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クルミットです♪
38話は刑場での告白回でした。凌不疑が程少商のために杖百回の刑を引き受けて、それを目の前で見せられた程少商が抑えていた感情を爆発させる。展開自体はシンプルですが、文帝がその場をどんな意図で組み立てたかを越妃が静かに読み解くくだりがあって、この二人の大人が意外と好きになった回でもありました。
それでは38話を一緒に見ていきましょう!
星漢燦爛 38話のあらすじ
話は宣皇后と程少商の会話から始まります。
宣皇后は程少商に、太子の昔の恋の話を聞かせます。曲泠君という名家の嫡女が宮中に出入りするうちに太子と恋仲になったこと。しかし文帝には若い頃に結んだ婚約があり、その義理を通すために太子は孫家の娘を迎えなければならなかった。太子妃がずっと不安定なのは、愛されていないかもしれないという怖さから来ているのだと、宣皇后は言います。
誰も悪くないのに三人分の幸せが丸ごと消える。この手の話、じわじわきます。
「あなたはまだ真心を渡していないから太子妃の気持ちがわからないのよ」と指摘された程少商が否定しようとした、そのとき。外から大変な知らせが届きます。
凌不疑が御史台に無断で乗り込み、左大人の両足を折ったというのです。
程少商が御史台で苦しんでいたことへの報復として、上奏も手続きも飛ばして私刑を振るった形です。八家の大臣が連名で訴状を提出し、事態は取り返しのつかないところまで来ていました。
文帝は激怒して、凌不疑に杖百回の刑を命じます。
大殿の外で程少商は凌不疑に追いつきますが、凌不疑は「誰も心配しなくていい」と言って自分から宮外へ歩いていく。三皇子は横で火に油を注ぎ、五皇子は他人事みたいに面白がっています。
五皇子、ここで笑うのか。これには腹が立ちました。
程少商が五皇子に直言したところ、文帝は「では五皇子も十打ちにせよ」と命じます。程少商は涙をこらえながら城壁越しに刑の様子を見ていました。刑官が振り下ろすたびに凌不疑の皮膚が割れていく。一打ずつ。
文帝は程少商に言いました。凌不疑が今日受ける痛みはすべてお前のためだ。宮中では言動を慎め、と。
そして三皇子が打ちの回数を読み間違えた瞬間、程少商は限界を超えます。守衛に押さえられながらも凌不疑に向かって叫ぶように、言ってしまう。
告白がこんな形になるとは程少商も思っていなかったと思います。でも、あれだけ積み上がってきたものはもう止められなかった。
文帝が五皇子に「もうやめろ」と合図を送り、その場はようやく収まります。宣皇后の取り計らいで、凌不疑は長秋宮で養生することになりました。
その夜、越妃が宣皇后にひそかに話します。軍の杖刑には二種類あって、見た目は血まみれでも実際にはほぼ無傷な打ち方と、見た目は平気でも骨がぼろぼろになる打ち方がある。凌不疑は明らかに前者だった、と。
つまり文帝は最初から本気で傷つけるつもりなどなかった。程少商に凌不疑への気持ちを自覚させるための演出だったわけです。
越妃さんが静かに種明かしするくだり、ここで文帝がちょっと好きになりました。意地悪な見せ方だけど、愛情がある。
夜、凌不疑の部屋に梁邱飛がこっそり見舞いに来ます。しかし程少商が布団をかぶったまま入ってきたのを見て、自分が余計だと悟ってそのまま帰っていきました。
二人きりになった部屋で、程少商は薬を飲ませ、笛を吹き、そのまま自然に口づけを交わします。
一方、程少商の母・蕭元漪は娘が何日も帰らないことで気分が沈んでいました。娘が送ってくれた大氅も受け取ろうとしない。夫の程始が「少商は家の誉れだ」と慰めますが、蕭元漪は凌不疑こそ少商より信用ならないと言い張ります。
後半では凌不疑の調査が動き出します。御史台の復元が命じられ、梁邱飛の兄弟が越氏の軍報告書を取り出しに向かいます。小越候が救援を故意に遅らせた証拠は出てきていますが、証言できる軍医と韓武はすでに死亡していました。凌不疑は証拠を直接つかむより、小越候を追い詰めて自ら動かす方向で策を練ります。
星漢燦爛 38話の感想まとめ
一番印象に残ったのは刑場の場面です。
打たれる音を聞きながら城壁の外に立っていた程少商が、三皇子の一言で限界を超えてしまうくだり。抑えてきたものがあんなに唐突に崩れるとは思っていなかったので、息が止まりました。
凌不疑が「誰も心配しなくていい」と言いながら自分から歩いていく背中を見てから、じわじわ積み上がってきたものが一気に出てしまった感じ。程少商もあんな状況で言うつもりはなかったと思います。
越妃の分析は「あ、そういうことか」となりました。血が出ていても実際には無事な打ち方を凌不疑に受けさせて程少商に見せる。文帝なりのやり方。面倒くさいけど嫌いになれない皇帝です。
夜の二人の場面は静かで良かったです。笛の音と薬と布団。ここまで来るのにどれだけかかったか。
梁邱飛が空気を読んでさっさと帰るくだり、あそこだけちょっと笑えました。あの男も場の空気は読める。
蕭元漪が送られた大氅を受け取らずにいる場面、じわっと気になりました。娘への愛情なのか意地なのか、まだどっちともとれる。
凌不疑が笛の音を聞きながら目を細めた顔、あれが38話で一番好きでした。
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