九重紫 第14話 あらすじ 処刑寸前の鄔善を救う宋墨と閨儀大会で機転を利かせる竇昭

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牢獄に入れられてしまった鄔善の運命がどうなるのか、前回の終わりからずっと落ち着かない気持ちでいました。
無実の若者が権力の犠牲になるなんて、見ているだけで胸が苦しくなります。
でも今回は、宋墨の必死の動きや竇昭の賢さがたっぷり見られて、思わずスカッとする場面もありました。
それでは14話を一緒に見ていきましょう!

九重紫 14話のあらすじ

竇昭は、暗い牢獄に囚われている鄔善のもとへ面会に行きます。
鄔善は、竇昭の顔を見るなり、これが会うのは六回目だと静かに数えていました。
自分の命が危ないというのに、そんなことまで覚えているなんて健気すぎます。
竇昭は、罠だと分かっていてどうして飛び込んできたのかと問い詰めました。
鄔善は少しも迷わずに答えます。
罠だとは思ったけれど、万が一それが本当だったら、竇昭の命を危険に晒すことになる。そんな危険を冒すことなんて自分には絶対にできなかった、と胸の内を明かしました。
そして、投獄されたことに少しの後悔もないけれど、祖父を巻き込んでしまったことだけが申し訳ないと言っています。
悲しまないでほしいと言う鄔善に対し、竇昭は自分を責めるばかりです。
自分が巻き込んでしまった、最初から知り合わなければよかったと涙ぐむ竇昭の手を取り、鄔善は告げます。
竇昭と出会えたことこそが、自分の人生で一番幸せな出来事だったと微笑むのでした。

自分の命より竇昭の無事を優先する鄔善の優しさに、思わず鼻の奥がツンとしました。

そして、非情にも鄔善が処刑場へと引き立てられる日がやってきます。
道中では、集まった都の民たちが口々に鄔善は善人だと叫び、役人たちを遮ろうとしました。
一方、宮殿の門前では、鄔善の祖父である鄔閣老と宋墨が冷たい地面に跪いています。
鄔閣老は辞職願を差し出し、自分は年老いて耄碌した、最初から戦など主張すべきではなかったと大声で叫びました。
ただ一目皇帝に拝謁して言葉を交わしたい、そのためなら万死も厭わないと必死に訴え続けます。

処刑場では、審判官が鄔善に罪を認める書類へ署名するよう執拗に迫っていました。
しかし、鄔善は祖父の名誉を泥で汚すわけにはいかないと突っぱね、死んでも認める気はありません。
しびれを切らした監斬官が、ついに処刑の命令を下したのです。
刃が振り下ろされそうになったその瞬間、宋墨が馬を飛ばして駆け込んできました。
手には皇帝からの聖旨が握られています!
皇帝は鄔閣老の必死の訴えを聞き入れ、面会を果たしていたのです。
聖旨によって下された処分は、死刑ではなく降格でした。
元佑宮の彫像を再建して修復する役目を命じられただけで、重罰は免れたのです。
命拾いをした鄔善は群衆の中に竇昭の姿を見つけ、竇昭もほっとした笑みを返しました。

都を去る日、見送りに立っていた竇昭へ、鄔善は穏やかな顔で言葉を残します。
自由は自分の手で勝ち取るものだから、竇昭も恐れずに愛する人を追いかけてほしい、と背中を押しました。
遠ざかる背中を見つめる竇昭の隣へ、宋墨が静かに歩み寄ってきます。
今の鄔善は一族の重苦しい束縛から抜け出せたのだから、これで好きなことができるはずだと慰めました。

あの息苦しい名家から解放されたと思うと、これは鄔善にとって新しい人生の始まりですね。

宋墨は、懐から一通の血書を取り出して竇昭に手渡します。
それは、獄中で死を覚悟した鄔善が自分の血で書き残した手紙だったのです。
そこには後悔の念など微塵もなく、ただ鳥籠の中の鳥のままで終わりたくなかったという強い思いが綴られていました。
それを読んだ竇昭の心に、深い悲しみが押し寄せます。
自分は知恵を巡らせて遠くからでも勝てると思っていたのに、冷酷な権力の前ではあまりに無力でした。
しかも、その恐ろしい権力を握っているのが、身内であるはずの竇世枢だという現実に嫌気が差します。
すると宋墨は、数日後に竇世枢が力真への使節として都を離れることを明かしました。
力真へ派遣された前任者は、とうに命を落として墓の草が生い茂っているような危険な地です。
竇世枢が最近ひどく沈んだ顔をしていた理由が、ようやく腑に落ちました。
これこそ、鄔閣老と宋墨が皇帝の前で仕組んだ見事な意趣返しだったのです。
宋墨は、自由は必ず勝ち取れる、鳥籠だって鳥を閉じ込め続けられるとは限らないと告げます。
山へ歩き出す竇昭のあとを、宋墨は慌てて追いかけていきました。

