鶴唳華亭 第9話 あらすじ 斉王が文昔を側妃に望み引き裂かれる太子と陸英の決断

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父の陸英が都にやってきたと思ったら、怪しい李柏舟がさっそく現れて不穏な空気になりました。
文昔と蕭定権がせっかく惹かれ合っているのに、周りの大人の思惑に巻き込まれて胸が痛みます。
それでは9話を一緒に見ていきましょう!

鶴唳華亭 9話のあらすじ

陸文普は泥まみれの着物のまま、やっとの思いで家にたどり着きます。
都に着いたばかりの父親の陸英は、長男のみっともない姿を見て顔を曇らせました。
文普は張紹筠にからかわれて池に落とされたとは正直に言えません。
ただ足元を滑らせて池に落ちただけだと、気まずそうに取り繕いました。
そこへ、父親が到着したと知った妹の陸文昔も嬉しそうに駆け戻ってきます。
久しぶりに会えた父の体を心配してあれこれ尋ねる文昔ですが、陸英の態度は素っ気ないものでした。
陸英は子どもたちに長居をさせず、部屋から下がるように命じます。


泥だらけで言い訳するお兄ちゃんの気まずそうな顔、見ていて切なくなりました。

子どもたちを急いで下がらせたのには、深刻な理由がありました。
奥の客間には、中書令の李柏舟がどっかりと座っていたのです。
李柏舟は満面に笑みを浮かべながら、陸英の立派な子どもたちをわざとらしく褒めそやします。
しかし、その口から飛び出したのは文普が張紹筠に池へ落とされた一件でした。
わざわざその話題を持ち出して、昔からある張陸正と陸英の確執をチクチクと刺激します。
陸英は過去のいざこざなど話したくありません。
それでも李柏舟は、相手が嫌がる痛いところをずけずけと突いてきました。
文普が無実の罪で科挙の漏洩騒動に巻き込まれたのは、蕭定権と盧世瑜のせいだと言い放ちます。
あの二人こそが事件を裏で操っていた張本人なのだと吹き込んできました。


ニコニコ笑いながら相手の古傷をえぐってくる李柏舟、本当に性格が悪すぎます!

陸英は李柏舟のそんな挑発を真に受けるような人物ではありません。
すると李柏舟は冷笑を浮かべ、事件が不自然な形で急に片付いた事実を突きつけてきます。
中書省には、盧世瑜が官職を退くという奏疏が届いたばかり。
やましい秘密があるからこそ慌てて身を引いた証拠だと言い、巻き込まれた文普を哀れんでみせます。
考え込む陸英に対し、李柏舟は畳みかけるように宮中の噂を口にしました。
皇太子の蕭定権が張陸正の娘を妻に迎えるという話。
もしその婚姻がまとまれば、張陸正は勢力を強めて必ず陸家を叩きにくるのだと脅しました。
陸家が生き残る道は、斉王の蕭定棠につく以外にないのだと強く迫ります。
そして李柏舟は、屋敷を訪ねてきた本当の目的を切り出しました。
蕭定棠が陸文昔を側妃として娶りたいと望んでおり、その仲人として結納品を届けにきたのです。
思いもよらない要求を突きつけられた陸英は、激しく動揺します。
その場で承諾することは到底できず、数日考えさせてほしいと濁すしかありませんでした。


娘を政争の道具として差し出せと言われた陸英の困り果てた表情、見ていて辛いです。

同じころ、文昔は蕭定権から借りたマントを大事そうに抱えて部屋に戻っていました。
兄の文普から、そんな上等な品を誰からもらったのかとしつこく問い詰められます。
文昔は照れながらはぐらかし、兄妹で楽しそうにじゃれ合っていました。
幼い末っ子の文晋も、仲の良い兄と姉のやり取りを見てつられて声を上げて笑います。
その無邪気な笑い声を、客間を出た陸英は遠くから静かに見つめていました。
李柏舟と蕭定棠の要求にどう答えるべきか、父親の眉間には重い苦悩が刻まれます。


