後宮の涙 第58話(最終回)|結末は!?高湛が同昌公主との婚礼を拒否! そして陸貞は…

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ついに『後宮の涙』もこの第58話が最終回。高湛が同昌公主との婚礼を宣言した皇上に真っ向から反発する中、陸貞との愛はどうなるのか――クライマックスの展開が目白押しです。
それでは第58話を一緒に見ていきましょう!

後宮の涙 第58話のあらすじ

陸貞は越国夫人から呼び出され、「同昌公主を皇后に迎えるよう高湛を説得せよ」と迫られます。越国夫人の狙いは“自国の公主を正式に皇后へ送り込み、皇上を掌握”すること。陸貞は「私はただの女官、そんな権限はない」と断りますが、越国夫人は「あなたが皇上の寵愛を受けているのは誰もが知る事実。皇上が専情でも同昌公主の美貌なら、そのうち専寵を勝ち取れる」と強気に出ます。
「いくら美貌があっても、下毒まがいで嫁ぐなんて本来の公主らしさがないですよね…」

陸貞は「私たちの皇上は強引に嫁がせても、結局は心を開かない可能性がある」と反論。すると越国夫人は「そもそも陸貞はあの時、皇上に服用させた“至陰の薬”のせいで子が産めない体になったでしょう?」と衝撃の言葉を放ちます。陸貞は「そんなの嘘だ」と怒りを露わにしますが、越国夫人は「もしそうでなければ、なぜ皇上はあえて同昌を迎えようとしない? もし子を産めないなら、その地位も長くは保てないのでは?」と挑発。さらには「皇上の毒の解毒薬は私たちが握っている」と脅迫めいたことまで言いだすのです。

動揺した陸貞は元禄に「皇上は子どもができればきっと喜んでくれると思う?」と尋ね、元禄は「もちろん喜ぶだろう」と答えます。高湛はその後も体調不良に苦しみ、陸貞や忠叔は「陳国の渡してきた“秘薬”に問題があるのでは?」と疑いながらも、当面は服用せざるを得ない状況に。そんななか、同昌公主と越国夫人が押しかけてきて「高湛が公主を皇后に迎えれば、毒の解薬を渡し、駐留している大軍も引き揚げる」と迫ります。

高湛は「誰がなんと言おうと、私は陸貞を皇后に迎える」と言い切り、同昌公主との婚礼を頑なに拒否。しかし越国夫人は威圧的に「私たちを怒らせれば血の惨事になる」と宣言し、複雑な空気が漂います。陸貞は「人質のようにされるくらいなら…」と考え抜いた末、密かに手紙を残して姿を消し、「もう私を探さないで。代わりに同昌公主を娶ってほしい」と涙ながらに訴えたのです。
「愛する人のために身を引く陸貞が切なすぎて、見ていて胸が痛くなります」

皇上は陸貞が姿を消したことに激しくショックを受け、大声で吐血するほどの悲しみに包まれます。沈嘉彦に送り出される形で、陸貞は西域へと旅立っていき、その間に高湛は「陸貞を失うぐらいなら死を選ぶ」と思い詰めます。しかし最終的には、天下万民のため「やむを得ず」同昌公主を迎えると宣言し、納采の儀を強行するのです。ただし、その裏には「同昌公主と越国夫人に報復する」という黒い決意があり、毒によって陸貞を苦しめた事の代償を払わせようとも考えている様子。

結婚式の夜、皇上は同昌公主の顔を上げると、そこにあるのは“本来の公主”とは違う、知的に問題を抱えたように見える女性の姿。越国夫人は土下座して「公主はもともと○○病を患っている」と涙を流します。これに激怒した皇上は「こんな策略を用いて陸貞を苦しめた罪、絶対に許さん」と言い、同昌との夜も拒否したまま、喜服を手に抱いて一人床につくのです。

月日は流れ――さらに3年後。皇上は陸貞の不在を嘆きつつ、繰り返す病を抱えているため、朝堂でも体調を崩しがち。多くの大臣が「官窖と織染署は陸貞がいなくなってから衰退してしまった」と嘆き、皇上は「それでも私が信じて待つしかない」と言葉を漏らします。そんななか、沈嘉彦が「そろそろ良い報せが届くかもしれない」と微笑みかけると、陸貞は旅から戻り、皇上の目の前に立っていました。
「再会シーンは感動的! すべての苦労が報われた瞬間でしょうね」

陸貞は「私も離れる覚悟はあったけれど、結局帰ってきた。これ以上あなたを待たせたくない」と涙ながらに言い、高湛は「俺ももう陸貞無しでは生きられない」と抱き合って再会を喜びます。ちょうど陳文帝が亡くなり、陳国の圧力が消えたこともあって、二人を邪魔する外的要因はほぼ消滅。ところが、同昌公主が残っている状況で、陸貞は「彼女も被害者。今さら皇后の座を求めないから、好きな道を歩ませてほしい」と優しく語り、自ら女官として政務を支える道を選びます。

やがて皇上が重い病で亡くなり、高湛も旧傷に苦しみながら帝位を継ぐが、後に禅位して太子に任せる形に。時は流れて陸貞が逝去したとき、この大きな宮殿にはほとんど人の影もなく、その名を覚えているのは数人だけ――というラストに幕を閉じます。

後宮の涙 第58話(最終回)の感想まとめ

最終回だけあって、怒涛の展開でしたね。高湛が同昌公主を娶らないと公言しつつ、陸貞が自らいなくなることで彼を救おうとする、互いの思いやりが切なかったです。最終的には陸貞が戻り、二人が再会する場面は待ち望んだ“幸せの瞬間”でしたが、その後の時代の流れの中で、皇上の死や高湛の禅位など、無常を感じずにはいられません。
「長い苦難を経てやっと結ばれた二人でしたが、世の移ろいは残酷。最終的には“名を知る人も少ない”という歴史の陰に消えてしまうところが印象的です」

そうはいっても、陸貞の努力と功績は官窖や織染署の発展、大勢の人の暮らしを支えた事実として残り、彼女の名を記憶している者も少なからず存在するという示唆は嬉しい部分。最後はしんみりとした結末でしたが、「陸貞が激動の時代を生き抜いた姿」を振り返ると、深い感動に包まれますよね。

これで『後宮の涙』も大団円(?)ですが、愛と責務を全うした登場人物たちの歩みは余韻を残してくれます。さまざまな思いを抱えながらの最終回、読んでくださりありがとうございました♪

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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