それから三か月が過ぎ、季節は演武場での勝負の場へと移ります。
董琪は先皇から賜った弓矢をこれ見よがしに掲げ、自分が一番になるのだと鼻息を荒くしていました。
海昌伯が、父親からひどい折檻を受けた宋墨なんかに勝ち目はないと嫌味を並べ立てます。
すかさず割って入った顧玉が、海昌伯へ容赦ない皮肉を浴びせて追い返しました。

同じ頃、朝廷が主催する名家の令嬢たちを集めた「閨儀大会」が開かれます。
竇世枢が無事に使節の役目を果たして戻ったため、竇家の娘たちも参加を許されていました。
審査員を務めるのは魏廷瑜の姉である魏廷珍です。
魏廷珍は裏で王映雪からたっぷりと贈り物を受け取っており、竇明を勝たせる気でいました。
ところが第一関門の料理対決で、思わぬ波乱が待ち受けていたのです。
竇明が一生懸命に仕上げた料理を、通りかかった梁令嬢がわざとぶつかって台無しにしてしまいます。
あっけなく落選した竇明は、その場に泣き崩れました。
図に乗った梁令嬢は、今度は竇昭の質素な料理を小馬鹿にし、同じように突き飛ばそうと狙いを定めます。
でも、竇昭はそんな罠に引っかかるほど甘くはなかったのです。
すっと身をかわすと、勢い余った梁令嬢の料理が地面へ叩きつけられます。
梁令嬢はその場で落選となり、竇昭は見事に妹の仇を討ちました。

人の料理をわざと落とすなんて下品すぎますし、自滅して転んだ瞬間は本当に胸がすきました!

料理対決を制した竇昭は、そのまま総合で首位の座を勝ち取ります。
面白くない魏廷珍は、竇昭が男子の博戯にまで首を突っ込んでいると言い立てました。
品行が悪いから首位を取り消すべきだと難癖をつけます。
そこへ堂々と姿を現したのが、皇帝の姉である淑徳長公主でした。
長公主は魏廷珍の言葉をぴしゃりと遮ります。
自分だって若い頃は馬を走らせて弓を引き、博戯で遊んだこともある、皇帝だって女子の博戯を禁じてはいないと叱りつけました。
威圧された魏廷珍は顔色を失い、慌てて頭を下げて引き下がります。

一方、森へ逃げ出していた竇明は、偶然にも魏廷瑜の姿を見かけていました。
魏廷瑜は白いウサギに弓を番えながらも、あまりの愛らしさに矢を放てずにいます。
その頼りなくも優しい横顔を見て、竇明の胸に淡い思いが芽生えたのです。

長公主は、堂々とした竇昭の受け答えをとても気に入り、昔の自分を見ているようだと目を細めます。
そして、囲猟で誰が一番の獲物を仕留めると思うかと竇昭に尋ねました。
竇昭は迷わずに董琪の名前を挙げます。
長公主は宋墨が一番優れていると考えていましたが、竇昭の考えにも筋が通っていると納得しました。
宋墨の置かれた状況や立場を誰よりも深く見抜いているのは、やはり竇昭だったのです。

狩りを終えた男たちが戻ると、董琪は仕留めた大きなトラを誇らしげに見せつけました。
対する宋墨が捕らえてきたのは、たった一匹の毒蛇だけです。
宋墨は、自分はただこの国の平穏を守りたいだけだと静かに語ります。
父親の宋宜春は、口先ばかり上手い卑怯者だと息子を罵りました。
でも、その姿を見た皇帝は、かつて忠義を尽くした蒋梅蓀の面影を宋墨の中に思い出します。
宋宜春に向かって、お前は父親失格だと怒声を浴びせました。
ここまで酷い怪我を負わせるような折檻をするなど言語道断だと激怒します。
皇帝は自らの着ていた外套を宋墨の肩に優しく掛け、金吾衛の指揮使という重職をその場で授けました。

そこへ、任務から戻った竇世枢が駆け込んできます。
太子が馬の取引市場を開く件について問い詰めている最中だと知った皇帝は、一同を連れてその場へ向かいました。
長公主は宋墨だけでなく、竇昭の手もしっかり引いて連れていきます。

幕舎では、重臣たちが馬市を開くべきかどうかで激しい議論を戦わせていました。
皇帝は場を静め、自由に意見を述べるよう促します。
そこで長公主が、商売に長けている竇昭に意見を聞いてみてはどうかと助言しました。
今回の囲猟でも、竇昭は賭けで大勝ちして大金を手に入れたばかりだったのです。
皇帝が面白がって理由を尋ねると、竇昭は落ち着いて仕組みを明かします。
董琪が勝つという噂をあらかじめ流して周囲に董琪へ賭けさせ、自分は最初から宋墨へ賭けて総取りしたのだと。
竇昭の知恵に感心した皇帝は、続けて馬市についての見解を求めました。
竇昭が淀みなく述べた見事な商売の道筋に、皇帝は大喜びします。
自らの手で竇昭を立たせると、すべて竇昭の言った通りに進めるよう指示を出しました。

