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クルミットです♪
43話は正直、ちょっときつかったです。コウジュンが降職になるシーン、見ていてしんどかった。
テイイとオウキンジャク、この二人はずっと気に入らなかったんですが、この話でやらかしてくれました。しかもうまいことゲンカンの頭痛を利用して。コウジュンのことが憎くてここまでやるのか、それとも単純に自分の出世のためなのか。たぶん両方ですよね。
でもコウジュンにも少し隙があったのかな、という気もしています。宴席でヨウオクとの件をしゃべってしまったというのが、事の発端なので。
それでは43話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 43話のあらすじ
ゲンカンとリュウゴウは、コウジュンの提案を受けてジュエキの加冠の礼を早めることにしました。まだ幼いジュエキに重い責任を担わせることへの心配を二人は口にしますが、大宋の次の天子として避けられないことでもあります。
そこへ、テイイとオウキンジャクが何度も謁見を求めてきます。断り続けていたゲンカンも、しぶしぶ二人を招き入れました。
ここ、「またこの二人か」って気持ちになります。来るたびに碌でもないことを持ってくるんですよね、この人たち。
二人が持ってきたのは、コウジュンへの告発でした。コウジュンがヨウオクに密かに詔書を起草させ、太子立太子を画策している、というものです。将来の輔臣として太子を利用しようとしているのだ、と。情報の出どころを問われると、コウジュンが宴席で「紅顔の知己」に話してしまったのだと答えます。
ゲンカンがヨウオクを呼んで確認しようとしたところ、ソウリヨウが調べた結果、ヨウオクがコウジュンの屋敷に一晩泊まっていたことが判明しました。
「一晩泊まっていた」というのが決定打になるのか。それだけで?という気はしますが、ゲンカンの頭痛もひどくなって冷静じゃなかったんだと思います。
怒りと頭痛に苛まれたゲンカンは、その場で勅書を下します。翌朝、朝廷への道でコウジュンはチョウケイソウに呼び止められ、降職の勅書を受け取りました。身に覚えのない罪状に戸惑うコウジュンでしたが、チョウケイソウの後ろにテイイとオウキンジャクの姿を見つけて、すべてを悟ります。
ゲンカンはすでに門を閉ざして面会を拒んでいる。コウジュンは勅書を手に、皇城に向かって深く一礼しました。
この一礼、ずっと頭に残ります。言葉もなく、ただ礼をして去っていくコウジュン。悔しいとか怒りとか、そういう感情を全部しまい込んでいる感じがして、切ないです。
リュウゴウはゲンカンに、コウジュンの件は誤解があるはずだと直言します。しかしゲンカンはテイイたちの話をすっかり信じていて、取り合いません。結局、コウジュンは陝西の知府として赴任することになりました。
一方でリュウゴウはジュエキを呼んで、加冠の礼について話します。ジュエキは自分に課される重さをわかった上で、即座にうなずきました。まだ幼いのに、しっかりしています。
相位が空いたことで、リュウゴウはカクケンを訪ねて再び朝廷に出てくるよう頼みます。カクケンはすでにゲンカンから密書を受け取っていましたが、自分はもう年をとったと固辞しました。
「では誰が宰相に向いていると思いますか」とリュウゴウが問うと、カクケンが挙げた名前はリュウゴウが考えていた人物と同じ、ソギカンでした。
二人の考えが一致した瞬間、リュウゴウの顔がほっとしたように見えました。こういう「信頼できる人がいる」場面、少し救われます。
そのとき、カクケンの息子カクスウシン将軍の娘・カクセイゴがやってきます。父親と一緒に育ったせいか武芸が好きで、気風のいい娘です。自分から「宮廷で暮らしたい」と言い出したカクセイゴに、リュウゴウはにっこりして頭を撫でてやりました。
カクケンはこの場で、コウジュンの件についてひとつ示唆します。ゲンカンは本当に誤解しているわけではなく、わかっていて別の考えで動いたのかもしれない、と。リュウゴウはその言葉でふと気づき、それ以上は口にしませんでした。
加冠の礼が行われ、ジュエキは正式に太子として責務を担うことになります。朝廷では部族首長の帰順が報告され、リュウゴウが進言してゲンカンに採用されました。テイイとオウキンジャクは封禅(山に登って天に祭祀を行う、皇帝のみに許された大規模な儀式)を推し進めようとしますが、リュウゴウに助言されたゲンカンはうまく先送りにします。
ジュエキがアン先生のところへ急ぐとき、ジュコウに「詩経を先生に返しておいて」と頼まれます。ちゃんと覚えておけるかな、と少し心配しましたが、ジュエキはしっかり受け取って駆けていきました。
後日、オウキンジャクはゲンカンを訪れ、泰山に霊芝が生えているのは吉兆だと言い立て、また封禅の話を持ち出します。さらに五色の丹薬まで差し出しました。
ゲンカンはオウキンジャクの思惑をすべて見通していました。空いた相位が欲しいのだ、と。あえてゲンカン自身が「相位を与えよう」と口にすると、オウキンジャクはその場で跪いて感謝します。
跪くオウキンジャクを見るゲンカンの顔が、少し醒めていて面白かったです。全部わかっていて、わざとやってる。
書斎に戻ると、リュウゴウがチョウケイソウを呼び止めて、ゲンカンに丹薬を飲ませないようにします。ゲンカンは薄く笑って、「自分もわかってる」と答えました。しかしリュウゴウにはまだ腑に落ちない点があります。オウキンジャクの計略をすべて見通しているのに、なぜわざわざ宰相にしたのか。
その答えはゲンカンの口から出てこないまま、この話は終わります。ここが一番気になるところです。
大宋宮詞 43話の感想まとめ
一番きつかったのは、やっぱりコウジュンが降職になる場面です。朝廷への道でチョウケイソウに呼び止められて、降職の勅書を渡される。コウジュンの背中を見ていると、本当に何も言えなくなります。
テイイとオウキンジャクは最初からずっと嫌な二人でしたが、この話でやっと本格的に動いてきた感じです。でも、憎いとかそういう感情より、ゲンカンがあっさり信じてしまったことが悲しかったです。頭痛がひどくて判断が鈍っていたのかもしれませんが、コウジュンとずっと一緒に歩んできた人なのに。
カクケンが「ゲンカンは本当はわかっていて、別の考えで動いたのかもしれない」と示唆した場面。そこだけで見ると、コウジュンの降職はゲンカンが意図的にやったことになります。だとしたらなぜ、というのが引っかかったままです。リュウゴウも気づいて黙ってしまったので、この話の中では答えが出ません。
オウキンジャクの宰相就任の場面は、逆にゲンカンの余裕が出ていてちょっと面白かったです。丹薬を出してきたあたりで「ああ、相位が欲しいんだな」と見切っていて、先に言ってあげるゲンカン。跪いて喜ぶオウキンジャクを少し醒めた顔で見ている。あの二人の温度差がなんとも言えなかったです。
コウジュンが陝西の知府として去っていくこと、加冠の礼を終えたジュエキが先生のところへ駆けていくこと。いろんなことが同時に動き出した回ですが、皇城に向かって一礼するコウジュンの背中だけが、じわっと重く残っています。
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