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クルミットです♪
19話、きついです。チョウキチが戻ってきて、ようやく家族が再会できると思ったら…。ずっと心配しながら見ていたので、もう言葉になりません。そしてモクイの正体がついに明かされる場面も、この話の大きな見せ場のひとつです。テッキョウとモクイ、ふたりの結末が切なくて、チョウキチの最期とどちらが先に泣けるかわからなくなってきます。
それでは19話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 19話のあらすじ
大名府の激戦が終わり、戦場には無数の屍が残されました。状況が不利と見たショウシャクは、将兵の要請を受け入れて馬車で遼の陣営へ退いていきます。
一方、宋の陣営ではゲンカンが将軍たちを集め、誰が勝手に矢を放つよう命じたのかと厳しく問い詰めました。ハンリョウが進み出て自分の判断だったと認めると、ゲンカンは処罰しようとします。そこでコウジュンがハンリョウをかばい、軍中の職務罷免という形で収まりました。ハンリョウ本人は納得できない様子でしたが、頭を下げて去っていくしかありませんでした。
ハンリョウをかばってよかった、とは正直なれなかった。あの矢のせいでどれだけ話がこじれたか。
コウジュンはすぐにショウシャクへの書状を書き、チョウキチを返すよう求めます。しかし遼の陣営では、ソウイに糧道を断たれて食料が不足し始めていました。ジョウショウは議和を勧めますが、リョウテイはチョウキチを殺して戦死した将軍たちの霊を慰めようとします。ショウシャクはなんとか止めますが、葛藤している顔でした。
ジョウショウはショウシャクが揺れているのを見て、事態が変わりうると察します。急いでオウケイチュウとモクイを呼び出し、質子のチョウキチとリ・ワンアルを宋軍のもとへ連れて行くよう命じました。
モクイが帳幕に戻ると、テッキョウが衣服を整えてくれていました。テッキョウは穏やかな声で「ショウシャクが上京へ戻ると命じた。これでやっと落ち着いた暮らしができる」と、ふたりの未来を語ります。その姿を見てモクイは思わずテッキョウを強く抱きしめました。
この場面、胸が痛い。テッキョウは何も知らずに幸せそうにしていて、モクイはもう行くことが決まっていて。
しばらくしてモクイは「馬の世話がある」と言って帳幕を出ます。テッキョウは特に気にする様子もなく送り出しました。
チョウキチの帳幕に駆け込んだモクイが見たのは、ベッドで魂が抜けたように横たわるチョウキチと、汗を拭き続けるリ・ワンアルの姿でした。モクイが「連れて行く」と告げると、ワンアルは警戒して動こうとしません。そこでモクイは本当の名を明かします。「木易」は「楊」という字を分解したもの。本名はヨウエンキ、ヨウエンショウの兄、楊家の四男でした。
そういうことだったのか。名前を分解して隠すやり方、こういうドラマで初めて見ました。
ワンアルはようやく信じて、チョウキチとともにヨウエンキについていきます。
一方テッキョウは帳幕に残ったまま、今日のモクイの様子がどうも引っかかっていました。故郷を恋しがっていたこと、かつてリュウガと文を交わしていた場面を見たこと。ようやく気づいたテッキョウは帳幕を飛び出します。
雪原を馬で駆けるヨウエンキとオウケイチュウ。しかし追っ手はすぐに追いついてきました。松明の明かりが夜の雪に浮かび上がり、黒い影が迫ってきます。オウケイチュウは馬を止め、「ここで食い止める。リュウガに約束したから」と言いました。チョウキチを澶州まで送り届けるという約束でした。
ヨウエンキは涙をこらえながらうなずきます。オウケイチュウは刀を手に敵の中に飛び込んでいきました。
刀で斬り込んでいく場面、目を背けたくなりながら見ました。でも目が離せなかった。
馬車の中のチョウキチが、外の音に体を震わせます。
