夢華録-あらすじ-37話-38話-39話-感想付きネタバレでありで!

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永安楼の評判は高まり、皇帝がお忍びで訪れるほどになりますが、趙盼児は皇帝と話す中で「真作の夜宴図は銭塘の楊府で燃えた」と言い、欧陽旭の策略を潰します。趙盼児は顧千帆が蕭欽言の実子だと知り、父を陥れたのは蕭欽言であっても自分たちには関係ないことだと顧千帆に復縁の決断を迫ったことで、再び二人はともに歩く将来を夢見るように…

夜宴図という大博打に失敗した欧陽旭は東京から追放されることになり、策を潰した趙盼児と顧千帆を恨み、最後の賭けに出ます。欧陽旭と手を組んで趙盼児を狙ってくる黒幕とは一体?趙盼児と顧千帆にこれまで以上の試練が降りかかりますよ!

夢華録(ネタバレあり)

第37話「募る憎しみ」

傅子方が杜長風の書院に通うことになり、孫三娘は息子を見ていてやれないことで自分を責める。しかしすでに傅子方は14歳であり、杜長風は自分の息子も同然で、きちんと育てることを約束する。孫三娘は生徒たちにからかわれるが、「奥様」と呼ぶように言い返す。
孫三娘と杜長風はすっかりいいカップルになってきましたね~

早く夫婦になりたい顧千帆だが、趙盼児は店に夢中で婚姻を考えていないかのように振舞って、顧千帆をからかう。顧千帆は嫁いでも嫁がなくてもいいが、ずっと寄り添っていたいと思う。「夜宴図」の件は、斉牧が宿州に飛ばされ、欧陽旭が新州の通判になることで決着するが、趙盼児は諸悪の根源の欧陽旭が降格にならなかったことが不満に思う。
欧陽旭の処分は、陛下が寛容なのではなく、皇后がねじ込んだのですよね~

欧陽旭は屋敷の処分を子明に命じるが、欧陽家の最後の身代のため徳氏に反対される。西京での苦労を二度と味わいたくない欧陽旭は、売却資金で工作を行おうと目論む。欧陽旭は永安楼に出向き、趙盼児に直接謝りたいと言うが断られ、宋引章に文と伝言を託すが、趙盼児はそれを見て「旧縁を盾にすがっているだけ」と冷たくあしらう。顧千帆からは大相国寺での待ち合わせの文が届くが、その日は酒楼組合から呼び出しがかかっていた。組合が香料の買い占めを知ったため潘楼の店主が文をよこしたというのだ。池蟠は正店の権利譲渡ではないかと楽観的に考え、趙盼児に一緒に会合へ行くよう強く求める。
趙盼児にも謝罪しようとは、そこまでして東京に残りたいのでしょうか

欧陽旭は子明が持ち帰ったのが予定金額を大幅に下回り400貫だったため、激しく折檻する。実は子明は徳氏に「売らずに質入れしろ」と言い含められたためで、欧陽旭は激怒し徳氏を撲殺したため、子明は欧陽旭の狂気に怯える。
もう欧陽旭を冷静に止められる人物は誰もいなくなってしまいましたね

顧千帆は自宅に大量の調度品を買い込み、趙盼児を呆れさせる。陳廉に飼い犬を見繕わせ、二人は「この屋敷で楽しみに満ちた日々を送ろう」と誓い合う。池蟠は会合のために馬車で迎えに来るが、二人の仲睦まじい様子に激怒し、顧千帆と池蟠は馬車の中で睨み合い、趙盼児に「大人になりなさい」と呆れられる。三人は会合に行く途中、馬車が通れなくなって歩いていくことに。そこに三人の歩く道の上の橋からわざと材木が落とされ、顧千帆が趙盼児を庇い、賊を仕留めたものの、怪我を負うことに。
顧千帆の4回目の深手?この三人を恨んでいる人の心当たりが多すぎるから困ります

趙盼児が怪我をしたため、顧千帆宅で看病することに。しかし池蟠は逃げたことで面目を失い、姿を現さない。杜長風は心配で駆け付けるが、まだ母との関係を知らない傅子方はなぜ杜長風が来るのかわからず、陳廉がうまくごまかす。心配だから早く婚姻しようと急かす杜長風だが、孫三娘は官職を得てからにしようと考えていた。
傅子方に孫三娘たちの関係を明かすのは、先延ばしするほどまずいような気が…

事件当時、皇城司より先に開封府が駆け付けてしまったため、事態は複雑化し、趙盼児不在の間、厨房は孫三娘に、接客は宋引章に託すことに。刺客の狙いは三人のうち誰なのかわからず、酒楼組合は関与を疑われるが、殺すほどのことはしないと否定し合う。組合の店主たちは宋引章が女将になったことを侮り、今が最大の好機だと考えていた。
今の覚醒済みの宋引章を「琵琶弾き」と侮ったら、痛い目に遭いそうですけどね

店を切り盛りするようになった宋引章は、客の不安を払拭しようと奮闘していた。そこに長楽郡主府へ届けた蟹醸橙の蟹が腐っているとの騒ぎが発生する。届けた何四は縛り付けられ、王楼の王豊が大声で騒ぎたてていた。宋引章が連れてきた医官に料理を調べさせると蟹みそが赤かったため、孫三娘は「これは偽物」と断言する。永安楼では雄蟹の黄色いものしか使用していないのだ。役所に訴えると仄めかされた長楽郡主府の家職は慌てて謝罪する。
郡主府を巻き込んで、どんな大技を決めてくるのかと思ったら、こんなしょぼい策…

