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クルミットです♪
第14話は、事件が起きるわけでも、大きな犠牲が出るわけでもありません。
でもその代わり、気持ちがじわじわ動いていく回でした。
「好き」という感情を、言葉にせず、でも確実に積み上げていく――
そんな日常パートが、逆にとても刺さります。
それでは第14話を一緒に見ていきましょう!
恋狐妖伝 14話のあらすじ
人族の集市に出した胭脂店で、東方月初は真面目に商売に取り組んでいます。
行き交う人族の女性たちにはほとんど目もくれず、
胭脂の配合や売り方ばかりを考える姿に、塗山雅雅は内心がっかり。
でも塗山紅紅はぽつりと、
「確かに、特別な人はいない」と言います。
この一言、さらっとしているのに意味が重い
月初は意外にも商才があり、胭脂はよく売れます。
雅雅は何とか人族の女性と縁を結ばせようとしますが、
本人にその気はまったくありません。
気づけば月初は、
「市場の調査」と言い訳して塗山紅紅を連れ出していました。
街では芝居小屋があり、
もたもたした役者に業を煮やした月初が、
突然舞台に上がって即興で演じ始めます。
その姿は、
いつもの素直で一生懸命な月初とは違い、
自由で、少し乱暴で、眩しい少年そのもの。
塗山紅紅の胸が、ほんの一瞬だけざわつきます。
二人で食べた湯円(タンユエン)。
人族の食べ物をあまり好まない紅紅が、
「甘い」と言って、少し驚いたように笑います。
父母の話になると、
月初はいつも楽しそうです。
父は母に頭が上がらない人だった、と。
幸せだった記憶を、ちゃんと幸せとして話せる強さ
紅紅の口元についた食べかすを、
月初が何気なく拭い、
そのまま栗を買って渡す流れも、とても自然。
街の喧騒、舞獅(獅子舞)、人々の笑い声。
ほんの短い時間ですが、
二人は“当主と人族”ではなく、ただ一緒にいる存在でした。
しかし、現実はやさしくありません。
老いた男性が、妖族に息子夫婦を殺された話をします。
孫と二人きりで生きるしかない現実。
紅紅は、
妖族が人族に与えてきた傷の重さを、改めて突きつけられます。
その裏で、
金人鳳は赤煉妖丹の話を持ち出し、
石姬は最後の一粒を渡します。
もう後戻りはできない選択。
一気盟もまた、
妖盟の成立を警戒し始め、
塗山を探る動きを強めていました。
日常に戻ると、
月初の住まいの窓が壊れ、修理代を請求されます。
塗山容容は一切の情けなし。
それでも月初は、
毎日欠かさず紅紅に食べ物を届けます。
紅紅が窓を直しに来た時、
流殤の“追愛宝典”を見つけてしまい、
月初は慌てて弁解。
実は彼自身、
人族集市が好きなわけではありません。
周囲の思惑は分かっているけれど、
自分の心は、誰にでも開けるものじゃない。
夏に備えて溜めていた冰棍(アイス)は、
気づけば全部なくなっていました。
犯人は塗山雅雅。
傲来三少に渡して、修行の秘訣を教えてもらうためです。
長老は紅紅を呼び、
「人族の後人のために、塗山を寒くするな」と諭します。
紅紅の心が柔らかいことは分かっている、
だからこそ月初は“正しい相手ではない”と。
それでも月初は、
まったく傷ついた様子を見せません。
冰棍の件で雅雅に詰め寄り、
今度は武功を教えてほしいとしつこく頼み込みます。
その頃、
金人鳳は「東方家の後人が現れた」と噂を流し、
一気盟は霊血を狙って塗山へ向かい始めます。
紅紅は、
傲来三少の視線の先にある感情に気づきつつ、
純粋な雅雅が傷つかないことを願います。
一気盟の者たちは途中で金人鳳に救われ、
彼を信じて裏道から塗山へ。
付澄は再び月初に密かに連絡を取ろうとしますが、
その動きはすでに金人鳳に察知されていました。
千愁泣で脅され、
偽の伝言を送らされることに。
月初の純質陽炎は確実に成長しています。
そこへ紅紅からの知らせ。
城外に集結する金人鳳と一気盟。
さらに、
付澄から届いた“いつもと違う文面”。
二人はすぐに理解します。
この伝言を書いたのは、付澄ではない。
罠です。
そして――
金人鳳は、一気盟の死体を使った陣で、
塗山紅紅に対抗しようとしていました。
恋狐妖伝 14話の感想まとめ
第14話は、
恋をしている時間と、世界が壊れていく時間が同時に流れている回でした。
市場での何気ない仕草、
食べ物を分け合う距離、
追いかける気持ち。
東方月初の想いは、もう隠しようがないくらいまっすぐ
一方で、
金人鳳と一気盟は確実に牙を剥き始めています。
日常が長く続くほど、
次に来る衝突が怖くなる。
塗山紅紅は、
当主としての立場と、
一人の存在としての感情の間で、
ますます逃げ場を失っているように見えました。
静かな回ほど、不穏。
そんな予感を強く残して、第14話は終わります。
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