双燕秘抄 第30話のあらすじ&感想|茉喜と陳文徳、夜の語り合いで見えた“過去の傷”とは?

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今回の「双燕秘抄」第30話では、茉喜(まき)と陳文徳(ちん・ぶんとく)が再び衝突しながらも、お互いの“過去”や“本音”を少しずつ打ち明け合う様子が描かれます。互いを取り巻く乱世の状況は厳しさを増す一方ですが、二人の関係にどんな変化が起きるのか注目です。
それでは第30話を一緒に見ていきましょう!

双燕秘抄 第30話のあらすじ

茉喜と陳文徳、朝食のささいな衝突から始まる一日
前回、茉喜は出城を試みたものの、結局捕らえられ将軍府に連れ戻されてしまいました。そんな気まずい空気を抱えたままの朝、茉喜は陳文徳の朝食を取りまとめることに。ところが、小武(しょう・ぶ)が毒物の有無を厳重にチェックしており、「そんなに刺客に狙われているのか」と茉喜は驚きと同時に少し同情します。
しかし、自分なりに「妻」の役目を果たそうとする茉喜に対し、陳文徳は「態度が雑だ」など細かいことで口やかましくツッコミ。茉喜も思わず「わがままな人だわ…!」とイラ立ち、いきなりの険悪ムードが漂います。

思いやりたい気持ちもある一方で、すぐ衝突してしまう二人のもどかしさが印象的です。
しぶしぶの“巡城”同行|隗州特使からの再度の縁談
そんな中、陳文徳は「今日は巡城に付き合ってもらう」と命じます。茉喜が拒むと、陳文徳は「それなら小武に縛り上げさせる」と脅し、やむなく二人で城内を回ることに。道中、茉喜が“兵書”をちらっと見て意見したり、万嘉桂(まん・かけい)に例えて話したりすると、陳文徳は相変わらずヤキモチを焼く場面も…。
そこへ隗州(かいしゅう)の特使が訪ねてきて、茉喜は奥の内室へ。一人になった陳文徳に対し、特使は「朝廷が本格的に軍を動かし、万嘉桂も兵を集めている。今、正面衝突は得策ではない」「隗州刺史の娘との縁組を受ければ、我々が仲介して戦火を回避してあげよう」と持ちかけます。だが、陳文徳はこれを毅然と拒否し、さらには茉喜への毒を仕掛けた一味と疑い、警告として特使を傷つけて追い返すという強行態度をとるのでした。

茉喜の中毒事件もあって、陳文徳は特使への怒りを隠せない様子。物騒な雰囲気が増していますね。
鳳瑶と万嘉桂の焦燥|“今度こそ茉喜を救う”と誓うが…
一方で、城外に出ている万嘉桂と鳳瑶は、茉喜の情報が全く入らないことに焦っています。鳳瑶は「二人を引き離したのは私のせい」と自責し、万嘉桂も「今回こそ磬州を攻め落として茉喜を取り戻す」と決意。さらに「すべてが解決した暁には自分の親へ本心を告げ、堂々と茉喜と結婚する」と誓います。
だが、万嘉桂が朝廷に求めていた援軍を迎えるにしても、今後の戦いは激化が必至。鳳瑶は「もう茉喜は陳文徳に心を許してしまうのでは」と不安を募らせつつも、「私のせいで犠牲が出るのは嫌だ」と複雑な想いを抱えています。

“鉄鉱”をめぐる情勢悪化|深夜の語り合いで明かされる陳文徳の心痛
巡城を終えた後、陳文徳は夜遅くまで公務に追われ、茉喜は夕食をすませて待ちぼうけ。合流した二人は、さらに鍛冶場(かじば)へ向かいます。そこでは手足に障がいを負った元兵士たちが、懸命に武器を製造している姿が…。茉喜は「これほど武器を作って、まさか本当に朝廷に反乱を?」と尋ね、陳文徳は「朝廷側こそ、俺を“反賊”に仕立て上げて狙っているんだ」と自嘲気味に告白。
夜が更け、茉喜が陳文徳の部屋をのぞくと、彼は悪夢にうなされて刀を振り回す姿で目を覚ます。傍にいた茉喜は思わず「危ない!」と距離を取りながらも、その“心の傷”の深さを知り、胸が痛むのです。

戦場で多くの仲間を失ったトラウマからくる悪夢…“冷酷な将軍”の裏に人間らしい痛みがあるのが切ないですね。
やがて茉喜は、次の晩に陳文徳に“どうしてそんな夢を見るのか”と問いただすと、彼は昔の苦しい境遇や、元いた一族の衰退、戦場での悲惨な体験を一つひとつ打ち明け始めます。自分が強くあろうとする裏には、多くの理不尽や悲しみがあったのだと知り、茉喜は思わず優しい言葉をかけるが、陳文徳は“こんな弱い姿は誰にも見せたくない”という思いから、気まずそうに屋根へ登り、一人酒をあおるのでした。

双燕秘抄 第30話の感想まとめ

激化し続ける外の戦況と、深まる夫婦の内面描写
今回の見どころは、陳文徳の“苦しい過去”がより具体的に語られ、茉喜の心にも何らかの変化が芽生えるシーンでしょう。これまでは衝突ばかりだった二人ですが、若干ながら互いを理解し合うそぶりが見えてきたのが印象的です。
とはいえ、外の状況はますます緊迫。万嘉桂が大軍を率いてくる話や、隗州との縁談を断ってしまったことによる刺客の可能性など、陳文徳が抱える危機は依然として大きいままです。

茉喜はどう動く? そして鳳瑶&万嘉桂は再度…
茉喜も、陳文徳が単純な“暴君”ではなく、苦しみを抱えた人物だと分かり始めましたが、まだ完全に気持ちを許したわけではありません。一方で、鳳瑶は万嘉桂とともに“再攻”のタイミングをうかがっています。
果たして三者三様の想いはどこへ向かうのか? 次回はさらに、外の大軍や刺客などが絡んで混乱が深まりそうで、見逃せませんね!

陳文徳が見せる“心の傷”にどこか惹かれつつも、万嘉桂への想いは捨てきれない茉喜…切ないです。
次回の動向もドキドキが止まりません♪

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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