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クルミットです♪
ついに最終回です。
全46話、長かったです。ランリョウオウと雪舞が何度すれ違って、何度傷ついて、それでもまだ一緒にいようとした、その話がここで終わります。
最終回は覚悟がいります。でも、ちゃんと見届けてほしい回でもあります。
それでは最終回を一緒に見ていきましょう!
蘭陵王 最終回(第46話)のあらすじ
夜の洛陽(らくよう)。ランリョウオウは暗闇にまぎれて城を離れます。
一方、セツブはピンアン(平安)を安全な場所に預けてから、愛馬踏雪に乗って出発します。
ランリョウオウに黙って、ひとりで行ったんです。これだけで、もう胸が痛い。
翌朝、宮廷の東宮の門前。覆面姿の人物が馬で真っ直ぐ突入し、花火のような爆発物を放って混乱を作り出します。そのすきに、コウイ(高緯)の寵姫であるフォンショウレン(馮小憐)を拉致することに成功します。
気を失っていたフォンショウレンが目を覚ますと、体は縄で縛られていました。覆面の人物が仮面を外す。それがセツブだったのです。
あの突入シーン、全然セツブだと気づかなかったので「え、そうなの」ってなりました。
そのころランリョウオウは、安徳王が自分に隠して、雪舞がひとり宮廷に潜入し、高緯と馮小憐を殺そうとしていることを知ります。セツブがひとりで宮廷に乗り込んでいる。それを聞いた瞬間、ランリョウオウは部屋を飛び出して全速力で宮廷へ向かいます。
宮廷に踏み込んだランリョウオウは、セツブが無事でいる姿を確認してひとまずほっとします。
でもそこで終わらないのがこのドラマです。
城壁の上にコウイが現れ、弓を構えていました。セツブが影の方向へ目を向けたとき、もう矢は放たれていました。
ランリョウオウが反応する間もなかった。
セツブは体を張ってランリョウオウの前に出て、毒矢を受けて倒れます。
あの一瞬のことを、ちゃんと言葉にできる気がしないです。見ていた手が止まりました。
コウイはさらに矢をフォンショウレンに向けて放ちます。矢は彼女の心臓を射抜き、そのまま絶命します。
そしてコウイ自身も、フォンショウレンが日ごろ自分に飲ませていた毒薬を取り出して、自ら命を絶ちます。
コウイが最後に自分で死を選ぶとは思っていなかったので、少し意外でした。フォンショウレンへの気持ちは本物だったということなのか。でも、それだけで受け取るには、積み上げてきた業が重すぎる。
倒れたセツブは、息絶える前にランリョウオウに言葉を残します。
ピンアンをしっかり育ててほしい。自分のことは忘れていい。いつかいい人を見つけてほしい。ひとりで老いていかないで。
ランリョウオウは男の涙を流しながら答えます。「俺の妻は、この生涯で楊雪舞ただひとりだ」と。
でも言い切る前に、セツブは息を引き取りました。
「言い終わる前に」というのが、一番きつかった。聞けたのか、聞けなかったのか。
その後は、歴史の流れが描かれます。
ウブンヨウ(宇文邕)が北斉(ほくせい)を滅ぼし、北方を統一します。長年の分裂と戦乱が終わり、人々はようやく故郷を再建し、穏やかな日々を取り戻します。
それから二年後、ウブンヨウは過労により病死します。
やがてヨウケン(楊堅)が北周(ほくしゅう)の政権を引き継ぎ、百年続いた南北朝の混乱を終わらせて隋(ずい)を建国します。
歴史だけが、静かに続いていきます。
蘭陵王 最終回の感想・大結局まとめ
一番印象に残っているのは、セツブが矢を受けるあの場面です。
ランリョウオウが反応できなかった、というのがよかったと思います。かばわれて終わり、じゃなくて、ランリョウオウが何もできなかった、という重さが残るから。
セツブの最期の言葉が「忘れていい」「いい人を見つけて」という内容だったこと、しばらく引きずりました。自分が死ぬ瞬間にそんなことを言える人って、どういう気持ちでいたんだろう。そのことをずっと考えていました。
ランリョウオウが「この生涯、セツブひとりだ」と言い切ったのに、セツブはその言葉を全部は聞けなかった。そこが一番きつかったです。
全46話を通して、このドラマはずっとランリョウオウとセツブの「届かなさ」の話だったと思います。会えない、言えない、伝わらない、間に合わない。それがずっと積み重なって、最後にやっとふたりがそこにいる、という瞬間に終わる。
歴史のエピローグ部分はわりとあっさりしていましたが、それでいいと思いました。ふたりの話が終わった後に、歴史だけが淡々と流れていく。その静かさが、かえってじわっときました。
またいつか配信や再放送で出会えたら、今度はもう少し落ち着いて見たいな、と思っています。セツブが最後に「ピンアンをよろしく」と頼んだこと、ランリョウオウはちゃんと守ったはずだと信じながら。
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