惜花芷 第10話あらすじと感想|命を懸けた救出――危機の中で深まる絆、顧晏惜が花芷を守る夜

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

第9話では花家に久しぶりの笑顔が戻りましたが、第10話は一転――
陰謀の影が再び忍び寄ります。顧晏惜と花芷、そして芍薬。
それぞれの運命が交錯し、命を賭けた救出劇が描かれる緊迫の回です。

それでは第10話を一緒に見ていきましょう!

惜花芷 第10話のあらすじ

前回の蜂蜜の件で責められた蝉露。
実は母が病に伏しており、やむを得ず蜜を売っていたことが判明します。
林婉は事情を聞き、罰は一年間の月銭停止、治療費は自分の取り分から差し引くよう命じました。
さらに夏金娥の疑心を鎮めるため、帳簿を直接見せ、
花芷の取り分は秦姨娘と同額であると明言。

林婉は花芷に、夏金娥の背景を語ります。
「彼女は商家の娘で、夫婦仲が悪いからこそ、家を取り仕切りたいのです」と。
花芷はそれを聞き、彼女の強がりの裏にある孤独を悟ります。

敵意だと思っていたものが、実は“認められたい”気持ちだった――花芷の表情がやわらぐ瞬間が印象的でした。

花芷は理解を示し、自ら帳簿を夏金娥に渡して「どうぞご確認を」と差し出します。
対立ではなく、信頼で解く花芷の姿勢に、家の空気が少し変わっていくのでした。

一方その頃、顧晏惜の屋敷では波乱が。
下女がうっかり芍薬の院の門を開け放し、
そこへ火災事件の鍵を握る董老丈が立ち寄ります。
芍薬と話していたその瞬間――屋根の上から黒装束の刺客が糸を投げ、董老丈は絞殺。
彼が握っていたのは、顧晏惜に託された密書でした。

門が風で開き、外に出た芍薬を刺客は追跡。
まもなく、街で迷った芍薬が花芷の蜜弹儿の屋台にたどり着きます。
花芷は事情も知らぬまま、天真爛漫な芍薬を見て「一晩うちで休みなさい」と優しく迎え入れます。

この“偶然の出会い”が、のちの命の恩に繋がる――まるで運命に導かれたようでした。

夕食の席では芍薬が皆と笑い合い、花家の温かさに目を輝かせます。
その夜、咳の止まらない林婉の薬方を見て「三つ薬を変えれば治る」と助言。
医師は驚き、「見事な見立てだ」と感嘆。
花芷も芍薬の聡明さに感心します。

一方、七宿司では芍薬の行方が分からず夜通し捜索。
翌日、顧晏惜が街で芍薬と花芷を見つけ、安堵の笑み。
花芷は「芍薬は寂しがり屋。食事も一緒にしてあげて」と言葉をかけます。

花芷の優しさに、顧晏惜の頬がほんの少しゆるむ――この二人、距離が確実に縮まってきました。

顧晏惜は芍薬を屋敷に戻し、事情を問いただします。
芍薬は花芷を慕っており、「また会いたい」と涙。
顧晏惜は「家には戻らなくてもいい。ただし“姓は顧”と明かすな」と約束します。
妹の望みを叶えつつ、彼女を守るために花芷へ預け、食宿費として三百文を託しました。
花芷は受け取り、顧晏惜を紅果の林へ連れ出し、労働の手伝いをさせることに。

空が曇り始める中、二人は並んで作業をし、そのまま夕飯にも招待。
背後では、黒装束の影が再び近づいていました。

雨が降り始め、二人は軒下で雨宿り。
水面に波紋が広がる静かな時間。
家族の話をしながら、顧晏惜は十年前に母と芍薬を失った痛みを語ります。
花芷も「私も祖父たちと離れ離れ」と応じ、二人の心がそっと重なりました。

雨音の中での語らい、まるで世界が二人だけになったよう。静かなロマンが溢れていました。

その頃、七宿司の報告で顧晏惜は悟ります――「殺し屋は二人いる」。
急ぎ紫篁居へ戻ると、もう一人の刺客がすでに潜入していました。
芍薬を狙う刃が振り下ろされる瞬間、花芷が体を張って立ちはだかります。
そこへ顧晏惜が七宿司の兵を率いて突入。
刺客は花芷を人質に取り、弩を構えました。

顧晏惜は短く声をかけます。「弩が鳴ったら――右に避けろ」。
花芷は即座に理解し、身をひねったその瞬間、矢が放たれ、
刺客は顧晏惜の指示どおり射抜かれて絶命。

“信じる”一瞬の連携。命の危機の中で生まれた信頼が、言葉よりも強く伝わってきました。

惜花芷 第10話の感想まとめ

第10話はまさに緊張と温もりの対比。
芍薬の笑顔に救われ、花芷の勇気に胸を打たれ、顧晏惜の冷静な判断に痺れる回でした。

特にラストの救出シーンは、二人の間にある「心の呼吸」が見事。
指示一つで通じ合う信頼関係――
言葉ではなく、命を預ける瞬間にこそ“想い”が宿るんだと感じました。

また、冒頭の蝉露の件で見せた林婉の裁き方も印象的。
叱るだけでなく、理解し、罰を“共に背負う”母のような優しさが滲んでいました。
そして夏金娥の強がりに手を差し伸べた花芷の成長――彼女はもう少女ではなく、
家と人を守る“真の掌家”へと歩き出しています。

次回は、顧晏惜が追う“王府の火災の真相”がさらに動き出し、
花芷にも運命の試練が迫る予感。
雨の夜に生まれた信頼が、果たして二人をどこへ導くのでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメントする