大宋宮詞 第25話 あらすじ ゲンカン倒れる、不治の病を隠してリュウガが一人で奏折を処理した夜

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第25話は、ゲンカンの病がついに表に出てきた回でした。

ずっと心配していたんです。あの頭痛、絶対に普通じゃないと思ってたので。それが今回、はっきりと形になってしまって。

それでは25話を一緒に見ていきましょう!

大宋宮詞 25話のあらすじ

馬車を降りたリュウガ(劉娥)が、大勢の出迎えを受ける場面から始まります。

チョウキチ(趙吉)の霊牌(レイハイ・死者の霊を宿すとされる位牌)を手に受け取り、ゲンカン(元侃)と肩を並べて太廟(タイビョウ・皇室の祖廟)へと歩いていく。

イクシン(憶秦)が今後はリワンル(李婉児)の代わりにリュウガに仕えることになったと紹介されます。ゲンカンがキチをついに家に連れ帰った、その瞬間を見届けたリュウガの顔は、穏やかな安堵に満ちていました。

何年もかかったんですよね、あの子をここへ連れてくるまでに。その長さを思ったら、リュウガの穏やかな顔がかえって胸に刺さりました。

一方、パン家(潘家)ではギョクジュ(玉姝)が六本指の公主(皇女)を産んだことが知れ渡り、激怒。皇后の座が空いている今こそ好機だと、ハンリョウ(潘良)がそばでギョクジュを煽り立てます。ギョクジュは静かに涙を流しながら、自分が本来持つべきものを取り返す覚悟を固めていきました。

その静けさが、なんか怖かったです。泣き喚くわけでもなく、怒鳴るわけでもなく、ただ静かに決意する。

さて宮中では、リュウガがゲンカンの頭痛をマッサージで和らげていたところへ、霊州(リンシュウ)から急報が届きます。天然痘はどうにか収束したものの、今度はタングート族(党項)の乱が西北で再び起きたとの知らせ。

これを聞いたゲンカンが頭痛に耐えられなくなって、その場に倒れてしまいます。

急いで呼ばれた太医が診断を下します。息子を失い、皇后も失った、その連番の打撃。極度の憂慮が続くうちに、治しようのない病が育ってしまった、と。

リュウガがその場に固まっていました。あの顔、見ていられなかったです。

ようやく我に返ったリュウガは、ドン太医(董太医)を御書房へ連れていき、病状を外に漏らすことを絶対に禁じます。漏らしたなら一族皆殺し(満門抄斬)と厳命しました。

強い言葉ですが、これがリュウガに今できる唯一のことだった。病が外に知れれば宮中がどう動くかわからない。それを考えたら、ここは徹底して押さえ込むしかない。

屋敷では、キオウ(冀王)が悠然と絵を描いていました。ソウタイフ(曹太傅)が訪ねてきて、宮中の近況を遠回しに伝え、後継ぎを立てるよう動けと示唆します。「キオウ殿には子も多くいらっしゃいますし、ゲンカン様がそれをお気づきになれば、何かお思いになるかもしれませんね」という言葉に、それまで澄ました顔をしていたキオウの表情がさっと変わりました。

キオウ、この人は本当に争いたくないんだと思います。ただ穏やかに暮らしたいだけ。でも、もうとっくに引けない場所に来てしまっている。

ソウタイフが帰り際、かつてキョオウ(許王)とソオウ(楚王)が辿った末路をほのめかします。「すでに渦中にいる以上、逃げることはできません」と。キオウは追い払うように帰しましたが、その後、椅子にどさっと崩れ落ちていました。

朝廷ではチョウケイソウ(張景宗)がゲンカンの口頭指示を伝えに来ます。テイイ(丁謂)がすぐに奏折(ソウセツ・臣下が皇帝に提出する上奏文)を差し出しました。陝西の干ばつと西北の党項の乱が十万火急の事態になっているという内容。ケイソウがそれを受け取ると、大臣たちはいったん退散します。

ソウタイフはこっそりケイソウに近づき、ゲンカンの近況を聞き出しました。相手が両朝の元老だからとケイソウが話してしまうと、ソウタイフはその場でしばらく動かず、静かに考え込んでいました。

寝宮に戻ったリュウガは、ワンル(婉児)から「ゲンカン様、まだ目をお覚ましになりません」と報告を受けます。山積みの奏折は待ってくれない。リュウガはやむなく朱墨(シュボク・皇帝が使う赤い墨)を取り寄せ、自ら奏折の処理を始めました。ワンルが状況を理解して、そっとそばに付き添います。

ゲンカンが病で眠っている横で、リュウガが一人で奏折を裁いている。あの夜の場面が、この話でいちばん重かったです。

ソウタイフは急いでキオウのもとへ走り、「ゲンカンが病に倒れた、今すぐ見舞いに行って後継者を決めさせろ」と迫ります。しかしキオウはもう帝位などほしくない。ただ静かに暮らしたいだけだと言います。ソウタイフはキョオウとソオウの話を持ち出して、「望まなくても渦中にいる以上、もう逃げられない」と念を押しました。

キオウは表向き平然とソウタイフを追い帰しましたが、一人になってまた椅子に崩れ込みました。

リュウガは大半の奏折を処理し終え、カクタイシ(郭太師)の致仕(チシ・官職を辞して引退すること)を願う奏折を手に取ります。二朝にわたって皇帝を支えてきた老臣が、肉親を失って独り故郷へ帰る。一人になれば塞ぎ込むだけになりそうで心配だと、リュウガはこの奏折だけ脇に置きました。

そこへゲンカンが帳の中で目を覚ます気配。リュウガがそっと近づいて、奏折を処理した経緯をあらかじめ話します。ゲンカンはリュウガの説明を聞きながら、むしろ気持ちが落ち着いた様子でした。カクケン(郭賢)の奏折についても二人で確認し合い、同じ思いで頷き合っていました。

郭府ではカクケンがぐったりと椅子に横たわり、郭夫人が荷造りをしながらぶつぶつ言っています。皇帝の許可が出たらすぐ帰郷するつもりで待っていたところへ、リュウガが現れます。

カクケンは驚きました。敵意ではなく、穏やかな態度で話しかけてくれるリュウガ。カクケンは昔の因縁を振り返り、今になってその報いが孫と娘に降りかかっているのだと、涙をこぼしました。

リュウガは強く引き止めます。「かつて自分が王府に入ることができたのは、清漪のおかげです。清漪の代わりに私が二人のお世話をさせてください」と言って、その場で深々と頭を下げました。

リュウガがカクケンに頭を下げた。あのリュウガが。清漪への感謝がそれだけ本物だったんだなと、じわっと来ました。

郭夫人が動揺しながら感動している様子も、なんだか微笑ましかったです。

キオウのもとへはソウタイフから密書が届きます。「皇帝の顔色は良く、病の様子はない」という内容。キオウはこれを読んで、ゲンカンがケイソウを使ってソウタイフに嘘をつかせ、自分を探っているのではないかと疑い始めます。もしかして、もう自分は疑われている? キオウは再び椅子に崩れ落ちました。

この回の締めくくりとして、陝西からの軍報が届きます。リュウガが処理した指示が通り、災害対応は成功、西北の乱も収束した。ゲンカンはその知らせを聞いて、表情がわずかに和らいでいました。

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大宋宮詞 25話の感想まとめ

この話でいちばん引きずったのは、やっぱりゲンカンが眠っている横でリュウガが一人で奏折を処理していた、あの夜の場面でした。

朱墨はもともと皇帝が使うもの。それをリュウガが手にして、次々と裁いていく。国は待ってくれないから仕方ない、それはわかる。でも、その状況が成立してしまうことの重さが、じわじわ来ました。

ゲンカンの病については、頭痛が続いていたから予感はあったんです。でも「不治」と言われると、やっぱりきつかった。太医がためらいながら告げたというのも、それだけ言いにくかったんだろうなと思って。

カクケンへのリュウガの行動は、意外でした。あれほど対立してきた家の当主に、まさかああいう形で頭を下げるとは。清漪のことがリュウガの中にずっと残っていたんですね。あの場面だけ、この話の重さが少し和らいだ気がします。

キオウはどんどん気の毒になってきます。本人は争いたくないのに、もう渦中から出られない。ソウタイフの密書ひとつで疑心暗鬼になって、椅子に崩れ落ちる姿がこの話だけで二回出てきた。それだけ追い詰められているということなんでしょう。

ギョクジュの沈黙の決意と、キオウの焦り。二つの静かな爆弾を抱えたまま、ゲンカンの病はまだ外に出ていない。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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