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前回、毒事件の濡れ衣を晴らした陸貞でしたが、まだまだ宮廷内には萧貴妃や沈嘉敏、そして太后の思惑が渦巻き、気の休まる暇がありません。そんな中、皇上が陸貞にとった“ある行動”が波紋を広げ、さらには高湛と陸貞の仲を引き裂く大きな原因となりそうで……。波乱だらけの第28話、じっくり見ていきたいと思います。
それでは第28話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第28話のあらすじ
皇上(こうじょう)は体調を崩した陸貞(ルチン)を心配し、なんと自らの御轎(ぎょきょう)を用いて青鏡殿に送り届けます。このニュースは瞬く間に宮中を駆け巡り、萧唤云(しょうかんうん)や沈嘉敏(しん・かびん)らは大きな衝撃を受けることに。
皇上がそこまで陸貞を大事に思うのか、と考えると、貴妃たちの動揺は想像以上ですね
萧貴妃は憤慨のあまり楽器を投げ飛ばし、沈嘉敏はショックのあまり取り乱してしまいます。そんな状況を見ていた王尚儀(おうしょうぎ)は、“これを機に陸貞を追い詰める”よう示唆し、陸貞が寝込んでいる間に権限を奪ってしまおうと沈碧(しん・へき)にそそのかします。
一方で太后(たいごう)も皇上の動きに興味を示し、「陸貞をわざわざ御轎に乗せたのは何を狙っているのか」と考えつつも、「もし皇上が本当に陸貞を気に入っているのなら、妃にしてしまえばいいのに」と首をかしげます。すると娄青蔷(ろうせいじょう)は、「陸貞が妃になれば、萧貴妃があっという間に陥れに来るでしょう」と説明し、太后は「では、陸貞に女官としてしっかり力をつけてもらおう」と方針を固めるのです。
太后が陸貞をかばうように動くのは珍しい光景ですよね
体調が回復した陸貞は司衣司に戻ろうとしますが、自分の私物が強制的に持ち出されていたり、残っていた書類は山積みにされて混乱状態。さらに王尚儀は「未完の規則を暗唱しろ」と強要し、沈碧の前で跪かせる始末です。とはいえ、太后から「今年の女官試験で全優を取れば、七品官位に戻してやる」とも言われたため、陸貞は何とか立ち直ろうと努力を続けます。
そんな中、彼女は高湛(こうたん)と久しぶりに再会。喜び勇んで話しかけるものの、高湛は「太后に会ったそうだな。お前が昇進したいばかりに巴結しているんじゃないか?」と疑心をぶつけます。陸貞も「私のことは“小さいこと”扱いで、母親の仇しか見ていないあなたにわかるはずない」と怒り返し、大ゲンカに発展。
ここまで培ってきた二人の絆が、一気に崩れてしまうのではないかとハラハラします
感情的になった高湛は、咲き乱れる花を投げつけ、その拍子に大切な白虎の置物が衣の袖から転げ落ち地面で砕けてしまいます。陸貞は思わず悲鳴をあげ、破片で手を切ってしまうほどショックを受けるのです。高湛も思わず立ち尽くしますが、結局は言葉にならぬままその場を立ち去ってしまいました。
後で高湛は元禄(げんろく)に「白虎の欠片を集めておけ」と命じ、さらに「誰かが俺たちを利用して、太后と陸貞を近づけようとしている」と気づき始めます。だが、時すでに遅し。陸貞には深い傷を負わせたうえ、自身も辛い気持ちに苛まれるばかりです。
白虎が砕けたシーンは、二人の関係が崩れ落ちていく象徴に見えて胸が痛いです
そんな頃、萧唤云(しょうかんうん)は、かつて高湛が贈ってくれた金の折り鶴を見つけ、一気に気持ちがあふれ出し彼のもとへ。高湛は「もう陸貞をいじめるのはやめてくれ」と懇願しますが、萧貴妃は「あなたの心を取り戻すため、私はどんな手段でも使う」と言わんばかり。さらに「皇上に子ができないように薬で妨害している」と明かし、「もし皇上が三十で死ねば、鮮卑の習わしで叔父であるあなたが後を継ぎ、私が皇后になれる」と豪語。高湛は激怒し、彼女を思わず平手打ち。激しい口論の末、彼女は歪んだ愛をあきらめようとしない姿を見せるのです。
萧唤云の「皇上に子ができないようにする」行為は衝撃的…愛が憎しみに変わった形が怖いです
後宮の涙 第28話の感想まとめ
今回のエピソードは、まさに大波乱でしたね。まずは皇上が御轎で陸貞を送ったという事件が、萧貴妃や沈嘉敏、宮中の面々を大いに揺さぶり、二人をあからさまに妨害しはじめた展開がスリリング。さらに高湛が陸貞との関係をめぐって苛立ちを募らせ、遂には白虎が砕けるシーンへ……。
これまで大切な思い出の象徴だった白虎が割れてしまうのは、見ていて胸が締めつけられました
萧唤云も「皇上への毒薬」で跡継ぎを妨げるなど、一線を越えた陰謀に踏み込んでいるのが衝撃的です。高湛が母の仇や皇位をどう考え、陸貞をどう守るのか、そして二人の気持ちが今後どう交錯していくのか——気になる要素が一気に噴出した第28話でした。
陸貞が太后の後押しを得つつも、萧貴妃・沈嘉敏たちの包囲網がどんどん強まっている現状は、まさに正念場といえるでしょう。高湛が砕けた白虎の欠片をどうするのか、萧唤云の狂気がどこまで暴走するのか、次回はさらに大きな波乱が待ち受けていそうですね。
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