星漢燦爛 第50話 凌不疑が文帝に告げた本当の名前

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50話、ずっと待っていた回です。

凌不疑(りょうふぎ)の正体、あの人が一体何者なのかという部分が、この話でまるごと出てくるんです。昏睡状態から少商の笛の音で手を離す場面から始まって、最後は文帝の前で本当の名前を口にするところまで。1話に詰め込みすぎでは、と思うくらいの密度でした。

それでは50話を一緒に見ていきましょう!

星漢燦爛 50話のあらすじ

崖から救出された凌不疑ですが、意識を失ったまま手放そうとしないものがありました。少商(しょうしょう)の手です。

医師たちが治療しようとしても、凌不疑は少商の手を握ったまま離しません。三皇子が少商を部屋に呼び入れようとしたそのとき、宮殿の外で少商が笛を吹き始めます。するとまだ意識のない凌不疑が、それに感じ入ったかのようにゆっくりと手を離した。

笛の音で意識が戻るって、普通なら「そんな…」ってなりそうなんですけど、ここはなぜかすんなり受け入れられました。意識がなくても少商の音はわかるんだ、というのが自然に伝わってきて。

一夜が明けて、凌不疑の容体が安定したという知らせが届いた途端、今度は少商がぱたりと倒れます。目が覚めたのは昼過ぎで、そばには宣皇后(せんこうごう)が付き添っていました。

少商はここで、凌不疑とは今後一切関わらないと決意します。宣皇后はそれを惜しみながらも、少商の気持ちを尊重してくれました。少商は感謝の涙をこぼし、この恩は今生では返しきれないと言います。

宣皇后、本当にいい人。少商がこういう人に出会えたのが救いですよね。引き留めずに「わかった」って言ってくれる大人って、この時代の話だと特に貴重で。

でもその前に、少商は真実を知りたいと思っています。関係を終わらせる前に、あのとき何があったのかを自分の目で確かめたい、と。

袁慎(えんしん)に付き添われ、少商は牢に収監されている淳于(じゅんう)に会いに行きます。淳于はすっかり狂ったような状態でした。でも少商には、あれは生き延びるための演技だとわかっています。

少商は淳于に一つの事実を告げます。かつての流産は凌益(りょうえき)が意図的に仕組んだものだ、と。自分を利用しようとした女をそのままにしておくような凌益ではない、と少商は読んでいました。

少商、このシーンで怖いくらい鋭い。凌益の底意地の悪さをちゃんとわかってるから言えるんだけど、それを武器として使うことへのためらいが顔に出てなくて、ちょっと胸が痛かったです。

その言葉を聞いた淳于は、表面上は狂ったままですが、三才観(さんさいかん)の女媧(じょか)娘娘という名前を繰り返し口にし始めます。証拠を隠した神像を汝陽王妃(じょようおうひ)に預けていたことを、間接的に示したのです。

そして場面は宮廷の大広間へ。文帝(ぶんてい)が上座に座り、多くの侍医が控えるなか、傷の癒えきっていない凌不疑が白衣のまま静かに話し始めます。

ここから語られるのが、この話の核心部分です。

幼い頃、凌不疑と霍無傷(かくむしょう)は兄弟のように育った二人で、顔もよく似ていたといいます。ある日、霍無傷が木に登って服を破いてしまい、叱られないよう二人は服を交換します。霍無傷が凌不疑の服を着て父のもとへ杏を届けに行くと、凌益が霍将軍に投降を迫っているところを目撃してしまいます。将軍が断ると、凌益はそのまま彼を殺した。

服を交換した、ただそれだけのことが、その後すべてを変えてしまったって、怖すぎます。子どもの無邪気な判断一つが、あれほどの重さになるとは。

その後、外から入ってきた彭坤(ほうこん)が敵軍を引き入れて城を落とします。二人は書斎に火を放って去り、霍無傷は煙で気を失い、皮肉にもそのせいで命を拾いました。

目が覚めると夜で、大雨が降っていて、あちこちに死体が転がっていた。城壁には、凌不疑の首が晒されていました。

霍無傷と叔母の霍君華(かくくんか)は死体の中に二日間隠れて生き延び、都に戻ります。霍君華はそこからすっかり正気を失い、ずっと霍無傷の乳名を呟き続けていました。凌益に口封じされるのを避けるため、霍無傷は凌不疑として宮中に入ることにします。

以来ずっと、凌不疑として生きてきた。凌益を父と呼び続けながら証拠を集め、しかし凌益はその都度証拠を消し、最後は彭坤を含めた関係者をすべて殺しました。唯一の証人だった霍君華も、冤罪を抱えたまま病死します。

もうどこにも訴えようがない、という状態になってから「暴には暴で」と動き始めたって知ると、あの行動が少し違って見えてきます。追い詰められた末の選択だったんだ。

すべてを聞いた文帝は、目に涙を浮かべながら席を立ち、凌不疑の前に歩み寄ります。本当の名前を教えてほしい、と。

凌不疑はゆっくりと顔を上げ、「霍無傷」と言いました。

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星漢燦爛 50話の感想まとめ

一番きつかったのは、服を交換した話でした。

あの日、霍無傷が凌不疑の服を着ていなければ、全部違った展開になっていたはずで。でも違ったとしたら今の霍無傷(=凌不疑として生きてきた人)はいないわけで、何がよかったのかもわからなくなってくる。

凌不疑が白衣で淡々と事実を並べていくあの場面も、ずっと頭に残っています。泣かないんだ、あの人は、と思って。長い年月をこうやって語れるようになるまで、どれだけかかったか。

少商の笛の場面は、この話のなかでほっとできる数少ない場面でした。あれだけ傷ついて意識のない状態でも、少商の音には反応する。関係を終わらせると決めた少商と、無意識でも少商を手放さない凌不疑。この二人のすれ違いがしばらく続くんだと思うと、胸が少し重くなります。

でもこの話で一番こたえたのは、霍君華のことでした。甥を守って都まで連れ帰って、最後は名前も解けないまま亡くなっていく。霍無傷の本当の名前を誰より知っていたのに、それを証言することもできないまま逝ってしまった。「霍無傷」と言えたのは、あの人がいたからだと思います。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!
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