夢華録-あらすじ-16話-17話-18話-感想付きネタバレでありで!

ご訪問いただきありがとうございます!
クルミットです♪

「趙氏茶坊」の客足が落ちたため、趙盼児は店の周辺を分析して新たなコンセプトの「半遮面」に作り替えて再始動を試み、文人たちに好評を博します。ところが顧千帆を恨んだ于中全が、趙盼児に冤罪をかける事件が発生し、顧千帆が趙盼児を守ろうと他人のふりをしたことで、顧千帆にとって自分は何なのかを突きつける事態に…

東京で話題の店となった半遮面ですが、やはり目立ちすぎると反発を買うようで、趙盼児たちにまたトラブルが発生しそうです。そんな苦労を経て顧千帆との関係は一歩前進しそうですが、二人にはまだまだ乗り越えるべき問題が山積みのようですよ♪

【夢華録】(ネタバレあり)

第16話「闘茶」

宋引章は、「茶湯巷で半遮面の真似をしている」と憤るが、趙盼児は他店に真似されるのは想定済みで、「茶百戯」さえ真似されていなければ大丈夫だと考える。今の繁盛も商売敵あってこそで、自分たちは上質なものを作り続ければいい、というのだ。
茶百戯は1話目で顧千帆との出会いの時にやっていたラテアートですね

趙盼児は、半遮面の開店7日目の祝いとして、客全員に琵琶の演奏を聞かせると言い出す。客たちの評判では、茶湯巷の菓子は半遮面とは比べ物にならないが、宋引章の琵琶の腕が落ちたのではという声が上がる。そこに別の弾き手が弾き始めると、明らかに腕前が上だった。最初の弾き手は茶湯巷で琵琶を弾いていた素娘で、宋引章に金100両で弟子入りを申し込み、宋引章は「互いに切磋琢磨しよう」と受け入れ、絶賛を受ける。
敵に食って掛かるよりも、実力差を客に認めさせる方式の方がはるかに上品ですね♪

素娘を引き抜かれたことで激怒した清茗坊の胡店主は激怒し、茶湯巷の店主らを引き連れ半遮面に怒鳴りこむ。茶湯巷の27軒は半遮面に出入りする客をもてなさないと宣言し、趙盼児たちを妓女と罵ってきたため、趙盼児は模倣を指摘してやりこめる。しかし引っ込みがつかない胡店主は、闘茶で白黒つけようと言い出し、趙盼児は受けて立つことに。
あしらったことで殴り込みが来てしまいました。胡店主は「有翡」の沖霄道長ですね!

茶湯巷と半遮面の闘茶は五名の文人たちが判定することに。胡店主の用いる茶葉は高級茶の「北苑先春」、趙盼児は銭塘の「雨前径山茶」を用いることに。水も臼もすべてにこだわりを見せる胡店主に対し、趙盼児たちは見劣りのする道具に普通の雨水だというので、半遮面は劣勢が否めないと囁かれる。趙盼児は優雅に舞いながら茶を碾くが、まるで妓女だと否定する胡店主に対し、趙盼児擁護の声を挙げたのは意外にも杜長風だった。そこに、騒ぎを聞いて顧千帆が姿を見せる…
ブランド重視で実がない東京を内容で上回ってきた趙盼児なら、金の臼に勝てるはず!

琴の名手である趙盼児の「陽関三畳」を奏でるような点て方に、胡店主は顔色を変える。「茶の色」「泡立ち」「味わい」の三点が審査されるが、色は双方純白で引き分けに。泡立ちは、趙盼児の茶の泡が先に消えたかに思われたが、「茶百戯」によって泡の上に絵を浮かび上がらせた趙盼児に軍配が上がる。最後に味わい勝負では五人の審査員の票が割れるが、最後の審査員が趙盼児の茶の「唯一無二の味」を評価したことで、半遮面が勝利を収める。
茶百戯が真似されなければいい、という趙盼児の言葉の意味がここで回収されましたね

趙盼児の茶に対する真摯な態度に胡店主も理解を示し、茶湯巷は半遮面を受け入れ歓迎することになり、心配で見守っていた顧千帆はそっとその場を去る。客たちに感謝を込めて茶と茶菓子がただで振舞われることになるが、杜長風はつまずいて孫三娘が持っていた菓子の粉をかぶってしまう。助けてくれた相手が誰かわからず、杜長風はその優しさにときめく。
孫三娘と杜長風にまさかのラブフラグが?すごい組み合わせですね~