子どもたちが楽しそうに笑い合っている姿を見つめるお父さんの目が、重苦しくて胸に刺さりました。

李柏舟は蕭定棠の屋敷に戻り、交渉の様子を報告していました。
陸英の胸には、何年経っても消えない深いトゲが刺さったままだったのです。
かつて都を追われた時、妻は文晋を産んだばかりの弱った体で過酷な蜀の任地へ同行しました。
そして土地の風土に耐え切れず、わずか二年足らずで病に倒れて命を落としたのです。
妻を死なせてしまった後悔から、陸英は残された子どもたちに無償の愛を注ぎ続けてきました。
その情の深さこそが、陸英の最大の弱点なのだと李柏舟は冷たく笑います。
手強い相手だからこそ、親族にして抱き込むのが一番確実な方法。
李柏舟はこの側妃の話を、自分の娘である斉王妃には内緒にしています。
嫉妬深い王妃が知れば、怒って大騒ぎを始めるのが目に見えているからです。


家族を亡くした悲しみを弱点として利用するなんて、李柏舟のやり方は本当に汚いですね。

翌日、文昔は前日に蕭定権と交わした大相国寺での密会の約束に向かおうとします。
文普は心配して妹の外出を止めようとしました。
しかし、陸英が静かに外出を認めてくれたため、文昔は嬉しそうに屋敷を飛び出していきます。
妹の姿が見えなくなると、文普は蕭定権の正体に気づいていたことを父に打ち明けました。
文昔と皇太子がお互いに惹かれ合っているという事実。
息子の言葉を聞いた陸英は、言葉を失うほどの強い衝撃を受けました。
娘があの蕭定権と密かに出会い、想いを寄せていたなんて思いもしなかったのです。


お兄ちゃん、妹が家を出る前にどうしてお父さんに教えてあげなかったの?

大相国寺の境内で、蕭定権は一人でじっと文昔の到着を待ち続けていました。
しかし、約束の時間を過ぎても彼女はやってきません。
待っていた蕭定権の前に現れたのは、文昔ではなく父親の陸英でした。
陸英は恭しく頭を下げ、蕭定権のマントを両手で丁寧に返却します。
そして、太子に対して改まって頼み事があると切り出しました。
同じころ、文昔は街を走る馬車の中で一人、寂しそうにうつむいていました。
文普から話を聞いた陸英は、すぐに人を走らせて娘を途中で引き止めさせたのです。
二度と太子と関わってはならないと父から厳しく命じられた文昔。
約束の場所へ行くことすら許されなかった娘の胸は、冷たい哀しみで満たされていました。


お父さんに止められて、馬車の中で一人で泣きそうになっている文昔が可哀想でたまりません!

陸英から頼み事を告げられた蕭定権は、激しい怒りを抱えたまま戻ってきます。
屋敷に帰るなり誰彼かまわず当たり散らし、荒れ狂う蕭定権。
そばに仕える従兄弟の顧逢恩は、何が原因で太子が不機嫌なのか全く理解できず困り果てます。
夜になり、蕭定権は重い足取りで父の皇帝へ挨拶に向かいました。
部屋の外からそっと中を覗き込むと、そこには蕭定棠が皇帝のために親しげに茶を淹れる姿がありました。
隣には趙貴妃も寄り添い、皇帝の瞳には今まで見たことがないほどの優しい光が宿っています。
蕭定権には一度も見せてくれたことのない、慈愛に満ちた父親の顔。
蕭定権は喉の奥に骨が突き刺さったような苦しさを覚え、進むことも退くこともできずに立ちすくみました。


