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譙県での屯田制をめぐり、曹丕と司馬懿の改革がいよいよ宗親たちの逆鱗に触れることになりました。かつて曹操を支えた功臣・夏侯惇が命を賭して立ち塞がり、曹丕は実の母・卞太后と激しく対立するなど、宮中はかつてない緊張に包まれています。もはや後戻りのできない血みどろの権力闘争、34話の怒涛の展開を一緒に見ていきましょう!
三国志~司馬懿 軍師連盟~ 34話のあらすじ
司馬懿は改革を強硬に推し進めるため、一万の兵を後ろ盾に軍勢を率いて夏侯凱を譙県へ送り出しました。宗親たちが好き勝手に振る舞う状況を力で押さえ込む覚悟です。陳羣は己の身の振り方を危惧しますが、司馬懿は「改革を始めた日から後戻りはできない」と言い放ちます。天下の士子たちは、今や二人を改革の旗手として見ています。
「改革のためなら一万の兵でも出す」という司馬懿の決断。引き返せない川を渡ってしまった覚悟が伝わってきて、冷や汗が出ました。
一方、譙県では鄧艾が屯田吏たちと共に田畑の計算に没頭していました。そこへ夏侯楙が現れ、鄧艾が霊寿亭侯府の人間を捕らえたことを追及します。しかし妻に励まされた鄧艾は、一切ひるむことなく理路整然と言い返しました。結局、夏侯楙たちは言葉に詰まり、その場を引き下がるほかありませんでした。
夏侯楙の横暴に対して一歩も引かない鄧艾の姿、見ていて最高にスカッとしました!
魏宮では、曹丕が山陽公の二人の娘と過ごしていましたが、そこへ卞太后が甄宓を連れて乗り込んできました。宗親たちから屯田制の過酷さを訴えられた太后は、激しい怒りを露わにします。二人は母子というより、対等な立場の権力者として真っ向からぶつかり合いました。さらに卞太后は、なぜ甄宓を皇后に立てず、曹叡を太子にしないのかと食い下がります。
実の母に対する曹丕の冷ややかな目つきにゾッとしました。情すら消え失せているようで、恐ろしすぎます。
曹丕は「宗親たちが孫権や劉備を倒せるなら王に封じるが、荒廃した中原は自分一人で守る」と突き放します。卞太后から「逆子」と罵られても、曹丕は後宮の政治介入を禁じる命を下しました。疑心暗鬼に陥った曹丕は、長年仕えてきた宦官の師俊さえも信じられなくなっています。
そんな中、山陽公の大公主が甄宓を陥れようと画策します。甄宓がかつて曹植と通じていたという噂を利用し、自分が皇后の座を狙うという悪質な作戦です。何も知らない甄宓が息子に詩経を教えていると、曹叡を郭照の宮へ移せという理不尽な命令が届きました。
ただ息子と過ごしたいだけなのに、根も葉もない噂で引き離されるなんて。甄宓の悲しみが画面越しに伝わってきて胸が痛いです。
一方、郭照は劉貴人による陰謀を暴きます。宮女を使って詩の内容を改ざんさせ、甄宓に濡れ衣を着せていた劉貴人に杖刑を下し、首謀者の宮女を処刑しました。曹丕は、かつて剣を帯びて駆け回っていた頃の郭照を思い出し、二人には久しぶりに穏やかな時間が流れます。
物語は悲劇的な結末へと向かいます。宗親たちの執拗な要求に抗いきれず、病身の夏侯惇が司馬懿を訪ねてきました。「水清ければ魚住まず」と諭しますが、司馬懿は首を縦に振りません。夏侯惇が宗親の兵権を盾に脅しても、司馬懿は「魏には戦える将軍は他にもいる」と一歩も引く気配を見せませんでした。
夏侯惇の忠告を鼻で笑うかのような司馬懿の強硬姿勢。二人の信頼関係が完全に壊れる音を聞いた気がしました。
激昂した夏侯惇は席を立ちますが、憤怒のあまりその場で倒れ、そのまま息を引き取りました。司馬懿は事の重大さに呆然とするしかありません。葬儀に参列すれば宗親たちに殺されるのは必至、行かなければ改革は止まる。曹丕と司馬懿は、二人で葬儀に参列するという決死の覚悟を決めました。
34話で一番きつかったシーン
今回のすべてを持って行ってしまったのは、何といっても夏侯惇の突然の死です。激論の末、憤死という最期があまりに無常すぎます。曹操の時代から魏を支えてきた古参の重臣が、よりにもよって司馬懿との口論で命を落とすとは。呆然と立ち尽くす司馬懿を見ていると、彼がこれから歩む茨の道の厳しさを思い知らされます。
そして、曹丕の冷徹さも目に焼き付いて離れません。実母に対して、皇帝として完全に一線を引いてしまった姿。「自分一人で守る」という言葉には、誰の助言も受け入れないという凄まじい孤独が同居しています。あんなにも感情を削ぎ落とした曹丕の姿を見ていると、こちらまで息が詰まりそうでした。
甄宓と曹叡が引き離されるシーンも残酷そのものです。今回の曹丕陣営は、血の通った関係が次々と切り捨てられていくようで、見ているだけで心身ともに削られる思いでした。夏侯惇という大きな支柱を失った今、魏の宮中はより一層混沌としていきます。宗親たちの殺気が渦巻く葬儀の場で、曹丕と司馬懿がどうやってこの嵐を乗り切るのか、それだけが頭をよぎります。
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