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クルミットです♪
21話、静かなのにじわじわ嫌な予感が積み重なっていく回でした。カク皇后が涙で父の罪を赦してもらい、コウジュンが政敵に陥れられはじめ、そしてラストにギョクシュが眠れる皇帝に銀針を刺す。派手な戦や怒号はないのに、見終わったあとにどっと疲れる感じがあります。
それでは21話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 21話のあらすじ
話はカク皇后がゲンカン(皇帝)の寝床の前にひざまずいているところから始まります。父のカクケンのために涙をこぼしながら訴える姿に、ゲンカンも強くは出られなかったようです。「カクケン自身が非を認めるなら良い」という条件を出して、その場を収めました。
涙の前では皇帝も折れるんだなあ、というのが正直な感想。カク皇后、いつも損な役回りなんだけど、こういうとき動けるのは強さだと思います。
翌日、ゲンカンはカクケンに「二皇子チョウユウの学問を見てやれ、朝廷への出仕は免除する」という命を下しました。事実上の謹慎解除です。カクケンにとっては面目を保てる落としどころで、ゲンカンらしいやり方だなと思います。
一方、リュウガは馬車で皇陵へ向かっていました。以前に亡くなった子の霊を守るための3年間の守灵(しゅれい)を命じられていたのです。住まいは簡素で、お世辞にも豪華とは言えない。
でも、リュウガはそこで久しぶりに笑顔を見せます。
皇城の外に出ただけで、こんなに表情が変わるんだ。それだけ宮中での日々が息苦しかったんですよね。
侍女ワンアルと一緒に布団を整えながら、のびのびしているリュウガ。見送りに来たソギカンもその笑顔を見て安心したのか、多くを語らず急いで城へ戻っていきます。ソギカンも口が重い人だけど、ちゃんとリュウガのことを気にかけているのが伝わりました。
そしてチョウユウとカクケンの場面。カクケンは孝経(こうきょう)をチョウユウに徹底的に書き写させます。カク皇后から「食事を届けなさい」と言われるくらいの長時間。チョウユウは文句も言わず黙々と書き続けました。
子どもが黙々と写経するの、どうしても可哀想に見えてしまって。カクケン、真面目すぎる。
書き写しが終わったころ、ゲンカンがチョウユウを御書房に呼びます。行ってみると父は寝椅子に横になって「暑い暑い」と眉をひそめている。侍官チョウケイソウがチョウユウに目くばせをすると、チョウユウはすかさず団扇を手にとって父に風を送り始めます。
これ、ゲンカンが仕組んだ孝心テストでした。
大笑いしながら起き上がったゲンカン。そこでチョウユウが孝経を流ちょうに暗唱してみせると、父はとても満足そうな顔をします。翌日の朝廷ではカクケンを正式に太師(たいし)の位に叙封。孝経を教えた功績として、まさかの大抜擢です。
一昨日まで謹慎だった人が太師って、出世というかなんというか。ゲンカンの人事、振れ幅が大きい。
同じ朝廷でコウジュンが提案を一つ出します。澶淵(せんえん)の盟約以来、世は太平。三品以上の官僚の俸禄と軍の費用を削減し、民を豊かにするべきだと。ゲンカンはこれを支持しました。
この「コウジュン推し」の流れが、後でひっくり返っていきます。
オウキンジャクの屋敷に、ハン太傅が訪ねてきました。ハン太傅はさりげなく「澶淵の一戦では、あなたはそれほど評価されなかったな」と言ってオウキンジャクの傷口をつつきます。そしてコウジュンが影で邪魔をしているのでは、と示唆。
これ完全に煽ってる。ハン太傅、本当に嫌な絡み方をする人です。
オウキンジャクはすぐには乗らなかったけれど、ハン太傅は「あなたを引き立てる方法がある」と言い残します。何をたくらんでいるのか。
その直後、街では見知らぬ集団がコウジュンを称える文句の書かれた額を担いで練り歩く騒ぎが起きます。表向きは賞賛。でもコウジュンの目には「功が主を超える」と読めてしまう危ない内容だった。案の定、オウキンジャクがゲンカンの耳元で囁きます。「民はあの盟約を屈辱と思っている」という偽りの風評まで付け加えて。ゲンカンはそれを聞いて怒り、席を立ちました。
コウジュンへの信頼が揺らぎ始めた瞬間です。
もう一つの流れが、ギョクシュの話。
ギョクシュはゲンカンの側室で、潘家の娘です。以前から滑胎(かったい)、つまり流産を繰り返していると描かれています。
潘夫人は娘のために「神医」を呼び、治療を頼みました。ところがその医師が出してきたのは薬を塗った銀針で、「皇帝の血を取れれば原因がわかる」という話です。怪しさ全開。
侍女ユウアルがその銀針を持ってギョクシュの元に戻り、「お子ができれば地位も安泰」と言い聞かせます。ギョクシュは最初は怖気づいていましたが、ユウアルに説き伏せられてしまいます。
深夜、枕元で眠るゲンカンを見ながら、ギョクシュは銀針を手にします。何度も声をかけて反応がないことを確かめ、息を整えて、思い切って刺した。
翌朝、ゲンカンの着替えを手伝いながら、首の後ろの針跡が目立っていないか確認しようとするギョクシュ。挙動がおかしいのに気づいたゲンカンは「ハン太傅が朝廷に来ていないから心配しているのか」と声をかけて、実家への帰省を許可しました。
ギョクシュは気づかれていないとわかって、ひとまず安心した様子です。
大宋宮詞 21話の感想まとめ
一番印象に残ったのは、やっぱりラストのギョクシュのシーンです。
暗い部屋で眠る皇帝の横に座って、何度も名前を呼んで、反応がないことを確かめてから銀針を取り出す。あの一連の動きが怖かった。ギョクシュ自身が嫌がっているのに、「お子ができれば」という言葉に負けてしまった。
ユウアルも悪いけど、根っこにある潘家の圧が一番問題だと思う。ギョクシュ、断れない立場なんですよね。
その銀針が本当に治療目的なのか、それとも全く別の目的なのか、まだわかりません。ただ「潘家が皇帝の血を必要としている」という事実だけで、どう見ても普通じゃない。
コウジュンの話も気になる。額を担いで練り歩くあの場面、あれは明らかに誰かが仕組んだものです。コウジュンが功を誇っているように見せる罠。ゲンカンが怒って席を立った顔が忘れられない。あの瞬間、コウジュンの立場はすでに傾いていました。
リュウガが皇陵で笑顔になった場面は、なんだか複雑でした。嬉しいのに、同時に宮中にいるとああはなれないんだなって。
この話で一番静かに怖かったのは、翌朝ゲンカンがギョクシュの様子を「ハン太傅のことを心配しているのか」と読み間違えたところです。針を刺された側が全く気づかずに気遣ってみせる。ギョクシュの震えが、ゲンカンには全然違う意味に見えていた。あの場面の噛み合わなさが、ずっと頭に残っています。
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