ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
今回は11話。丹青酒庄がとうとう産声を上げる回で、開業までのあれこれがぎゅっと詰まっています。さんざん嫌がらせをしてきた羅家に、丹青がどう一矢報いるか。そして程風との距離感が、じわじわ縮まっていく話でもあります。
それでは11話を一緒に見ていきましょう!
荊棘の花 11話のあらすじ
11話の冒頭は、丹青が酒庄開業のお酒を持って徐程風に会いに行くところから始まります。
お礼を渡すという名目ですが、程風はそのお酒を一口飲んで、甘露堂の名酒「月下逢」と比べられるほどだと言います。丹青にしてみれば、自分が長年大切にしてきた酿酒の腕を初めてちゃんとわかってくれた人が現れた感じです。
月明かりの下で二人がお酒を飲みながら語り合う場面、あの静けさが好きです。ちゃんと「わかる人」が隣にいるって、こんなに安心するものなんだなと。
一方、羅雪児は甘露堂の帳簿を調べて、家の資金が底をついていることを知ります。それでも彼女は動じない。すぐに金の延べ棒に換えて、半月以内に立て直してみせると言い切ります。このひと、本当に強靱ですよね。悪役ではあるけど、そのへんは認めます。
さて、そんな中で大きな動きが起きます。聊城の酒業組合の夏会長が、「酒神泉」という特別な山の湧き水を独占的に使える酒家を選ぶ儀式を7日後に行うと発表します。
もちろんこれは羅雪児の仕掛けた罠です。夏会長に金の延べ棒を握らせて、甘露堂が選ばれるように手を回していたわけです。丹青もそれを察して、程風に翌朝の立ち会いを頼みます。
翌日の酒神祭祀の儀式。夏会長と羅雪児が「神谕(神の託宣)」を発表すると、なんと示されたのは甘露堂ではなく丹青酒庄でした。
羅雪児の顔、見たかった。あれだけ準備して手を回して、ふたを開けたら丹青の名前。あのプライドが地面に落ちる瞬間です。
羅雪児はすぐさま「不正をした」と声を上げます。でも程風が証言します。丹青はずっとそこにいて、何もしていなかったと。それでも羅雪児はあきらめません。「神泉の使用権は商会の会員にしか渡せない」という規則を盾に、丹青酒庄が受け取れないよう阻もうとします。
そこで丹青が動きます。
その場にいる商会の酒家たちに向かって投票を呼びかけ、「丹青酒庄を商会に入れてほしい。そして山泉水は独占せず、みなさんと分かち合います」と宣言します。
この一手、うまい。独占しないと言われたら、反対する理由がないですから。羅雪児の算段が完全に逆転した瞬間です。
各酒庄は賛成し、丹青酒庄は無事に商会に加入。羅雪児は止める手がなくなって、怒りをのみ込んで会場を後にします。その夜、丹青は程風に「どうやって羅雪児の仕掛けを見抜いたのか」を打ち明けます。程風は「やるな」とだけ言って笑います。
そしてついに、丹青酒庄の開業当日。
沈自山が早朝に集めた露水を手土産に持ってきます。地味だけど、これが一番温かいと思います。
羅雪児は白い花を持って「おめでとう」と言いながら、「素人が酒庄を開くなんて家業を潰すだけ」と嫌みをたっぷり乗せていきます。程風は天昊に贈り物を届けさせます。程風の名前で贈り物が届くと酒庄は大いに注目され、羅雪児はまた悔しそうにしているのですが、夜になって今度は程風自身が棋子酥(碁石の形をした焼き菓子)を手作りして持ってきます。
丹青が「今日もらった中で一番いい贈り物」と言います。
程風が手作りのお菓子を届ける。このドラマにこういう場面があるとは思っていなかったので、少し意外でした。あんなにきりっとした人が台所に立っている図というか。
影でひっそり動いている話もあります。沈自山が百事通という情報屋から聞いてきた話では、蔵宝図の鍵を腐食させた「化純散」と、かつて丹青に盛られた毒「血曇花」は、それぞれ唐門と五毒教という別々の門派の毒だとのこと。しかしかつて両方を扱える弟子が西域へ逃亡しているらしいのです。これが誰なのか、まだわかりません。
緑竹(程風の周りにいる女性)が丹青酒庄に乗り込んできて、近づくなと警告します。しかし丹青は動じず、「あなたが学ぶべきは傍に寄り添うことだけじゃなく、心に寄り添うことよ」と返します。緑竹は言い返せずに去っていきます。
怡親王はその緑竹からの密書で、程風と丹青が親しくなっていることを知ります。そして丹青を程風の弱点として使おうと決めます。きな臭くなってきました。
最後に、酒庄の商売が順調になってきたところで、客の一人が「薔薇露(薔薇を使ったお酒)に問題がある」とでっち上げて騒ぎを起こします。でも丹青はすぐに繆神医を呼んで客の体を診させ、異常なしを確認。その客に公衆の前で認めさせます。しかし羅雪児はこの騒ぎに乗じて、密かに薔薇露の醸造秘方を盗み出していました。
荊棘の花 11話の感想まとめ
一番頭に残っているのは、やっぱり酒神儀式の場面です。
羅雪児があれだけ仕込んでいたのに、ふたを開けたら丹青酒庄の名前が出てくる。あそこの羅雪児の顔と声が頭から消えません。丹青がどう仕掛けたかは程風への事後報告で明かされますが、だいぶ前から手を打っていたのは確かで、周到さが怖いくらいです。
商会加入のくだりも好きです。独占しないと宣言した瞬間に、全員が味方になる。羅雪児がどれだけ金を積んでも買えなかったものを、丹青は言葉一つで得ていた。
程風の棋子酥は、正直いって少し笑いました。あんなにきりっとした人が菓子を作っている絵は想像しにくくて。でも丹青がそれを「今日一番の贈り物」と言った時、物より気持ちの話なんだなと気づきます。
羅雪児が薔薇露の秘方を盗んだのは、11話の最後にさらっと出てきます。笑顔で白い花を持って嫌みを言いながら、その実ちゃっかり秘方を手に入れている。憎らしいけど、有能ではある。
怡親王が丹青に目をつけたのも、11話で静かに動き出した件です。程風の弱点として丹青を狙うということなので、今後の展開が読めなくなってきました。
棋子酥を受け取った丹青の顔が、11話で一番良かったです。
コメント