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クルミットです♪
12話は、まるごと一話が「白娉婷vs楚北捷」の頭脳戦でした。
最初は城を挟んでの読み合い、次は広大な森の中での伏兵戦、最後は断崖での二人きりの対峙。場面がどんどん変わっていくのに、「お互いが相手を読み合っている」という緊張感はずっと続いていて、ちょっと珍しい構成の一話でした。
そして最後、娉婷が楚北捷のことを「信じる」と決める場面があります。ここがこの話の核心でした。
それでは12話を一緒に見ていきましょう!
孤高の花 12話のあらすじ
楚北捷(チュ・ペイジェ)は堪布城(かんぷじょう)の東南50里の地点に陣を張り、2日間まったく動きませんでした。凉軍の将・白娉婷(バイ・ペイティン)は斥候を何度も出して様子を探らせますが、晋軍は毎朝一部の歩兵が「百里茂林(ひゃくりもうりん)」という広大な密林に入り、深夜になって戻ってくる、ということしかわかりません。
娉婷は一晩中、堪布と百里茂林に関する古い典籍を読み続けます。そしてついに答えを見つけました。
百里茂林には「三花樹(さんかじゅ)」という木が群生しており、その樹液は毒蜂の攻撃性を引き出す性質があります。しかし飲み薬として使えば、毒蜂に刺されても平気な体になる解毒効果もある。楚北捷の作戦はこういうことでした。
三花樹の汁を塗った矢を城内に撃ち込んで大量の毒蜂を解き放ち、守備兵を戦えない状態にする。その間に晋軍の兵士たちは事前に三花樹の汁を飲んでいるので蜂に刺されても問題ない。毒が引いたところで一気に攻め込む。
毒蜂を兵器に使うって、誰がそんなことを思いつくのか。楚北捷の発想、普通じゃないですね。
娉婷はすぐに手を打ちます。弦が一本も欠けていない琴を用意するよう命じました。
楚北捷が大軍を率いて堪布城の正面に現れたとき、城壁の上にいたのは娉婷一人でした。彼女は悠然と琴を弾いていました。これが「空城計(くうじょうのけい)」です。城が空っぽであることをあえて見せることで、敵に「何か罠があるのでは」と疑わせる策として知られています(三国志の諸葛亮が使ったことで有名ですが、ここではドラマ独自の脚色です)。
数万の大軍を目の前にして一人で琴を弾く。この度胸、娉婷じゃないとできないです。
楚北捷は大軍を30里後退させます。しかしこの作戦、実は楚北捷にはすっかり読まれていました。堪布城がとっくに空になっていること、凉軍が百里茂林に移動していることを見抜いていたのです。彼は娉婷に3時間の猶予を与え、自ら彼女を百里茂林まで送り届けます。
敵の将を親切に送り届けるって……もうこの人、娉婷に対してだけ別の顔をしている。
舞台は百里茂林の中へ。
娉婷はまず若韓将軍(じゃかんしょうぐん)に命じて、典青峰(てんせいほう)の山中にある水源に毒を流させました。山の水を制すれば敵の動きを制限できます。しかし楚北捷も同じ発想で動いていた。彼は兵士に山の水を一切飲まないよう命令し、典青峰から流れる6本の水系それぞれに陣を置いて待ち伏せしました。
娉婷は少数の部隊を各所に送り込んで晋軍を攪乱します。本陣の場所を悟らせないようにしながら時間を稼ぐ。うまくいけばそれだけで戦況を有利にできる。
若韓将軍が「晋軍の陣を何度も急襲したが毎回空振りだった」と報告すると、娉婷はすぐに読みます。あれは囮だ。楚北捷の本隊は動かさず、楚北捷自身が典青峰の山頂を直接狙ってくる気だ。
山頂には「雲崖索道(うんがいさくどう)」という古いロープ道があります。それを使われたら山頂まで上ってこられてしまう。娉婷は索道を切断するよう命じ、上将軍には一万の精兵を引き連れ山腹で敵を待ち受けるよう指示しました。
ここまで全部読んでいるのに、楚北捷はその一手先を行っているんだろうな、という予感がずっとありました。
そして次の瞬間、楚北捷が単騎で山頂の陣の外に現れていました。
守備の兵では敵わない。娉婷は馬に飛び乗ってその場を離れようとしましたが、行く先は断崖でした。馬ごと落ちる、と思ったその瞬間、楚北捷の投げた縄が馬に巻きつき、崖落ちをぎりぎりで止めます。
そして二人はついに正面から向き合います。
娉婷は言いました。以前、刺客が「鎮北王の命令だ」と言っていた。あなたは私を殺そうとしていたはずだ。それが今さら助けるふりをして、何がしたいのか。
楚北捷は答えます。私はあなたを殺そうとしたことは一度もない。信じられないなら先に私を殺せばいい。
計算なのかそうじゃないのか、判断がつかない言い方だった。でも嘘には聞こえなかったです。
娉婷は彼の言葉を信じることにしました。楚北捷は「一緒に来てほしい」と手を差し伸べます。
孤高の花 12話の感想まとめ
一番残ったのは、断崖での「先に私を殺せ」の場面です。
言い訳でも弁明でもなく、ただ「疑うなら殺せ」と言うだけ。それが変な説得力になっていて、娉婷が信じた気持ちはわかります。納得というより、信じたかったんだと思いますが。
娉婷の空城計はかっこよかったです。一人で城壁に座り、数万の大軍を前に琴を弾く。頭でわかっていても実際にやれる人はなかなかいない。娉婷は知恵と胆力を両方持っているキャラクターで、この話はそれがよく出ていました。
頭脳戦の部分は面白かったです。お互いが相手の手を読んでいるのに、楚北捷が一枚上手で単騎で山頂に現れる。「一人で来たの」という驚きはちゃんとありました。
ただ、楚北捷が本当に刺客を出していないのかどうか、半信半疑のところがまだあります。娉婷は信じると決めたけど、刺客が「鎮北王の命令だ」と言った事実はあるわけで、どこかでその謎が解けるのを待っています。
崖の場面、助けてもらった後の娉婷の表情が諦めじゃなかった。まだ何か考えている顔をしていた。あの人、助けられた直後でも計算しているんですよね。
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