がっているのか?
張屏は摘んだ葉を手に持ったまま、事件の疑問を次々に反芻していました。

その頃、大理寺卿の陶大人が王硯と蘭珏を訪ねてきます。
朝堂で自分を弁護してくれたことに対し、丁寧にお礼を伝えに来たのです。
蘭珏は、同じ朝廷に仕える身として助け合うのは当然であり、いずれ自分も陶大人に頼み事をする日があるかもしれないと穏やかに応じました。
朝廷で生き抜くためのしたたかな大人のやり取りですね。

街中の露店では、陳籌が張屏のために大きな看板を立てていました。
板に堂々と「拉麺神探」と墨で書かれた文字を見て、好奇心に駆られた民衆が次々と集まってきます。
陳籌が威勢よく客引きを始めようとした瞬間、王硯が部下を引き連れて姿を現しました。
役人の物々しい雰囲気に恐れをなした町の人々は、あっという間に逃げ散ってしまいます。
王硯がやって来た目的は、先日の推理勝負で負けた賭けを清算することでした。
王硯は自分でこねた麺の生地を、張屏の前に差し出します。
あの身分の高い王硯が、自分の手で生地をこねて持ってきた事実には蘭珏も目を丸くしていました。
あの王硯が自分で麺生地をこねて持ってくるなんて笑ってしまいました!

その後、蘭珏は仕立屋の店へと向かいます。
手元には、雲裳坊から持ち出した特別な布地である「赤霞鎏金鍛」がありました。
本来なら太后がこの布を使って礼服を仕立てる手はずだったのです。
しかし仕立屋の呉娘子は、礼服を完成させる前に何者かによって毒殺されてしまいました。
蘭珏は店の店主である徐掌櫃に布地を預け、この布の特性を調べて礼服を完成させてほしいと依頼します。
蘭珏もまた、事件の真相を探るために独自で水面下の調査を進めていたのです。

その日の屋台を片付けた後、張屏は自宅で卵黄ちまきを一つずつ包み始めました。
翌朝早く、湯気を上げる出来立てのちまきを竹籠に入れ、張屏は蘭府を訪ねます。
ところが蘭府の門前には、科挙を控えた受験生たちが群がっていました。
試験官を務める蘭珏に取り入ろうと、誰もが高価な贈り物を掲げて必死にアピールしています。
門から出てきた蘭珏は、群がる学子たちの中から張屏の素朴なちまきに目を留めました。
張屏のちまきに込められた誠意を静かに褒めた後、蘭珏は他の受験生たちを鋭く見つめます。
誰からの贈り物も一切受け取らないと言い放ち、屋敷の前で騒がずに宿へ戻って勉強に励むよう厳しく諭しました。
高価な品を無視して張屏のちまきだけ褒める蘭珏、すごく良かったです!

一方、朝廷では太后が大理寺の仕事ぶりに不満を募らせていました。
その結果、大理寺は新しく人員を募集することになります。
この噂をいち早く聞きつけた陳籌は、張屏に知らせを持ってきました。
話を聞いた張屏は、事件の調査に近づくため、大理寺の雑用係として応募することを決意します。

そこへ、朝のちまきを食べ損ねた蘭珏が張屏の屋台へと足を運んできました。
しかし、蘭珏が期待していた卵黄ちまきは、すでに陳籌の胃袋の中に消えていたのです。
蘭珏の顔には隠しきれない失望の色が浮かびました。
それでも屋台の鍋には、炊きたての温かい粟粥がまだ残っています。
張屏から差し出された粥を、蘭珏は静かに口へと運びました。
粥を食べ終えたところで、張屏は蘭珏に改まった顔で切り出します。
折り入って相談したい頼み事があると言い、屋台ではなく蘭府で詳しく話す約束を取り付けました。

蘭府の書斎を訪れた張屏は、蘭珏に向かって思いがけない提案を口にします。
摩籮村の天罰事件の真相を暴くため、蘭珏に「鏡花水月」をかけさせてほしいと申し出ました。
その言葉を聞いた瞬間、蘭珏の表情から温もりが消え失せます。
蘭珏の父が問われた罪は、国を裏切って敵と通じたとされる通敵叛国の重罪でした。
この事件は過去20年間、朝廷の誰もが口をつぐんできた最も危険なタブーなのです。
少しでも関われば、命の保証などどこにもありません。
蘭珏は張屏にその恐ろしさを告げ、深く関わらないよう警告しました。
しかし張屏は、誰にも口外しないとまっすぐな視線で約束します。
そして、一人ひとりが真相に関心を持てば、どんな暗闇も隠れる場所を失うはずだと自分の信念を語りました。
張屏の純粋な覚悟に心を動かされた蘭珏は、ついに鏡花水月を受けることを承諾します。

鏡花水月術を成立させるためには、術を受ける者がすべての警戒を解き、心を完全に開かなければなりません。
蘭珏の記憶に残る唯一の手がかりは、かつて父を南境へといざなった謎の女性の存在でした。
父親はその女性について旅に出た後、都に戻った時には裏切り者の汚名を着せられていたのです。
しかし20年という長い歳月が流れ、その女性の顔立ちや姿形は霧の向こうへと消えていました。
張屏は水盤を用意し、鏡花水月術を発動させます。
水面の揺らぎとともに、二人の意識は深い意識の底へと引きずり込まれていきました。
たどり着いた鏡の世界で、蘭珏は幼い頃の自分自身が抱え込んできた心の魔物に取り憑かれます。
霧が晴れた目の前には、処刑台に引き据えられた父の姿がありました。
周囲を取り囲む兵士たちと、冷たく振り下ろされる処刑人の太刀。
父の首が容赦なく斬り落とされる瞬間を、幼い蘭珏はただ無力に立ち尽くして見つめることしかできません。
叫んでも手足を伸ばしても、惨劇を止める術はありませんでした。
過去のトラウマに閉じ込められた蘭珏の絶望が、冷たい水のように広がっていきます。
お父さんが目の前で斬られる光景は本当に胸が締めつけられました。

君子盟 10話の感想まとめ

一番印象に残った場面は、やっぱり張屏の鏡花水月術の中で蘭珏が父の処刑を追体験してしまうところです。
普段は礼部を仕切る冷静な官吏として振る舞っている蘭珏が、あの瞬間だけは幼い子供に戻って泣き叫んでいました。
20年もの間、目の前で父親が斬首された記憶を抱えながら一人で生きてきた事実を思うと胸が苦しくなります。
あの冷たい処刑台の光景をずっと胸の奥に閉じ込めていたなんて、背負ってきた傷の深さは計り知れません。
父親の無実を証明するために手段を選ばず出世を目指してきた理由が、あの場面にすべて詰まっていました。
いつも理不尽な運命に翻弄されている蘭珏を見ていると、本当に応援したくなりますよね。

一方、危険を恐れずに真相を暴こうとする張屏の強さも際立っていました。
命が危ないと警告されても一歩も引かず、闇を暴くべきだと静かに語る姿勢には心を打たれます。
ただ、そんな重苦しい展開の中にも温かい瞬間があって救われました。
王硯が約束を守って自分でこねた麺生地を誇らしげに持ってきた場面には、思わず頬が緩みます。
あの傲慢そうに見える王硯が、台所でせっせと粉を練っている姿を想像するだけで何だか微笑ましいです。
卵黄ちまきを陳籌に全部食べられてしまい、屋台の前で分かりやすく落胆していた蘭珏の姿も忘れられません。
それでも最後、暗闇の中で父親の最期を見つめながら震えていた蘭珏の姿が目に焼き付いて離れません。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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