朝廷の難しい会議の真ん中で、堂々と自分の商売観を語る竇昭が本当にかっこよかったです。

大功を立てた竇昭へ、皇帝は何でも褒美を取らせようとします。
すかさず長公主が、竇昭と宋墨の婚姻を取り持ってあげてはどうかと口を挟みました。
けれど、竇昭は慌てることなく、一歩先手を打ちます。
自分はただ民のためにジャガイモを栽培したい、その許可だけをいただきたいと願い出ました。
そこへ竇世枢が横槍を入れます。
竇昭にはすでに済寧侯府の魏廷瑜という婚約者がおり、嫁いだ後に夫を畑仕事に付き合わせるわけにはいかないと牽制しました。
皇帝は宋墨を振り返り、困ったように視線を落とします。
名門の武家でありながら、魏廷瑜の代で武芸が廃れてしまったことを惜しんだ皇帝は、魏廷瑜を金吾衛へ送り込んで鍛え直すことを決めました。
そして、宋墨には気位の高い景玉公主を娶らせてはどうかと提案します。
長公主が、あの公主の気性の激しさは他人が決められるものではないとやんわり止め、縁談の話はひとまず立ち消えとなりました。

御前を下がった竇昭を、宋墨が呼び止めます。
望むなら、自分が力を貸して魏廷瑜との婚約を白紙に戻してやってもいいと告げました。
しかし、竇昭はきっぱりと首を横に振ります。
自分の厄介ごとは、どこまでも自分の力で決着をつけるつもりだったのです。
その時、竇明がまだ屋敷に戻っていないという知らせが届きます。
竇昭は、妹が魏廷瑜と一緒にいるに違いないと直感しました。
宋墨に声をかけ、ふたりで急ぎ竇明の行方を捜しに向かいます。

九重紫 14話の感想まとめ

処刑場で宋墨が馬を飛ばして駆けつけた瞬間は、胸を撫で下ろしました。
あのまま鄔善が命を落としていたら、あまりに救いがなさすぎます。
死罪を免れて元佑宮の修復という任務に就いたのは、実質的な左遷ではありました。
でも、ドロドロした権力争いから離れられたのだから、これでよかったのでしょうか?
牢獄で書いた血書に、鳥籠の鳥で終わりたくなかったと綴っていた鄔善の言葉が刺さりました。
彼が竇昭に送った「自由は自分で勝ち取るもの」という言葉は、きっとこれからの彼女の支えになりますよね。

そして、閨儀大会での竇昭のスカッとする立ち回りも見事でした。
王映雪にお金を積まれて竇明を贔屓しようとした魏廷珍の鼻っ柱をへし折ってくれたのが最高です。
嫌味な梁令嬢が自分で料理をひっくり返して自滅した場面は、思わず笑ってしまいました。
その後、男子の博戯をやったと難癖をつけられたところへ、長公主が颯爽と味方についてくれたのが頼もしかったです。
若い頃の自分に似ていると目を細める長公主と竇昭のやり取りは、見ていて本当に気持ちがいいですね。

一方、宋墨と父親の宋宜春の確執には、相変わらず胸が痛みます。
傷だらけの息子に対して、平気で人前であんな罵声を浴びせられる父親がどこにいるでしょうか?
皇帝が宋宜春の酷い仕打ちを叱り飛ばし、宋墨に自らの外套を着せて金吾衛の指揮使に任命した場面は、見ていてぐっと来ました。
宋墨の孤独な戦いを、皇帝が少しでも認めてくれたのが唯一の救いです。

それにしても、竇昭の頭の回転の早さには毎回驚かされます。
狩りの結果をうまく利用して賭けで大儲けするだけでなく、馬市の議論でも皇帝を唸らせるなんて、本当に頼もしいかぎりです。
長公主が宋墨との結婚を勧めてくれたのに、とっさに「ジャガイモを植えたい」と言い出すところは竇昭らしくて思わずクスッと笑ってしまいました。
宋墨が婚約破棄を手伝うと言ってくれたのに、自分のことは自分で片付けると突っぱねる頑固さも彼女らしい魅力です。
最後はウサギを射殺せなかった魏廷瑜に惹かれ始めた竇明を探しに行くことになりましたが、この先このややこしい人間関係がどう転がっていくのか、魏廷瑜の頼りない行動も含めてじっくり見届けたいです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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