大宋宮詞 第53話 あらすじ 陵陽が子を失い、コウジュンが間に合わなかった日

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53話はとにかく、いろんなものが終わっていく回でした。
テイイの一家が都を離れ、リョウヨウが大切なものを失い、コウジュンが逝き、先帝が地宮に葬られる。そしてジュウエキが皇帝になって、リュウガクが垂簾聴政(すいれんちょうせい)を始めます。
ひとつの時代が閉じる場面がいくつも重なって、見終わったあとにじんわりと重たさが残りました。

それでは53話を一緒に見ていきましょう!

大宋宮詞 53話のあらすじ

まずテイイをめぐる話から。ワンキンジャクがテイイの屋敷を訪ねますが、テイイはあえて会おうとしません。

失意のどん底にいるとはいえ、会わないって、さすがにひどい。

しかも娘がテイイの肩を持つような態度をとるので、ワンキンジャクは心配のあまり「もうあいつと別れてしまえ、一緒に辺境になんか行かなくていい」とまで言います。でも娘は首を縦に振らない。苦しいときに夫を見捨てたくない、それだけの気持ちです。ワンキンジャクは言葉も出ず、椅子に倒れ込んでしまいました。

一方でリュウガクはコウジュンの屋敷を自ら訪ねます。紅葉の前で酒を酌み交わしながら、二人は静かに話をしました。リュウガクが先帝の遺詔(いしょう)を探していることを切り出すと、コウジュンは黙ったまま。でもテイイへの対処、国喪の場での外交問題——リュウガクがすべてをきちんと収めていく様子を、コウジュンはずっと見てきました。

「先帝は私を困苦から救ってくださいました。そして先帝が最も信頼していたのは、あなたです」とリュウガクが語りかけます。先帝への深い思いを持つ者同士が、酒を挟んで向き合った場面でした。コウジュンの中で何かが少しずつほぐれていくのがわかります。

コウジュンって意地っ張りだけど、こういうときにちゃんと動くんですよね。

そして、この話で一番つらかった場面へ。テイイの息子であるテイケンヨウの妻、リョウヨウに関わる出来事です。

テイケンヨウは妾のリュウアルを追い払い、リョウヨウのもとを訪ねました。困り果てたテイ家のためにひとこと口添えしてほしい、という頼みです。しかしリョウヨウは顔を向けようともしません。テイケンヨウが食い下がったとき、誤ってリョウヨウを柱に押しつけてしまい、リョウヨウはそのまま気を失って倒れました。

太医が急いで宮中へ向かい、リュウガクは廊下で待ちます。

やがて太医が汗をにじませながら出てきて、力のない声で告げました。リョウヨウは子を失っただけでなく、もう二度と子を持てない体になった、と。

リュウガクが部屋の外に立ったまま、しばらく何も言えなかった。あの沈黙、見ていられなかったです。

リュウガク自身も、かつて子を奪われた経験がある。太医の言葉が何を意味するか、誰よりもよくわかっていたはずです。

知らせを聞いたリョウヨウは、ひざまずくようにしてリュウガクに懇願します。テイケンヨウとの離縁を認めてほしい、と。リュウガクは「あなたが言わなくても、私もそのつもりです」と答えました。

テイイはこの知らせを聞いてまた激怒します。息子に向かっても怒鳴り散らしましたが、どうにもなりません。結局テイ一家は都を離れ、辺境の小さな知府(ちふ)として赴任することに。大きな権力を握っていた一家の、静かな終わりです。

その後、先帝の陵墓がほぼ完成し、埋葬の日が翌月に決まります。リュウガクの心には先帝ゲンカンへの思いとともに、どこかしら後悔のようなものが滲んでいる様子でした。

遼(りょう)の使者が都に訪れましたが、リュウガクは会おうとしません。国喪が明けたばかりで、まだ整えるものが残っていたのかもしれない。

そして先帝の出棺の日。

コウジュンは病床からはっとして目を覚まし、なんとか先帝を見送ろうと立ち上がります。でも病はまだ治っていませんでした。急ぐあまりに血を吐き、自分の屋敷の敷居の前でくずおれてしまいます。

間に合いませんでした。

あの倒れ方、画面の前でしばらく動けなかったです。

リュウガクとジュウエキは地宮(ちきゅう)で先帝を最後に見送りました。棺(ひつぎ)を見つめるリュウガクの目に、かつての声、かつての記憶が重なっていくようで——涙が止まらなかった。

悲しみで体を崩したリュウガクはそのまま床に臥します。ジュウエキが薬を飲ませ、果物の皮を剥いてそばに寄り添う姿が、なんとも静かでいたわしかったです。

四大補臣が見舞いに訪れ、ワンキンジャクが登基の詔書(とうきのしょうしょ)を提出しました。ジュウエキの即位に向けた準備が整いつつあります。臣下たちはリュウガクに垂簾聴政を正式に認めるよう求めましたが、リュウガクは「後日改めて」と言うだけでした。

ソウリヨウがここで一つ報告を添えます。コウジュンが先帝の埋葬の日に亡くなった。本人の遺志どおり、山の麓に葬った、と。リュウガクは表情を変えませんでしたが、その目に深い惜しみがありました。

蘇義簡(ソギカン)がリュウガクに個別で会いに来ます。コウジュンの屋敷から発見された手紙を持参しました。コウジュンがリュウガクのために遺した、治国のための書です。政事を自ら担うこと、先帝の名のもとに国を治めること——コウジュンが最後にリュウガクへ残した言葉でした。

あれだけ頑固だったコウジュンが、最後に手紙でそれを言った。少し胸が痛かったです。

そして即位の儀式が始まります。ジュウエキが皇帝となり、リュウガクは太后として御簾(みす)の後ろから政に臨む。大臣たちが一斉に跪く場面で、53話は幕を閉じました。

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大宋宮詞 53話の感想まとめ

この回でいちばん重かったのは、リョウヨウのことです。

テイケンヨウが「押してしまっただけ」とはいえ、リョウヨウは子を持てない体になってしまいました。それを告げられたリュウガクが何も言えなかった場面——リュウガク自身も、かつて子を奪われた経験がある。だから太医の言葉が何を意味するか、誰よりもわかっていた。

言葉にならないまま廊下に立つリュウガクを見ていて、胸が締まりました。

コウジュンの最期は、報告として後から知らされる形でした。敷居の前でくずおれて、先帝に会えないまま逝ってしまった。先帝を見送った日に、コウジュンも同じ日に逝っていた、というあの重なり方がきつかったです。

遺した手紙のことが、少しだけ救いでした。言えなかった言葉が、紙の上には残っていた。あれがコウジュンなりのやり方だったのだと思います。

最後のジュウエキの即位の場面。大臣たちに拝礼されながら、リュウガクの表情が読めなかった。こわばっているようにも、静かに覚悟しているようにも見えて——どちらにも取れるまま、画面が暗くなりました。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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