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クルミットです♪
16話、派手な戦いがあるわけじゃないんですが、じわじわとしんどかったです。
顧雍という人物がとうとう退場するんですが、肝心なことを全部言えないまま終わって。
楊采薇と潘樾はお互いの気持ちが透けて見えているのに、どんどんすれ違っていく。
三姑娘のお葬式で二人が黙ってすれ違う場面、あれでこの話が締まります。
それでは16話を一緒に見ていきましょう!
花間令 16話のあらすじ
この話は卓瀾江が仲間内に内通者がいると確信するところから始まります。
誰にも気取られないよう、密かに調査を始めました。
一方で、三姑娘が亡くなったことで新たな問題が起きていました。
三姑娘の妹・霜霜が「凶手の身内だ」という理由で、遺体と一緒に放り出されそうになっていたんです。
話を聞いた楊采薇がすぐ駆けつけます。
妹のせいじゃないのに。本当に理不尽な話です。
そこへ潘樾も現れました。
潘樾は三姑娘の遺体にそっと線香を一本手向けると、「今日からこの店は県衙に氷飲みを特供する。騒ぎを起こした者は公正に処罰する」と静かに宣言します。
その一言で場の空気が変わり、集まっていた人々は引き上げていきました。
線香を一本あげた、それだけの動作なんですが、なんか見ていられなかったです。
残った楊采薇は三姑娘の遺体を前に、しばらく動けずにいました。
こういうとき、捕まえた凶手が本当に極悪人であればと切実に思う、と。
潘樾は霜霜の傍に楊采薇をつけて先に戻ります。
泣き止まない霜霜に、楊采薇は童謡を教えてあげました。近くにいた物乞いの子どもたちも自然と覚えてしまって。
—
その後、潘樾は獄中の顧雍に会いに行きます。
これまでずっと調査を妨害し続けてきた男です。
潘樾が問います。三姑娘に対して親としての情はなかったのか、と。
顧雍は反省の色を見せませんでした。
潘樾はもう少し踏み込みます。十年前、楊采薇の父親一家を殺したのはお前か。
顧雍はあっさり認めました。
しかし楊采薇本人を手にかけたかという問いには、否定しました。
楊采薇が生きているのは偶然じゃなかった、ということですよね。じゃあ誰が助けたのか、という疑問が残ります。
顧雍の令牌には「四」の刻字がありました。自分の上にまだ三人いる、ということです。
潘樾がその人物を問い詰めても、顧雍は黙ったまま。
「あなたでは私を守れない」というのが理由でした。
—
その頃、水波紋という組織が顧雍の抹殺命令を下していました。
追い詰められた顧雍は突然、潘樾に会いたいと言い出します。
禾陽から連れ出して安全を確保してくれるなら話す、と。
潘樾は動きました。
顧雍の替え玉を牢屋に残し、本物を京城へ連れ出す計画を立てます。郡主(身分の高い女性)に護衛を頼む算段でした。
ところが出発しようとした矢先、顧雍が突然毒で倒れます。
以前に印泥を押した際、すでに毒が仕込まれていたんです。
あと少しで話を聞き出せたのに。「安全な場所で話す」という言葉、こんな終わり方になるとは。
顧雍が死の間際に残したのは「楊」という一字だけでした。
—
この日、卓瀾江は父親を見舞っています。
父親はいつも通り婚姻を急かすのですが、今の卓瀾江には好きな人がいる。
いつか必ず連れてくる、と穏やかに答えました。
卓瀾江のこういうシーン、ちょっとほっとします。あの人は真っ直ぐで良い。
—
楊采薇は偶然、以前自分を助けてくれた人物が潘樾だったと気づきます。
急いで確かめに行くと、潘樾は静かに認めました。でもすぐ付け加えます。「あれは公務だ」と。
「公務だ」って。その一言、ちょっとひどくないですか。
潘樾は続けます。楊采薇を京城へ行かせたい、と。
禾陽にいる限り守れない、同じようなことが再び起きても対処できないから、と。
楊采薇には「出て行ってほしい」という言葉にしか聞こえませんでした。
そこへ卓瀾江がちょうど来て、楊采薇を連れ出そうとします。
楊采薇はそのまま怒りに任せて県衙を出ていきました。
出がけに阿沢が来て、凌児に彼女の好きな果物を届けてくれました。
楊采薇はほんの一瞬、潘樾が送ってきたのかと思った。違いました。
—
その夜、楊采薇は卓瀾江と酒を飲みます。
潘樾には郡主がいる。自分の名前も身分も偽物。
そもそも自分はこの体の本来の持ち主ではなく、他人の器に居候している存在だから、潘樾を恨む立場にもない。本音も言えない。
「恨む立場もない」という言葉、きつかったです。悲しい以前に、どこにも気持ちを置けない状態。
一方の潘樾は阿沢から楊采薇の様子を聞いても、不機嫌そうに追い払います。
新しく来た料理人の料理も手がつかず、明らかに気持ちが落ちていました。
三姑娘の埋葬の日。
潘樾も、卓瀾江も、楊采薇も来ていました。
霜霜は墓前でずっと泣いていました。もうこれで家族が誰もいなくなった。
楊采薇と潘樾はすれ違いました。
二人とも一度も相手の顔を見ませんでした。
花間令 16話の感想まとめ
この話で一番引っかかっているのは、顧雍が死の間際に言った「楊」の一字です。
楊采薇のことを指しているのか、それとも別の「楊」なのか。
潘樾もその場で大きな動揺は見せなかったけど、内心どう受け取ったのか。
「公務だ」という一言、楊采薇と同じくらいきつかったです。
助けてくれたのが潘樾だったとようやくわかって、確かめに行ったのに、あの返し方。
潘樾が本音を隠すための言葉だとはわかっていても、受け取る側はそうは聞こえないですよね。
楊采薇が「恨む立場もない」と言いながら飲んでいる場面、気持ちの整理のしようがない状態だと思いました。
好きかどうか以前に、自分の存在そのものが不確かで、そこに感情が乗っても出口がない。
でも潘樾のほうも、食事も進まず、明らかに気持ちが落ちていた。
三姑娘のお葬式で霜霜が泣いている横を、楊采薇と潘樾が一言も交わさずすれ違う場面。
霜霜の泣き声だけが聞こえているあの静けさが、しばらく頭から離れませんでした。
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