宮廷の諍い女-あらすじ-58話-59話-60話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

甄嬛を後宮に復帰させるため、雍正帝は甄嬛に鈕祜禄氏の姓を与え、熹妃の位を与えることに。しかし皇宮入り直前に果郡王が生還したため、甄嬛はお腹の子が果郡王の子だということは伏せて別れ、新たな諍いの待つ後宮に復活を果たし、永寿宮の住民に…

妊婦の甄嬛を直接攻撃するわけにはいかないので、皇后一派は周辺の切り崩しから甄嬛を削る策略に出るようになり、甄嬛の大事な人たちや、甄嬛との関係が揺らいでいるところを的確に狙っていきます。甄嬛は攻撃を避け、無事に出産までこぎつけられるのでしょうか?今回から陛下のお髭が増えますよ!(かなりどうでもいい情報…)

【宮廷の諍い女】(ネタバレあり)

第58話「禁断の夜」

浣碧は安陵容を信用するなと言うが、甄嬛には安陵容の言っていることすべてが嘘とは思えない。蘇培盛からの情報によると、安陵容と祺嬪は皇后の配下だが、互いに不仲だという。甄嬛も、単純な祺嬪は御しやすいが、陰湿な安陵容は同類の皇后にも扱えないだろうと見る。そして甄嬛は朧月がなつかないことの焦りと怒りを、雍正帝に向けるようになっていく。
妃嬪が皆、祺嬪程度に扱いやすいといいのですが、安陵容は香を盛ってきますからね~

甄嬛がずっと悩んでいるというので、雍正帝は甄遠道が回復したら会わせようと言う。祺嬪の嫉妬や仮病はまだ続いていたが、雍正帝と甄嬛は二人で儲秀宮に見舞いに行くことに。すると祺嬪は佩児を八つ当たりで折檻しており、欣貴人が「祺嬪は熹妃への嫉妬を、かつて熹妃付きだった佩児に当たり散らしている」と暴露する。佩児の傷を見た雍正帝は、祺嬪を「主位に値せず」と貴人に降格し、交蘆館での謹慎を命じ、儲秀宮は欣貴人が管理することに。
これで甄嬛は佩児の仇を討っただけでなく、欣貴人に恩を売ったということに

皇太后は甄嬛の腹が5か月にしては大きいと指摘するが、甄嬛は実は双子なのだと明かす。雍正帝は大喜びし、天下に告げるべきだと言い出すが、甄嬛は諍いを避けるために遠慮し、双子のことは内密にしてもらう。皇太后は甄嬛の代わりに沈眉荘に仕えさせてはどうかと助言し、皇后の病が治らない件を欽天監に診てもらうように言う。
お腹の大きさの不自然さは双子ということでクリア、超ラッキーですね♪

欽天監の副使・季惟生が御前に呼び出され、天象について変化はないかと聞かれ、月を凌駕しようとしていると言われた危宿は、吉祥に転じつつあると答える。その一方で「南方朱雀の井木犴と鬼宿が黒みがかり不吉な影をもたらしている」と報告し、御花園の南の宮にある妃嬪の親族のうち「木」の付く者が災いだという。安陵容の母親が「林」だというので、景仁宮から遠ざけ静養を命じることに。季惟生は雍正帝に気に入られ、病の正使に代わって正使の就任を命じられる。
季惟生は宮中復帰直後の56話に、甄嬛と沈眉荘が味方に引き込んだ者ですよね

雍正帝が碎玉軒を訪れたというので、甄嬛と端妃は沈眉荘が陛下を受け入れたことを驚きつつも、沈眉荘のために喜ぶ。酔った雍正帝はこれまでのすれ違いについて言い訳を重ね、皇太后が二人の情を温めようと酒を贈るが、沈眉荘がまだ割り切れていないのを察してそのまま養心殿へ帰ってしまう。
「皇太后が酒を贈った」ということの意味を察して陛下がひいたように思えるのですが

沈眉荘は皇太后の贈った酒の香りから、その意味するところを察する。しかし陛下に失望を重ねてきた年月はそんなに簡単には解けず、皇太后の酒をどんどん飲み進める。沈眉荘が飲みすぎなのを心配した侍女は温実初を呼び、駆け付けた温実初は沈眉荘に酒を勧められ、慰めるうちに酒の媚薬のせいで互いの寂しさを重ねあってしまう…
これは…「皇太后の酒」がこんな事態を引き起こしてしまうとは!

甄嬛は雨宿りのために立ち寄った宮で、濡れながら合歓の花を集める葉瀾依と出会い、春禧殿まで送るが、多くの猫を飼っているのを知り動揺する。葉瀾依は以前獣を馴らしていたことから、猫などお手の物だと言うが、甄嬛は葉瀾依の前では強気に振舞おうとする。
猫でも飼いならせば凶器になりますからね…

甄嬛は、沈眉荘を訪れた雍正帝が帰ってしまったというので、罪滅ぼしの再訪を勧めるが、沈眉荘は風邪だという。雍正帝は以前安陵容に魅入られたかのように離れがたかったが、離れるとどうでもよくなると語り、今は欽天監の言葉を気にして遠ざかっているという。そして誹謗中傷を受け流す寛大さと強さに、雍正帝はますます甄嬛に魅せられるように。
安陵容は陛下に中毒性のある香を使ったのでしょうか

毎月15日の雍正帝が皇后のもとを訪れる約束の日、皇后は甄嬛のお腹が通常よりも大きいと懸念を示すが、それが逆効果となり、雍正帝を怒らせてしまう…
陛下に双子の件を秘密にさせましたからね。甄嬛の策がピタリとはまっていますね♪

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第59話「太監と宮女」

温実初は沈眉荘に呼び出され、気まずいながらも脈診をすると、沈眉荘はあの夜の過ちで懐妊していた。沈眉荘はこの子を無事に産むため、雍正帝が通るのを待ち構え、腕輪をなくしたふりをして碎玉軒に誘い入れる。甄嬛は寵愛の復活を祝福するが、沈眉荘は「生きていくために踏ん切りをつけた」のだと語る。
陛下はまた騙されたわけですか…

沈眉荘は宴の席で懐妊を発表し、身ごもって二か月だという。甄嬛と沈眉荘の寵姫二人の懐妊に、雍正帝は大いに喜ぶが、皇后は沈眉荘のもとに剪秋を派遣して探りを入れる。甄嬛も沈眉荘も陛下への複雑な思いはあるが、子は守りたいという気持ちは一緒だった。
親友の二人が似たような境遇で懐妊するというなかなか危うい状況ですね

甄嬛と沈眉荘は敬妃を誘って端妃の宮を訪ねると、蘇培盛が居眠りをしており、雍正帝がちょうど訪れているとわかる。蘇培盛はうっかり瓔珞結びを落としてしまい、敬妃がそれを見て槿汐の作に似ていると指摘したので、槿汐は動揺してしまう。
拾ったのが他の妃嬪だったら危険なところでしたね

安陵容が沈眉荘を訪ねてきたため、子供のための刺繍の手助けをしてもらうが、そこに温実初が薬を持ってきたため、安陵容の表情が曇る。雍正帝は、沈眉荘が安陵容の来訪のたびに体調を悪くしていると聞き、不吉だからと安陵容の碎玉軒への訪問を禁止させる。
安陵容は過去の悪業から、刺繍の糸に何か塗ってないか?と疑ってしまいます

第四皇子が甄嬛に挨拶に行くのに、朧月を一緒に連れていきたいというので、敬妃は不安に駆られ、「第四皇子の行動は熹妃の指示かしら」と、朧月を奪われるのではないかと疑ってしまう。そんな敬妃の姿を見かけた剪秋は、敬妃を皇后のもとへ導く。
敬妃がとうとう闇落ちに?第四皇子はいいお兄ちゃんで微笑ましいのに…

甄嬛は8か月ということになっているが、実際は臨月のため、温実初に出産の準備を進めさせる。最近温実初が憔悴した様子で「過ちを犯したら許してくれるか」と聞いてきたため、「償うしかない」と答えたものの、甄嬛は温実初の悩みが何なのか不安を感じる。浣碧が槿汐の居場所について含み笑いの軽口で答えたため、甄嬛は浣碧の軽率さをたしなめる。
だんだん暗雲が漂ってきましたね

そこに皇后が敬妃と端妃を伴って永寿宮を訪れ、太監と宮女の親交を厳しく禁じているのに、槿汐作の瓔珞結びを蘇培盛が持っていたという。すでに蘇培盛と槿汐は拘束されており、甄嬛は告発したのが敬妃だと気付く。瓔珞結びの図案が男女の情を表す柳の葉を重ねたものだったことから、皇后は槿汐の部屋の捜索を行い、槿汐の部屋から春画の描かれた箱を発見する。甄嬛は何が何でも皇后の手から槿汐を守って見せると決意する。
全部が状況証拠でしかないものを無理やりに結び付けてきましたね~