夜、趙盼児がひとり舞っていると、訪ねてきた顧千帆はその姿に魅せられる…
ステージママで有名な劉亦菲の母は舞踏家だそうで、その血を引く優雅さですね♪

スポンサーリンク

第17話「差し出された花」

顧千帆は、闘茶から妓女と呼ばれていた趙盼児の姿をすべて見ていた上で、趙盼児に想いを打ち明け、妻として娶り生涯連れ添いたいと言う。朝廷の官吏と元楽妓の関係が東京中に広まるとしても、顧千帆は己の決断に後悔しないと言い、趙盼児もその想いを受け止める…
顧千帆のこの実直な告白を受けたら、親の仇でも惚れてしまいそうです

半遮面に沈如琢が訪ねてくるが、宋引章はいまだに怯える態度を崩さず、官妓だからと軽く見ていると非難する。そして一度嫁いで離縁して夫を牢に送ったことから、自分に関わることで名声に傷がつくと突き放す。沈如琢は過去をすべて知った上で琵琶の才能に打たれ、尊敬が愛に変わったのだと言うが、宋引章の警戒心が簡単には解けないのを見て、沈如琢は3日後、順天門外の金明池へと宋引章を誘い、約束のために簪を預かっていく。
沈如琢の口説きはテクニックが前面に出ている感じで、どうも信用できないのですよね

高慧の乳母・江氏は欧陽旭の過去を調べ上げ、元賤民の趙盼児との婚約関係が露見することを恐れて逃げたのだと察する。それを聞いた侍女の春桃は趙盼児の境遇に同情するが、江氏はかわいそうなのは高慧であり、趙盼児さえ消えれば問題はないと考える。
欧陽旭の周辺の女子が害された件は、本当は誰の仕業だったのか、わかった気がします

趙盼児に仕返しをしようと池蟠が息まくのを止められず、呂五は半遮面に「討ち入るから逃げろ」と孫理に伝えさせる。ところが半遮面に到着すると、池蟠一行とは別の男たちが向かってきたため二組が衝突寸前に。しかし池蟠は痛めた足を手下に踏まれて戦線離脱し、結局孫理が高みの見物を楽しんだだけで終わってしまう。
孫理は杜長風に闘茶を実況した子ですが、それ以前にも偽名で騙した悪賢い子ですね

事情を聞いた張好好は、自分の仲間の趙盼児を襲おうとしたことに激怒する。睨み合った相手の正体を調べさせるがわからず、手下が相手の頭の衣を破いて持ち帰ったのを見ると、用心棒に使うようなものではない高価なものだったので、張好好は教坊司に頼んだのかもと考え、池蟠は役人が絡むなら手が出せないと悔しがる。
池蟠が「あの男たち」と激突していたら、その結果、結構な大問題になったでしょうね

趙盼児と顧千帆は二人で出かけ、互いに気持ちを確認し合ったことで喜びが抑えきれない。趙盼児は、于中全の件に蕭欽言が関わっているのかと尋ねるが、顧千帆は親子関係については伏せて蕭欽言との関係を説明し、蕭謂の妬みを買ったのだと語り、于中全は死に蕭謂も制裁を受けたことですべて済んだと安心させようとする。蕭欽言と距離を置くべきだと趙盼児に言われ、これ以上つらい思いはさせないと約束する。
顧千帆ったら生き閻魔が形無しのデレデレじゃないですか…

二人が語り合っているところに蕭謂が通りかかり、趙盼児と顧千帆を見てそっとその場を離れる。顧千帆が商人の女と恋仲とわかり、礼節を知らないと思うが、蕭欽言との親子関係については否定しきれない。顧千帆が体質的に生姜水を受け付けないのは蕭欽言と蕭謂も同じなのだ。すると年上の顧千帆の方が長男ということになるため、蕭謂は蕭欽言の婚外子について調べてはっきりさせるよう命じる。
蕭謂と一緒にいるのは、蕭府の家令・忠氏の息子ですね