実の父親があんな顔で別の息子を見つめていたら、誰だって傷つきますよね。

皇帝は部屋の外に佇む蕭定権の気配に気づくと、中に入って座るように声をかけます。
蕭定権は自ら持参した茶葉を取り出し、父のために点茶を始めました。
しかし皇帝は太子を冷たく見やるだけで、その茶に少しの関心も示そうとしません。
その空気を読んだ趙貴妃は、蕭定棠が陸文昔を側妃に迎えたいという話を切り出します。
皇帝はその話に耳を傾けながら、蕭定権が差し出した茶碗を手に取りました。
一口すすった瞬間、皇帝は激しく顔をしかめ、口に含んだ茶をその場に吐き捨てます。
蕭定権は静かに立ち上がり、床に深く膝をつきました。
この茶は、安平伯が辺境の民と軍馬を密貿易するために使った粗悪な官茶だったのです。
国家を揺るがす軍馬不正の決定的な証拠。
蕭定権は、詳しい事情を陸英から直接説明させたいと告げました。
陸英は皇帝の呼び出しを待ち、すでに殿の外で静かに控えていたのです。

鶴唳華亭 9話の感想まとめ

今回一番胸に刺さったのは、やっぱり皇帝の前でお茶を吐き出させた蕭定権の勝負手です。
家族団らんの温かい部屋に一人だけ入れず、蕭定権はどんな思いで立ち尽くしていたのでしょうか?
あんなに冷遇されて傷ついていたのに、ただ黙って引き下がる太子ではありませんでした。
趙貴妃と斉王が文昔を側妃にする話を始めたその瞬間に、粗悪なお茶を飲ませるタイミングの良さ。
皇帝が思いっきり吐き出した瞬間、思わず心の中で拍手してしまいました!
でも、決してすっきりした爽快感だけではありません。
蕭定棠にはあんなに甘い笑顔を向ける父親を前にして、太子がどれほど孤独だったか、その胸中を思うと苦しくなります。
愛情を求めても拒絶される寂しさの中で、あんな危険な手を打つ蕭定権の姿が痛々しかったです。

それにしても、李柏舟の卑劣さには心底腹が立ちます!
昔亡くなった奥さんへの後悔という陸英の古傷をえぐって、大切な娘を斉王の側妃に差し出せと脅すなんて本当に卑怯。
自分の娘である斉王妃には内緒で話を進めているところも、本当に身勝手だと思いませんか?
李柏舟のあの笑い顔を見るたびに、イライラが止まりませんでした。
そんな大人の汚い争いを知らずに、お父さんの前で無邪気にはしゃぐ文昔が健気で切なかった。
きょうだい三人で笑い合っていたあの短い時間が、嵐の前の静けさのようで胸に迫ります。

文昔と蕭定権が引き裂かれてしまった場面も、すごくもどかしい気持ちになりました。
大相国寺で待つ太子の元へ行けず、馬車の中でうつむいていた文昔の心細さを思うと胸が詰まります。
でも、陸英が二人を引き離した理由も、同じ親としては痛いほど分かります。
これ以上権力闘争に巻き込まれて子どもたちを失いたくないという怯え。
太子のマントを恭しく返して頭を下げた陸英の背中には、父親としての重い覚悟がにじんでいました。
怒りをぶつける相手がいなくて、顧逢恩に当たり散らしていた蕭定権もやるせなかった。
殿の外で冷たい夜風に吹かれながら待機していた陸英が、これから皇帝の前でどんな証言をするのか、太子の覚悟と父親の苦渋が入り混じったあの重苦しい夜の空気に息を呑みました。

華流ミニクイズ名場面編

『鶴唳華亭』第60話で、勝利の喜びに沸く中で二通目の急報が届いた際、蕭定権が大量の血を吐いて倒れ込んだ理由は何?

華流ミニクイズ小道具編

『鶴唳華亭』第1話で、尚服局の張尚服が太子の儀礼服を点検していた際、足りないことに気づいた装飾品は何か?

華流ミニクイズセリフ・行動編

『鶴唳華亭』第4話で、蕭定権は盧世瑜の机の上で見つけた辞表をどのように処分したか?

華流ミニクイズ名場面編

『鶴唳華亭』第7話で、盧世瑜は部屋を訪れた蕭定権の体を何を使って激しく打ち据えたか?

華流ミニクイズセリフ・行動編

『鶴唳華亭』第10話で、趙貴妃は父の命と息子の名誉を守るためと叫び、懐から何を取り出して見せたか?

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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