大宋宮詞 第31話 あらすじ 仙鶴が落とした錦の袋と、リュウガが縫い上げた鳳袍

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31話は、いろんな意味で「ちゃんと落ちるべきところに落ちた」回でした。役職を降格されたワン・チンジャクがいきなり入水自殺を図るところから始まって、最後は空から仙鶴が舞い降りて錦の袋を落としていくという、宋の時代のドラマ特有の「天意」演出が全開になる話です。

それでは31話を一緒に見ていきましょう!

大宋宮詞 31話のあらすじ

役職を降格されたワン・チンジャクは、輿に一人で乗って邸を後にします。長年の仕途を振り返っているうちに気持ちが沈んでいき、湖の水を手でひとすくいして、そのまま水の中へ踏み込もうとしました。

本気で死ぬ気か、これ。

でも、すぐに家族たちが追いかけてきて必死に止めます。娘のギョクエイが一生懸命話しかけますが、チンジャクは顔をしかめたまま頑として首を縦に振りません。そこでギョクエイがついに切り札を出しました。「最近、母上とトクヒ様と一緒に鳳袍を縫っているの。リュウガに近づく機会があるから、お父さまのことを口添えしてみる」と。

この一言でワン・チンジャク、ふらふらと立ち上がりました。さっきまで死ぬ気でいたのに。

そんな話を知る由もなく、ゲンカンはリ・エンジの寝室を訪れていました。エンジは甥っ子のセンジとおもちゃで遊んでいて、ゲンカンもあやして一緒に笑っています。キオウから雪松図の模写が届いていて、ゲンカンはひと目見るなり「冀王は青山緑水の中で静かに生きていくつもりだな」と見抜きます。エンジはただ微笑むだけ。

そしてふたりの話はリュウガのことへ。ここ数日、リュウガはずっと尚衣房(宮廷の衣装を管理・製造する部署)にこもって、大宋から遼の蕭太后に贈る鳳袍を縫い続けています。ゲンカンは少し申し訳ない気持ちになりますが、「予定通りに完成してほしい」という気持ちの方が正直なところで、どこかそわそわした顔です。

尚衣房では作業が佳境に入っていました。ところが完成に必要な「火玉(かぎょく)」という宝石が手元にないことが発覚します。女官のひとりが「韓国公・ハン・ハクセイが遼の将から得た火玉を持っているはずです」と教えてくれました。

それを聞いたハン・ギョクジュは急いで書房へ走り、兄のハン・リョウから火玉を受け取ります。ハン・リョウはギョクジュが何をしようとしているか察していましたが、黙って渡してあげました。兄妹の間でさりげなく「一意孤行はほどほどに」と言葉を交わす場面があって、なんとなくギョクジュの立場の危うさが見えました。

ゲンカンが火玉を受け取りにギョクジュの部屋へ向かいます。ところがちょうどその瞬間に窓の外をネコの影がよぎった。それだけのことなのに、ギョクジュはびっくりして転倒し、抱えていた火玉を床に落としてしまいます。

床に砕け散る火玉。

ゲンカンの顔が曇って、落胆したまま部屋を出ていくしかありませんでした。リュウガに「火玉が割れた」と伝えると、周囲の女官たちが次々と代替案を提案します。しかしリュウガは全部断ります。「火玉でなければ意味がない」と。

誰かを責めているわけじゃないのに、この一言が重かった。

遼の使節団・ヤリツリュウシュ一行は翌朝には出発してしまいます。ゲンカンが大臣たちを集めて夜通し話し合いましたが、朝になっても結論が出ませんでした。城門が開き、ヤリツリュウシュたちが馬で出発しようとしたその時、ワン・チンジャクと刑大人が呼ばれます。刑大人が天象の分析を始めて、チンジャクが「吉兆が続くこの時期、必ず天から火玉が降ってくる」と言い出しました。

さすがに無茶な話ですが、選択肢がないゲンカンは仕方なくリュウガのところへ確認に行きます。やはり火玉なしでは仕上げられないと言われます。チンジャクたちに目を向けて、今にも罰を下そうとした、まさにその瞬間。

空に仙鶴の群れが現れました。

一羽、また一羽と列をなしながら城門の方へ飛んでいき、見ている全員の目の前で、一羽の鶴が錦の袋を落としていきました。中を開けると火石が入っています。尚衣房の職人たちがすぐに受け取り、鳳袍の最後の仕上げを完了させました。

チョウ・ケイソウが袋の中にもう一枚「大祥中卷」という巻物が入っているのを見つけて、チンジャクが読み上げました。内容は「大宋こそが天意を受け継いだ正統の王朝である」というもの。

この言葉をたまたま近くで聞いてしまったヤリツリュウシュの顔が、みるみる青ざめていく。

もし百祖・軒轅帝の祭祀を強行すれば、遼が天の怒りを受けるかもしれない。そう思ったのでしょう、ヤリツリュウシュはリュウガから完成した鳳袍を受け取ると、祭祀の計画を取りやめて遼へ帰ることを選びました。もしこの「天意」がなければ、ゲンカンはソ・ギカンを使って力ずくで一行を止めるしかなかったかもしれません。

遼の使節団が去った後、ゲンカンはリュウガに今回の「天書」についてどう思うか尋ねます。リュウガは何も言わず、ただ「天意でございます」とだけ答えました。

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大宋宮詞 31話の感想まとめ

一番印象に残っているのは、リュウガの最後のひと言です。「天意でございます」。これ以上もこれ以下もない。全部分かっていて、全部引き受けて、何も言わない。それが怖くて、でもすごく頼もしかったです。

火玉が割れる場面は、誰が悪いわけでもないだけにもどかしかった。ハン・ギョクジュはただネコの影を見ただけで転んで割ってしまったわけで、責める気にもなれないし、ゲンカンが落胆するのも当然で。なんとなくギョクジュのことがちょっと気の毒になりました。

天から仙鶴が舞い降りて錦の袋を落としていく演出は、中国時代劇らしいなと思いながら見ていました。現代人の感覚だと「えっ本当に?」と一瞬なるけど、このドラマの世界では天意が実際に動くことがある。そういう前提で見ていると、チンジャクがドヤ顔で天書を読み上げるのもわりと自然に見えてきます。

ワン・チンジャクが湖に入ろうとしたところから始まって、最後は満足そうに天書を読み上げているという、この落差。この人、本当にぶれない。降格されても、娘の一言で立ち直って、最終的に一番おいしい役回りをさらっていくんだから、たくましいといえばたくましいです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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