顧千帆は雷敬に呼び止められ、咄嗟に趙盼児の手を放す。二人で話をするというので、趙盼児は隠れて二人の話を聞く。顧千帆は趙盼児の正体を隠そうとするが、雷敬がしつこく知りたがったため「あの女子に情はあるものの、遊びなので」と言い逃れ、名門の令嬢との縁談を依頼したため、趙盼児は深く傷つく。唐突に冷たくされた顧千帆は話しあおうとするが、そこに蕭謂が顧千帆に話しかけてくる。
この「急に趙盼児に冷たくされオロオロ」の構図、これまで何回ありましたっけ

蕭謂は顧千帆が兄かどうかを確認しようとするが、顧千帆はあくまでも否定し「蕭家の嫡男は私だ」と言われても、自分は蕭家には何の興味もないから近づくなと言い渡す。それを見ていた斉牧は、顧千帆に注意を与え、蕭欽言が都に戻ってくることでつけあがる息子たちを、皇城司として排除する時を待てと言い含める。顧千帆は雷敬を以前得た罪証で追い詰めるべきだと提案するが、斉牧は興味を示さず、蕭欽言こそが清流派の真の標的だと言うばかり。
雷敬→蕭謂→斉牧と次々に趙盼児との仲を悪者が邪魔する展開、かなりしつこいですね

半遮面の客の中に、何やら様子を伺う二人組がいた。兄と呼ばれた男が紅果茶を飲んで突然倒れて血を吐き、妹が茶に毒が入っていたと大騒ぎする。客は逃げ出し、妹は役所に届け出ると言い出すので、趙盼児は必死に止める。役所に届けられたらすべてが終わるのだ。しかし袁屯田らはこっそり趙盼児に隠れて役人を呼ばせる。
これもまたあちらからの刺客でしょうか

趙盼児は残っていた紅果茶を妹に無理やり飲ませ、兄の目に刀を突きつける。すると妹は茶で死んだりせず、兄は実は生きていた。誰に頼まれたのか問い詰めるが吐かないため、蛇草花を飲ませて「解毒しなければ一生話せなくなる」と脅し、先に話したほうにひとつしかない解毒薬をあげると言う…
これまた中華時代劇あるあるの「謎の毒」と「都合のいい解毒剤」ですね♪

第18話「災い転じて福となす」

兄役の男は、借金の返済に困り店で騒げと命じられたことを白状する。それを聞いた妹役は、自分も彼から嘘の事情を聞かされ騙されていたと知り、兄役が「港の八爺」から指示を受けていたと暴露する。しかし金を渡していたのは40歳くらいの女で、富貴な家の使用人だと、細かい観察眼から察したのだという。
ちょっと待ってください、察するにそれは高家の江氏と思われますが、40歳…??

趙盼児は二人に一部始終の誓約書を書かせ、濁石と袁屯田に役人が来たら証言と、噂が立った際の釈明をお願いする。そして蛇草花は嘘だったと明かし、二人を見逃し、妹役の娘=葛招娣には薬を買う金を手渡す。疲れて座り込む趙盼児に、こっそりやってきた顧千帆が「高慧の乳母・江氏の仕業だ」と教え、高慧の悪辣さに注意を促す。趙盼児は急に帰ってしまった訳を聞かれ、顧千帆が蕭謂の件で自分に嘘をついており、自分のことを遊びだと言ったことを指摘する。うまく説明できずに困惑する顧千帆だが、雷敬と蕭欽言から呼び出されたため、趙盼児のことを後回しにしなければならない。
顧千帆は求婚するにあたって、沢山説明をしておかないといけなかったのでは

趙盼児は孫三娘たちに今回の黒幕は高家だと打ち明け、直接高慧と交渉しようと考える。まず趙盼児は書画店に徐熙の山水画を持ちこむが、そこは高鵠が毎月16日に書画を買い付ける店で、趙盼児は高鵠に欧陽旭の事態を説明する。高鵠が探しているのは徐熙の絵だと調べ、あらかじめ絵を用意していたのだ。そして趙盼児は江氏の企みを打ち明け、誓約書を提示して警告する。高鵠は即座に誓約書を破るが、それは写しだった。
趙盼児を眺めるカメラワークと言い、高鵠の視線と言い、何か危険な香りが…

好色な高鵠は趙盼児が気に入り、欧陽旭の復讐から守ってやるからと妾にしようとする。そこに顧千帆が皇城司の令牌を見せながら趙盼児を妻だと紹介して助ける。高鵠は「欧陽旭は二度と都に戻らない」と約束して趙盼児を諦める。趙盼児はまだ顧千帆への怒りが収まらないが、顧千帆から「顧趙氏」と呼ばれ、本妻として迎えたいと言われる。
顧千帆が「生き閻魔」でなかったら、もっと強引に高鵠は挑んでいたかもしれませんね

