楽游原 第33話あらすじと感想|柳承鋒の奸計、揺れる朝堂――崔倚“叛国”疑惑で都は再び修羅場に

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

柳承鋒が再び毒矢のような罠を放ち、崔倚に“通敵叛国”の嫌疑が――。朝堂は一瞬で火だるま、李嶷と崔琳の覚悟も試される第33話。証言、放火、口封じ、そして“良娣”人事まで畳みかける流れに、私の心拍も上がりっぱなしでした。

それでは第33話を一緒に見ていきましょう!

楽游原 第33話のあらすじ

揭硕人・加里が出廷し、**「崔倚は揭硕と内通し、白水関は破約の末の敗北だ」**と証言。
裴献は即座に反駁するも、対立する大臣は周到に準備済みで、空証文を“物語”に仕立てて既成事実化。
新皇は加里の“おべっか”に満悦、雲行きは一気に崔家不利へ。

この場面、新皇の“気持ちよさそうな顔”が辛い…。事実より“耳障りの良い言葉”を好むトップほど厄介なものはないですよね。

李嶷は**「勾結の日時・方法・誰が聞いたのか・なぜ口封じされていないのか」を具体追及。加里は柳承鋒の名を持ち出し、対面尋問へ。柳承鋒は嘘を真に見せる話術で新皇の信を掴み、逆に「李嶷が信じないのは私情」と反咬。
裴献は「二王の乱で崔倚は真っ先に駆けつけ聖駕を救った」と事実を挙げるが、柳承鋒は「それこそ事前通牒の証」と詭弁で潰す。新皇は「呼び戻して糾明」**の方針に傾く。

理を尽くすより“語り口と勢い”で押し切る柳承鋒、こういう敵が一番怖い…!

同刻、大理寺が“走水(火災)”。加里は死亡、柳承鋒は負傷――最重要証人の口封じが完了し、疑いはますます崔倚へ。新皇は裴献に**「崔倚を追え」と迫るが、板挟みの裴献に対し、李嶷が裴源の出動**を提案。

一方、ある大臣が**「崔琳にも要注意」と主張。李嶷は「さきほどまで崔琳の房中にいた」と遮り、新皇は激昂。李嶷は「窓から忍んだ」と正直申告してさらに油を注ぎ、「太子妃は崔琳以外あり得ない」**と宣言してしまう。

ここ、李嶷の“直球すぎる愛”に胸は熱くなるけど、政治上は火に油…!と両手で頭抱えたのは私だけじゃないはず。

新皇は顧相に促され、「李嶷自身が崔倚を連れ戻し、実情を糾す」方針に。裏では新皇×顧相の密約が進み、先に顧婉娘を良娣に冊封→のち太子妃へという“既成事実”の筋書きが走り始める。

崔琳は**「父が都に来れば危うい、帰郷すれば通敵の烙印」と苦悩。結局、崔倚は李嶷の説得で入京**。ところが戻った李嶷が見たのは、顧婉娘の良娣冊封と、侍女の**「主は自縊を…」という泣き込み。
李嶷は駆けつけ、「自分が仲を裂く気はない。生きよ」**と友として説得――彼女の“筋書き”とは知らずに。

ラスト、大雨の大殿前で李嶷が跪奏。「崔倚は無辜」。しかし新皇は門を閉ざし不見。
「忠を迫害し、何が為君か」――李嶷の嘆きが、雨音に掻き消される。

土砂降り+跪奏=李嶷の“真っ直ぐさ”が骨身に染みる。報われない正しさほど痛いものはないですね。

スポンサーリンク

楽游原 第33話の感想まとめ

柳承鋒の“証言連鎖トリック”がとにかく巧妙。①傀儡証人(加里)で火種→②同時多発の火災で口封じ→③負傷アピールで被害者ポジ→④恋慕と私情を絡め相手の主張を“色眼鏡”に落とす。
言質と出来事の時系列を綺麗に“線”へ変換して、新皇の承認欲求を満たす。心理誘導×イベント演出の二段構え、怖すぎます。

“事実かどうか”より“信じたい物語”が勝つ――このドラマの権力テーマが一段と鮮烈に。

一方で、李嶷の**「崔琳は唯一の太子妃」宣言は最高にロマン。
でも国家運営の盤上では、相手に“不義の口実”**を与える刃にも。
崔琳の房中にいた告白は、愛の潔白でもあり、政治の失点でもある――ここに二人の“理想と現実のズレ”が凝縮されていました。

私個人は、この“真っ直ぐさ”が李嶷の魅力の核だと思う。だからこそ周囲に“守る胆力”がもっと必要なんですよね。

顧婉娘の良娣→自縊未遂の流れも相当な一手。
“賢良で退く女”を演じつつ、情と世論の同情を両取りする巧さ。
崔琳に対する“静かな宣戦布告”として、後の火種になりそうです。

そして本筋――崔倚回京の是非。
「戻れば危うい、戻らねば叛国」…どちらも地雷。
この状況で李嶷が選んだ“正面突破”は、逃げない太子としての矜持の表れ。
あとは、**証拠の再構築(時系列と動機の再検証/火災の成分鑑定/柳承鋒の移動経路)**をどう積むかがカギでしょう。

個人的ハイライトは大雨の跪奏。あの背中に、“国の器”の輪郭が見えました。

次回、崔倚取り調べ/顧良娣の“既成事実”強行/柳承鋒の次の罠――盤面はさらに加速。
雨の都で、誰の声が天に届くのか。二人の覚悟と絆を、最後まで見届けたいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメントする