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クルミットです♪
30話、見ごたえありました。派手な戦いがあるわけじゃないんですけど、じわじわと「この人が動かしてるんだな」っていうのが分かってくる回で。リュウガが静かにすごいことをやってのけるんです。それを、皇帝も大臣も後から知るっていう構図が、なんともいえない気持ちにさせてくれました。
それでは30話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 30話のあらすじ
まずオウキンジャクの話から。テイイの罪をすべて被る形で朝堂から去ることになったオウキンジャクを、テイイが遠くから見送ります。馬車が遠ざかっていくのを眺めながら、テイイが深いため息をついていました。
自分のせいで追い落とされた人間を、こんな顔で見送れるのか、って正直イラッとしました。
その頃リュウガはチョウケイソウを呼んで、殿内の様子を確認しています。ゲンカンがまだ中でコウジュンたちと話し合っているとわかると、すぐにソギカンへ連絡を出しました。ヤリュウリュウシュたちを先に足止めしておくためです。
殿内では、ゲンカンがコウジュンたちと頭を悩ませていました。ヤリュウリュウシュに軒轅帝(けんえんてい)の廟を参拝させてしまえば、今後も同じような要求をされかねない。でも、みんな大声で言い合うばかりで、具体的な案が出てこない。
あれだけ騒いで、いざ「じゃあどうする?」って聞かれると全員黙るあの感じ、リアルすぎてちょっと笑ってしまいました。
ゲンカンは行き詰まった末に太廟(たいびょう)へ向かい、冠を脱いで祖先の位牌の前にひとりで跪きます。ワンジとギョクシュが駆けつけましたが、「来るな」と外で待たせたまま、独りでずっとそこにいました。
一方のリュウガは、ソギカンを通じてヤリュウリュウシュを引き留め、自ら宴を設けて対話の場をつくります。その席でヤリュウリュウシュが、ショウシャク(遼の太后)から預かっていた品物をリュウガに渡しました。
開けてみると、チョウキチが着ていた寿衣(じゅい)と、丞相からの手紙が入っていました。
遺品の寿衣を送ってくるって、どういう気持ちで選んだんだろう、って思いました。意地悪じゃなくて、ショウシャクなりの誠意だったんですよね、たぶん。
リュウガはすぐに返礼の言葉を考えます。ショウシャクのために凤袍(ほうほう)──鳳凰の刺繍が入った正装の袍──を縫って贈りたい、と申し出たのです。ヤリュウリュウシュとしてはそれを断れない。あと5日だけ滞在を延ばすことになりました。
その後、ゲンカンが太廟に2時間以上跪いていると知ったリュウガが急いで報告に向かいます。「ヤリュウリュウシュを留めることができました」と伝えると、ゲンカンはようやく肩の力が抜けた顔をしていました。
殿の外で待っていた大臣たちも立ち上がり、コウジュンがチョウケイソウに聞きます。「いったい誰が留守を引き止めたのか」と。チョウケイソウが「リュウガ様です」と答えると、コウジュンはしばらく黙ったまま、深く嘆息しました。朝廷の文武百官が束になってもできなかったことを、一人の女性がやってのけた、ということです。
翌日、リュウガは朝廷の官員たちの女眷(かじゅん)──妻や娘たち──を集めて、凤袍を一緒に縫うよう呼びかけます。昨日の件はすでに女眷たちの耳にも届いていて、この凤袍がどれだけ大事なものかは皆わかっていました。
ただ、ギョクシュだけは「寿安が風邪をひいたので」という理由をつけて、その場を避けています。
このギョクシュの逃げ方、わかりやすすぎて逆に清々しいくらいです。
殿ではゲンカンがまだ別の対策を練っていました。パンタイフが主戦論を唱えて叱られ、今度はソウリヨウが提案します。ヤリュウリュウシュは弓が得意で勝負好きらしい。だったら射術の勝負に引き込んで、負け続けてもらえば滞在を引き延ばせる、と。
荒唐無稽な案ではあるけれど、他に手がない。ゲンカンも頷くしかありませんでした。
その後、ゲンカンが太廟に来るとワンジが祈っている姿を目にします。自分が昏睡していた数日間、ずっと仏堂で祈り続けていたのだとわかり、ゲンカンは黙ってワンジを抱きしめました。
そこへリュウガが披風(ひふう)を届けに来て、二人の姿を見てしまいます。でも声はかけず、エイラクと一緒にそっとその場を離れて、尚衣房(しょういぼう)に戻り、黙々と凤袍の縫い物を続けました。
あの場面、リュウガが何も言わないのがきつかったです。
射術の勝負はソギカンが見事な腕前を見せ、ヤリュウリュウシュを連続で退けます。でも長く続ければいつかはソギカンが負ける。時間を短くして切り上げ、また翌日に持ち越しました。
そしてオウキンジャク。朝堂に立つ資格を失った彼は、自宅で官服を着たまましばらく呆然としていたようです。心配する奥方を置いて、籠に乗って出かけてしまいました。どこへ向かったのかは、この話では分かりません。
大宋宮詞 30話の感想まとめ
一番残ったのは、リュウガが披風を届けに来て二人を見て黙って去っていくシーンです。
あそこ、台詞が何もないんですよ。でも見ていられなかった。「皇嗣が大事」って自分に言い聞かせながら縫い物に戻るリュウガの、その静かさがしんどくて。
コウジュンの「この満朝文武、一人の徳妃に及ばなかった」という言葉は、称賛ではあるんですけど、リュウガ本人はその言葉を聞いていない。誰も見ていない場所で動いて、誰にも感謝されないまま次のことをやっている。そういう人なんです、この人は。
ゲンカンとワンジの場面は、温かくていいシーンでした。ただ、リュウガがそれを見た後の顔がずっと頭に残っています。
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