雍正帝は蘇培盛が不在のため、身の回りのことがうまく回らず、不満に感じていた。自分の管理不足を謝罪する甄嬛に、雍正帝は自分も蘇培盛の管理不足を問われることになると笑うが、身重を理由に甄嬛を処分の件に関わらせない。嘆願すれば皇后の思うつぼのため、甄嬛は小允子たちが止めるのも聞かず慎刑司へ赴く。
陛下は内心、蘇培盛のことを助けたいのが見て取れます

慎刑司では槿汐が厳しい苦役を課せられていた。甄嬛は自分のために槿汐をこんな目に遭わせたと詫び、ここから出してあげると言うが、槿汐は慎刑司で果てる覚悟をしていた。槿汐は蘇培盛が拷問でも槿汐の名を吐かなかったというので、蘇培盛の真心を感じ、甄嬛と果郡王の絆を実感したのだという。そこで甄嬛は端妃に助けを求め、「陛下のため」蘇培盛を助けたいと持ち掛ける。
今まで慎刑司送りになった宮女たちは、こんな目に遭っていたのですね…

皇后はようやく交蘆館の祺貴人を訪ね、助ける代わりに恩に報いるようにと釘をさす。祺貴人は皇后のためなら死も厭わないと復讐を誓う。
祺貴人はもうずっと謹慎でもいいと思います♪

雍正帝が端妃のもとを訪れると、机に「孟子」が置かれていた。端妃は朱子学の創始者である朱熹の考えを批判し、情がないと言う。そこで雍正帝は槿汐と蘇培盛の処分について端妃に相談し意見を求める。端妃は「二人は慰めを求めただけ」と言い、君主の度量を見せて穏便に済ませ、身重の妃嬪のために殺戮は避けるべきだと助言する…
陛下が求めていた答えを第三者から提示するという、甄嬛の策略はお上手です!

第60話「新しい命の誕生」

雍正帝は豊作の報告に上機嫌で、更に端妃に人情の機微に触れる話を聞いたと甄嬛に語る。甄嬛は純元皇后の話を槿汐からよく聞いていたと言い、もし純元皇后なら槿汐と蘇培盛の問題をどう処置したかと語り、寛大な処置へと誘導する。雍正帝は皇后への不満から、槿汐と蘇培盛に同情的な判断に傾いていく。
陛下は蘇培盛を許したいのに、皇后が強硬なので困っていたのを、端妃に背中を押され、さらに甄嬛が純元皇后という言い訳を作って陛下の気持ちを正当化させたのですね

槿汐は1年分の俸禄没収で恩赦が出て、永寿宮へ戻ってくる。蘇培盛も養心殿に戻され、雍正帝の恩情に感謝しこれまで以上に献身的に仕えることに。蘇培盛が本気で槿汐と添いたいと訴えたため、雍正帝は二人の関係を許すことに。
蘇培盛と槿汐が互いを心配するところがグッときますね…

皇后への挨拶に甄嬛が堂々と現れたため、祺貴人は「配下は主の鑑」と嫌味を言う。そこに槿汐も姿を見せ、祺貴人に「熹妃娘娘に対して無礼」と敢然と抗議し、陛下の判断で許されたと言い返したため、他の妃嬪も甄嬛に表向き同調する。中秋を前に果郡王が帰京するため、陛下の意向で宴が催されることに。
祺貴人は張り切ったのでしょうが、所詮甄嬛の敵ではないですね♪

甄嬛は蘇培盛の労をねぎらい、「槿汐が非難されるのはこなたの宮女ゆえ」と語る。陛下の旧情のおかげで助かったものの、互いに今回のことを心に刻むことに。槿汐は変わらず蘇培盛の私邸に通っていたが、蘇培盛は槿汐が自分を頼ったのは甄嬛のためだと気付いており、縁を切ってもいいと切り出すが、槿汐は互いに必要な存在なのだと答える。
割り切った関係から始まったのに、今は誰よりも心が寄り添っている二人なのですね

果郡王の帰京の宴の日、葉瀾依(寧貴人)は頑として緑か青しか着ようとしない。そして浣碧もいつもより華やかに着飾っていた。果郡王は盛京に行っていたが風邪に見舞われ十数日倒れていたが、妻帯を勧められてもその気はないと返す。甄嬛は気持ちを落ち着けるため宴を抜け出す。しかし戻ったところで果郡王に話しかけられ、冷たい態度をとることしかできず、互いの無事を祈って別れるが、その様子を見ていた人影があった…
どこに人の目があるかわからないのに、うかつすぎますよ~!