顧千帆は、茶楼で会ったのは上司の雷敬で、鄭青田と組んで自分の命を狙った人間だから本音など話さず、趙盼児のことを「遊び」と説明したのだと説明する。蔑まれたくないあまりに自分自身を見下していると顧千帆に指摘され、趙盼児は信じるために「欲しいのは一生ものの愛」だと言う。顧千帆はその場で全財産を趙盼児に差し出して本気を見せ、今後は説明する時間が欲しいと言う。趙盼児は顧千帆のことを何も知らない不安を抱きつつも、信じて心を委ねることに。
そこで信用の証として差し出すのが全財産っていうのが、実にオトナというか

顧千帆は皇城司に入ったわけを聞かれ、「早く昇進できるように」と説明する。幼い頃に父と別れ母に育てられたが、母が顧家の墓に入れないため、母を誥命夫人として葬るために早く五品になりたかったのだという。納得した趙盼児は墓参に連れて行って欲しいと言うが、そこに陳廉が陛下のお召しで呼びに来たため、「夜に店で会おう」と約束して別れる。
蕭欽言のことを伏せるために、母が「顧家から離縁された」かのような嘘をついた?

上機嫌の趙盼児は孫三娘に「欧陽旭と高慧が破談した」と説明するが、孫三娘は顧千帆との仲直りのせいだろうと見抜く。そんな中、葛招娣が店で雇ってくれと懇願したため、趙盼児は働きぶりを買って面倒を見ることに。趙盼児は「帳簿の計算が合わない」と言って孫三娘たちを先に帰らせるが、葛招娣はそれを見てかつて従姉が同じ理由で自分を追い払っていたからと、「恋人が来るからだ」と見破る。
葛招娣の賢さはきっと、この先三人の助けになるかもしれませんね

高家では江氏が厳しく罰せられていたが、高慧が母代わりの江氏を必死に庇ったため、命は助けられる。高慧は江氏の「屋敷の金を盗んだ」との自供が信じられずにいたが、春桃から「母は欧陽様の元許婚を困らせた」と聞かされ、愕然とする。一方、約束通り半遮面にやってきた顧千帆は、いきなり口づけて大事な話があるという。「婚約していたことがある」と切り出され、趙盼児は驚く…
婚約を隠していた男その1とその2♪ 正直に打ち明けた顧千帆が誠実に見える?

スポンサーリンク

16~18話の感想

池蟠との三番勝負に引き続き、茶湯巷との三番勝負でも、さりげなく宋の時代の文化に触れることができましたが、茶の湯が文化として成熟していたのに、その頂点がブランド化しすぎてむしろ田舎の方に良質なものが残っているというのも皮肉ですね。お茶という趙盼児の得意技で勝負してしまったので、あとはもう三番勝負ネタは出てこないのでしょうか、今後出てくるとしたら、誰と誰が何で勝負するのかが楽しみです。

今回、やっとのところでプロポーズできた顧千帆ですが、男で傷ついた過去から趙盼児がちょっとしたことで疑って怒り、それに対して女慣れしていない顧千帆が、機嫌を損ねられてどうしたらいいか内心オロオロして、陳廉にそっとお伺いを立ててようやく理解して遅めの対応をする、というルーティンが確立してきたようです。陳廉も二人がようやくくっついて嬉しそうですが、自分がキューピッド務めた苦労のたまものですよね♪
それでも、顧千帆が蕭欽言との関係を趙盼児に伏せていることから、まだまだ顧千帆が趙盼児を傷つける地雷は足元に埋まっていそうな。さっさと打ち明ければいいのに、まだまだ二人の距離感を安心して見られる日は遠そうですね。

そして「半遮面の戦う第四の女」として葛招娣が登場しました。なかなか機転の利く女子ですが、今後どのような活躍をしていくのでしょうか。さらに杜長風と孫三娘にちょっぴり恋の予感フラグが立っていましたが、これまた難易度が高そうな組み合わせですね。
そろそろ顧千帆を取り巻く陰謀も本格化してきそうな気配ですが、良い人はどんどん幸せになって、悪い人は「熱い風呂」にでもつかって不幸になればいいですよね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

コメント

コメントする