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クルミットです♪
14話は、戦争と政治が同時に動いて、かなり忙しい回でした。エンカンがようやく親征を決断するまでの過程と、その決断を逆手に取ろうとするキオウ・タイフ側の動きが並行して描かれていて、見ていてじわじわ怖くなってくる話です。それからパン・ギョクジュへのあの仕打ち……あれはちょっとひどかった。
それでは14話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 14話のあらすじ
エンカンがカリンにやさしく接している場面を、パン・ギョクジュが廊下から目撃します。ちょうど挨拶に来たところだったのに、ふたりの仲睦まじい様子を見てしまって、足が止まる。
あの立ち止まり方、胸が痛かったです。声も出さずに引き返すだけなのが余計に。
その場面の直後、コウジュンが謁見を求めて訪れます。使者の人選についてエンカンが問うと、コウジュンはパン・リョウではなくソウ・リヨウを講和の使者として推薦しました。パン・リョウを外したのは、やはり後宮との繋がりを警戒してのことかと思われます。
一方、遼の側では、ショウサク(遼の女帝)が自軍の死傷者の多さを把握していました。宋軍と対峙し続けても消耗するだけと判断したショウサクは、速度を武器に南下を続けることを決めます。
そのころリュウガは、赤ちゃんのジョウキツ(趙吉)の寝顔を見ながら考えていました。遼軍がすでに開封に迫ろうとしているのに、エンカンは自ら出征する気配がない。このままではまずい、と判断したリュウガは、自分で書状を書いてエンカンを諫めようとします。それをボクエキに頼み、驿站(えきたん・飛脚のような連絡施設)を通じて届けてほしいと頼みました。
リュウガ、動いたか、と思ったらすぐにバレるんですよ。テッキョウが全部見てた。
テッキョウは部下にボクエキを尾行させ、城門を出るところまで確認すると、信号を送って呼び戻します。問い詰めると、ボクエキは「書状はもう焼き捨てた」と答えました。でもテッキョウはそれを完全には信じられず、リュウガたちとの関わりを断つよう強く言い聞かせます。ボクエキは罪悪感を感じながらも、頷くしかありませんでした。
翌日、ボクエキはこっそりリュウガに近づいて、書状を届けられなかったことを伝えて離れていきます。
ボクエキ、板挟みでかわいそうだった。悪い人じゃないのにどこにも逃げ場がない。
朝廷では、群臣たちが遼軍の動きを分析して「次は大名府(だいめいふ)を攻める」と読みます。エンカンはオウチョウの二十万の大軍に至急援軍の命令を下しました。コウジュンはそこでもエンカンに「皇帝自らが出征して士気を高めるべき」と諫言しますが、エンカンはまた怒って席を立ってしまいます。
コウジュンは酒で気を紛らわせていましたが、妻のひと言でハッとして、宰相のヒッセイアンの屋敷へ急ぎます。一緒に諫言してほしいと頼んだところ、ヒッセイアンは「皇帝は逃げているわけではなく、キオウへの対処を考えながら時機を待っているのではないか」と言いました。エンカンが宮を離れれば、キオウが動く隙が生まれる。それを警戒しているのだと。
ヒッセイアンの読み、冷静で鋭い。この人がいなかったらどうなっていたか。
翌朝の早朝、ヒッセイアン、コウジュン、ソ・ギカンら大臣たちが一斉に諫言します。エンカンはついにテーブルを叩いて親征を宣言しました。リ・ケイリュウ、リ・ケイカ、パン・リョウらが同行し、オウタンとヒッセイアンが首都を守ることになりました。
ところがその決断を、タイフとキオウが逆手に取ろうとしていました。タイフはすでにリ・ケイリュウの弟リ・ケイカを抱き込んでいて、出征中にエンカンの動向を監視させる手はずを整えていました。さらに楚王の旧部下もキオウが動かせる状態になっているといいます。タイフはキオウに「今は皇帝の前で忠誠を示して疑われるな」と入れ知恵します。
タイフの手回しの早さ、気持ち悪いくらい周到です。
エンカンはカリンの寝宮を訪れます。カリンは「一緒に出征したい」と申し出ましたが、エンカンは首を振りました。カリンは黙って見送るしかありません。
出征前にエンカンはオウタンを呼んで、密詔を渡します。内容は「もし自分が十日経っても帰還しない場合は、第二皇子チョウユウを即位させよ」というものでした。生来おとなしいキオウが奸臣に操られることを防ぐための措置です。
最後の場面では、パン・ギョクジョ(記事冒頭の潘玉珠とは別のパン家の女性と思われます)が仏間で祈っていました。エンカンが近づくと、あなたの無事を祈っていると言います。エンカンは心を動かされ、ふたりは一夜をともにします。しかし出発前、エンカンはチョウ・ケイソウにひとつの薬を託しました。パン・ギョクジョに飲ませろ、妊娠を防ぐための薬だ、と。
あの薬、じわじわきました。感動したその夜に、自分でそれを手配するって。エンカン、やっぱり怖い人だ。
大宋宮詞 14話の感想まとめ
一番引っかかったのはやっぱり最後の薬の場面です。パン・ギョクジョが「また皇子を産みたい」と願っているその夜に、エンカンは既に避妊の薬を用意していた。直接言わないで、侍従に押し付けて、本人には気づかせない形でやるんですよ。
ひどい、と思うし、でも「そういう人だよな」とも思う。エンカンは優しいように見えて、自分の都合で全部を決める人です。カリンへの愛情も本物だと思うけど、パン・ギョクジョに対してはこれが現実。
コウジュンが諫言を続けながらも皇帝に何度も跳ね返されている部分は、見ていてじれったかったです。ようやく親征が決まったと思ったら、タイフ側はもうその先を動いていて。リ・ケイカを既に取り込んでいたのは、かなり前から布石を打っていたということで、タイフの怖さをまた感じました。
密詔のくだりはエンカンなりの誠実さが出ていた気もします。キオウを悪く言うわけじゃなく、「騙されるかもしれないから守る」という書き方にしているのが、エンカンの人柄かな、と。
リュウガが書状を送ろうとして、あっさりボクエキに阻まれた流れも気になります。書状の内容自体は正しかったはずで、その声がエンカンに届かなかったことが、今後どう響くか。
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