甄嬛は宴から戻ることにするが、夜道に沢山の猫がいて、飛び掛かられた甄嬛は輿から落ちて産気づいてしまう。温実初が万が一の場合母体と子とどちらを優先するかを聞くが、甄嬛は何があっても子を第一に考えるようにと言い含め、自分だけ助かったら悲惨な方法で命を絶つと、温実初を脅す。雍正帝は、甄嬛と子に何かあれば侍医院を全員葬ると言い出す。
これは、猫を飼いならしている葉瀾依の仕業なのでしょうか?

甄嬛は皇子と公主を無事出産する。雍正帝は永寿宮の者全員に半年分の俸禄を与え、甄嬛には貴妃への昇格と、後宮指南役に任じることを決定する。甄嬛が咳をしたので、窓を開けたままにしていた宮女の斐雯が頬を打つ罰を雍正帝から下されるが、斐雯は納得がいかず泣きながら自分を打つ。雍正帝はさらに槿汐を蘇培盛の正式な妻として与えるという。
半年分のボーナスで、槿汐の減俸が半分チャラになったわけですね♪

皇太后は双子の出産を大いに喜び、雍正帝が第六皇子に「弘曕」と名付けたため、沈眉荘の子が生まれたら自分が名付けると張り切る。甄嬛はお腹が大きいとの疑いの噂も払拭できたが、甄嬛への寵愛が増すごとに、皇后への不満が増していた。皇后は雍正帝に、甄嬛の前で純元皇后の遺品の整理の話をして気を引こうとする…
甄嬛も皇后も、陛下と会話しているのになぜか裏では女二人で殴り合っている感じ…

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58~60話の感想

双子妊娠ということでかなりお腹が大きくなっていた甄嬛ですが、清朝の「花盆底鞋」といわれるあの底高の靴を履いて礼の姿勢を取り、そこから立ち上がるのですからかなり体幹が強いですね!無事に第六皇子と公主が誕生しましたが、史実では熹妃の子は第四皇子・弘暦と朧月公主だけで、弘曕は謙妃劉氏の子となっていて、史実にフィクションがうまく入れ込まれているようですね。

これで最愛の寵姫が皇子を産んだわけで、あまり優秀ではない手駒しか持たない皇后はいよいよ本気で甄嬛を追い詰めてくると思われます。何しろ末子継承制は都合よく使い分けられてきたので、陛下が第六皇子を皇太子に、と言い出してもおかしくないわけです。
そしてこのタイミングで、沈眉荘と甄嬛が親友同士、二人とも皇帝の子ではない懐妊とは!それでも互いに親友でもそこだけは打ち明けないのですね。このトップシークレットはこのまま漏れずに済めばいいのですが、完璧に隠したと思っていてもどこかに穴はあるもの。誰がどこから突っ込んで、どこに被害が生じるか予想がつきません。

そして、槿汐と蘇培盛の関係が発覚して一時はどうなるかと思われましたが、甄嬛の裏工作が功を奏して、最終的には陛下公認の夫婦に!日頃の行いって本当に大事ですね、このドラマを見ていると本当にそう思います。蘇培盛は最初から自分が利用されていると気付きながらも、槿汐を守ろうと体を張り、その想いが槿汐の心を動かし、陛下に届いたのですね。
そしてこのところ、陛下を知り尽くしているはずの皇后が、甄嬛憎しで判断力が鈍っているのか、陛下が蘇培盛を失いたくないという気持ちを見逃してしまったのが敗因だったように思われます。甄嬛はその気持ちを汲み取って、「純元皇后だったらどうしたか」という殺し文句で、皇后の処分を否定させることに成功したのですね。

今回の件の敗北が、ますます皇后の攻撃を強め、次回以降、終盤に向けて毎回誰かが陥れられていく恐怖のジェットコースター的展開が待ち構えていますので、心して立ち向かっていきましょう!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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