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クルミットです♪
42話、アントクオウたちがついに覆面の義士の正体を知る場面が来ました。蘭陵王が生きていた。それだけで十分すぎるくらいなのに、同じ夜、蘭陵王が家の外から雪舞と幼いヘイアンをそっと見守っている場面があって、もうなんとも言えない気持ちになりました。
それでは42話を一緒に見ていきましょう!
蘭陵王 42話のあらすじ
アントクオウ(安德王)とヨウシシン(杨士深)は、民間で義賊として動いているという覆面の義士を捕らえる命令を受けます。ふたりは普通の兵士に変装して、米俵を積んだ馬車を仕立てました。「この米は県が民から搾り取ったものだ」という噂を意図的に流して、義士をおびき寄せる作戦です。
覆面の義士が義を持つ人物であれば、必ずその米を民に返そうとする。そう読んだわけです。
罠の張り方が、ちょっと妙に手が込んでいて。でも「義士がいる」と信じて動いているあたり、ふたりも根はまともな人なんだなと思いました。
作戦通り、覆面の義士は現れます。しかし交戦してアントクオウたちは負けました。仮面を剥がすと、そこには蘭陵王(ランリョウオウ)の顔がありました。
生きていた。
アントクオウもヨウシシンも、驚いたはずです。でも次の瞬間、ふたりとも喜んで蘭陵王に従うと決めた。捕らえるどころか、義士としての蘭陵王の行いを見てきたうえで「ついていく」と決めた感じがして、この場面は良かったです。
驚きより先に喜びが来た、あの表情。どれだけ待ち望んでいたのかが、顔に出ていました。
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一方、別の場所ではウブンヨウ(宇文邕)が雪舞(セツブ)のもとを訪れていました。彼が連れてきたのは、以前雪舞から引き離されていた愛馬・トウセツです。馬を返し、もう宮廷へ戻らなくていいと告げた。
ウブンヨウという人物、これまでも雪舞に複雑な形で関わってきましたが、この場面だけ見ると意地悪には見えないんですよね。
「戻らなくていい」が本当の優しさなのか、それとも諦めなのか、表情からだけではわからなくて。
雪舞は今、賤民村でヘイアン(平安)の世話をしながら、村の子たちに読み書きを教え、農作物の育て方も伝えて暮らしています。穏やかで、この村が雪舞に合っているみたいで、見ていてほっとします。
そして夜。
蘭陵王は家の外から、明かりの中にいる雪舞と眠るヘイアンをこっそり見ていました。愛馬のトウセツに静かに話しかけながら。声もかけず、そこにいることを知らせることもなく、ただ遠くから見ているだけです。
遠くから見ているだけって、自分で選んでいるようで、選ばされているんですよね。蘭陵王の立場では戻れないから。それがきつくて。
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翌日、アントクオウが雪舞のもとを訪ねます。蘭陵王が生きていることは話しませんでした。でも、民間で義賊として慕われている覆面の義士の話をします。
雪舞はその話を聞いて、覆面の義士を「本当にいい人だ」と思った様子でした。正体も知らないまま、夫を褒めている。アントクオウはどんな顔でそれを聞いていたのか。
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フォウショウレン(冯小怜)はこの覆面の義士が、逃げたはずの蘭陵王ではないかと疑い始めます。コウイ(高纬)に内緒で、ソテイ(祖珽)を密かに送り込んで追跡させることにしました。
フォウショウレンが動き出したのが、じわっと嫌な感じで。あの人は計算ずくで動くので、単純な悪役というより読めなくて怖い。
夜、ヘイアンが泣き止まなくなります。村の年長者から「新しい服を作ってあげなさい」と言われた雪舞は、翌日、市場へ布を買いに出かけます。しかし市場で強盗に遭い、財布を盗まれてしまいました。途方に暮れる雪舞で、42話は終わります。
蘭陵王 42話の感想まとめ
一番残ったのは、夜に家の外から雪舞とヘイアンを見る蘭陵王の場面でした。
トウセツに話しかけながら、ただそこに立っている。台詞が少ないぶんだけ、じわっと来ました。覆面の義士として村を助けて回りながら、ひとつだけ届かないものがある。それがずっとそこにある、という感じが。
アントクオウとヨウシシンの反応も良かったです。捕まえに来たのに、喜んでついていくことにした。あのふたりが蘭陵王を信じているのが伝わってきて、ここは素直に良かったと思いました。
雪舞が覆面の義士を褒めた場面は、小さいけど引っかかります。正体を知らないまま夫を「いい人だ」と思っている。アントクオウはその場でどんな気持ちで聞いていたんだろう、と考えてしまいました。
フォウショウレンがソテイを動かしたのは素直に嫌です。穏やかな時間が戻りかけているタイミングで、必ず邪魔が来る。計算して来るのが一番性質が悪い。
市場での強盗は、このままでは終わらなそうで、誰かが助けに来る流れになるのかなと思いながら見ていました。
でも今話は、蘭陵王が暗闇の中で雪舞をそっと見ていた、あの場面一つで全部持っていかれました。
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