大名府の城門まで逃げ込んだヨウエンキとワンアル。城壁の上の将兵が迎え入れようとしたそのとき、テッキョウが追いつきました。「捨てないで」と必死に呼びかけ、上京に戻っても一緒に暮らせると懇願します。しかしヨウエンキは「東京で待つ母を捨てるわけにはいかない」と振り返らずに歩き続けました。
テッキョウは弓を引きます。それでも夫の背中は止まりません。その瞬間、テッキョウの背後から遼の将兵が放った矢がヨウエンキに当たりました。テッキョウは崩れ落ちるように泣き始めます。
テッキョウが弓を引いても、あの背中は止まらなかった。そこに別の矢が飛んでくる。自分が放ったわけでもないのに後悔して泣くしかない。きつかった。
城内ではヨウエンショウが兄の傷を手当てしていました。戦死したと聞かされていた兄が功績を持って戻ってきたことに目を赤くしながらも喜び、東京に連れ帰って母に会わせると約束します。
そしてリュウガの部屋へ。チョウキチ帰還の知らせを聞いたリュウガはベッドから飛び起き、足早に向かいます。しかし目に飛び込んできたのは、全身を震わせているチョウキチの姿でした。リュウガはそっと抱きしめ、ゲンカンも傍らで見守ります。
夜が更けて、チョウキチはようやく眠りにつきました。リュウガはそれでも床を離れず、ずっとそばにいました。しばらくしてチョウキチが小さな声で何かを呼び始めます。戦車に縛りつけられた記憶が夢の中でよみがえっているようでした。リュウガはそっと答えながら、昔からの歌謡を口ずさんで宥めていきます。
やがてチョウキチの震える体が静まっていく。冷たくなっていく。
「歌いながら気づいていく」という作り方がずるい。声が揺れないまま続いているのがかえって怖くて、泣けました。
リュウガはそれでも歌を止めずに、チョウキチを抱いたまま歌い続けます。
ワンアルがゲンカンを呼びに行き、ゲンカンとスイイジャンが急いで部屋へ駆けつけます。遠くからリュウガの歌声が聞こえてきた時点で、ゲンカンは何かを察したようでした。足が止まり、壁にもたれかかるようにして立ってもいられなくなっています。スイイジャンに支えてもらいながら、それでも部屋に入りました。
遼の陣営では、ジョウショウがチョウキチの火葬の知らせをショウシャクに報告しました。涙を流しながら。ショウシャクは遼宋の長い戦いを思い、「自分は完全に負けた」と受け入れます。ソウリヨウを呼び戻し、議和の交渉を始めることにしました。
ショウシャクとソウリヨウは関南の地の帰属について強く交渉します。しかしゲンカンは絶対に譲らず、毎年の歳幣(※宋が遼に送る贈り物)だけを約束するという立場を崩しません。ジョウショウが直接ゲンカンと会って交渉する役を引き受け、ショウシャクも了承しました。
大宋宮詞 19話の感想まとめ
チョウキチの最期の場面が、ずっと頭から離れません。
リュウガが歌いながら気づいていくあの時間。声を上げて泣くわけでも、叫ぶわけでもなく、ただ歌を続けている。そこがつらかった。ゲンカンが廊下で壁にもたれかかった姿も、静かに壊れていく感じで、見ていてきつかったです。スイイジャンに支えられないと立てない。あの人があんな姿になるのか、と。
テッキョウとモクイの別れも引きずっています。テッキョウは知らずに幸せな未来を語っていたのに、モクイはもう決心していた。あの抱擁の意味を、テッキョウはわかっていなかった。弓を引いても振り返らない背中、そこに別の矢が飛んでくる。自分で放ったわけでもないのに後悔して泣くしかなかったテッキョウが、気の毒でした。
オウケイチュウが敵の中に飛び込んでいった場面も忘れられないです。あの人、最後まで誰かとの約束を守るために動いていた。派手な見せ場というより、静かに死にに行く感じで重かった。
そしてショウシャクが「完全に負けた」と言って議和に動き出す場面。策士というより、重いものを背負いながら選択し続けてきた人の顔になっていました。
チョウキチの体温が消えていく中で歌い続けるリュウガの姿が、この話でいちばん忘れられない一枚です。
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