何四は郡主府の家職から詫びとして帯を贈られ自慢し、使用人たちも安堵する。しかし宋引章は王楼と郡主府の賂のやり取りを掴めなかったため、次は何を仕掛けてくるかと思っていたところ、酒を売ってもらえず、全部の鬱金と蘇合と引き換えだと脅される。池蟠がまだ引きこもっているというので、宋引章は臆病者と叱咤する。王楼とのいざこざを聞いた池蟠は、組合の管轄外の地方の正店から調達することに。そんな中、孫三娘を慰めようと杜長風が抱きしめていたところを見た傅子方は、二人を酷く罵倒する。その目を覚まさせようと宋引章が川に突き落とすが、杜長風の説得も聞き入れようとしない。
やればできる子池蟠ですが、寝室に趙盼児が買ってあげた人形が…

第38話「背後に潜む者」

傅子方は母と杜長風の関係を拒否し、自分の同意なしに一緒にはさせないと言い張る。しかし孫三娘は離縁された身のため、たとえ息子でも自分の婚姻に口出しできる者はいないと言う。これまで甘やかしすぎたことを反省し、孫三娘たちは傅子方を突き放して川から救い上げることなく帰ってしまう。戻ってきた傅子方は、孫三娘に跪いて謝罪する。孫三娘は自分の夢を傅子方に押し付けてきたと反省し、誰にも負けずに堂々と婚姻を挙げる、と言う。
傅子方はここに見捨てられたら行き先がないことを理解できたのだと思います

池蟠が地方で調達した酒を大々的に宣伝したことで、客は以前の三割増しとなり、趙盼児は宋引章の腕前に感心する。趙盼児は殺害未遂事件に関しては組合の仕業だとは考えていなかった。そこに「欧陽旭が新州の通判に赴任中、海賊に襲われ命を落とした」との知らせが入る。しかも顧千帆は突然朝議で商人との通婚を弾劾されたという。そこに侍衛司の都虞候・張允が現れ、顧千帆を勅命により牢へ連行する。
庭に鞦韆が♪ しかし欧陽旭の死は本当に?こんなにあっさり?信じられませんね~

顧千帆の受けた拷問は外傷の残らないもので、皇帝が拷問を禁じていると推測する。顧千帆は「夜宴図」の贋作を作った疑いで捕えられたのだが、張允は以前崔指揮の仲間だったことから、その復讐心が清流派と皇后派の争いに利用されているだけだと指摘するものの、張允は耳を貸さず、顧千帆に鐘刑を行う。
この拷問は鼓膜破れそうですが、大丈夫でしょうか?

陳廉の説明によると、欧陽旭襲撃の賊の骸に蕭家の紋があったため、蕭欽言は病を理由に謹慎していた。蕭欽言と顧千帆の血縁関係が噂として流れており、趙盼児との結婚を反対し趙盼児を殺そうと襲撃したという話が皇帝の耳に入ったのだという。皇后派の蕭欽言のやりすぎが問題になり、皇后は身の潔白を証明するため顧千帆の尋問を皇帝に申し出た。つまり皇后派の顧千帆が「夜宴図」の件で趙盼児に嘘をつかせた、と皇帝は考えたのだろう。陳廉は失脚を恨んだ斉牧の仕業ではとみるが、趙盼児はことを静観した方がいいとみる。
組合だけでなく、皇后派からも清流派からも全方向から恨まれている現実…

池蟠は顧千帆を救う名案として、趙盼児と自分が夫婦になってしまえば言官の言葉は嘘になる、と言うが、どさくさに紛れて下心を通そうとするやり方に宋引章は激怒する。趙盼児は池蟠の人脈を駆使して、拷問されているであろう顧千帆に会おうとするが、趙盼児は危険だからと杜長風が代わりに牢へ行くことに。
池蟠のそういうどさくさまぎれ、嫌いじゃないです♪

杜長風が医官のふりで顧千帆の牢を訪ねると、顧千帆は耳を傷めて聞こえない状態だった。「陛下のお望みは自分の審問」で、趙盼児と永安楼には手を出さないという。耳のことは趙盼児に伏せ、うかつに動かないようにと指示された杜長風だが、帰ってから問い詰められて耳のことを白状してしまう。そこで趙盼児は「顧千帆を救える唯一の人=蕭欽言」に会いに行くことに。蕭欽言と趙盼児は密かに面会するが、蕭謂が察知して様子を伺っていた。跪いて顧千帆を助けるように求めると、蕭欽言はすでに手を回しており、これ以上罪に問われることはなく無事に戻るだろうが、その間趙盼児は東京を離れた方がいい、という。
蕭欽言の親切は後から怖いことになるから、信用できないですよね

蕭欽言は趙盼児を厳重に守るように命じて帰りの馬車を手配したが、馬車の中に突然蕭謂が助けるために飛び込んできて、趙盼児を人目につかないところへ案内し「父は顧千帆を助けない」と言う。皇后は蕭欽言が絵の存在を隠し異心を抱いていると疑ったため、劉国舅に顧千帆を切り捨てる発言をしたのだというのだ。しかし趙盼児は、蕭欽言が自分を殺して斉牧一味のせいに見せかけ、蕭欽言と顧千帆が助かるようにするつもりだと気付く。蕭謂は顧千帆を妬みはしても、兄と兄の大事な人を守りたいと思ったのだった。
蕭欽言は、本人は気付いていませんが、息子たちはいい子ばかりじゃないですか

雷敬は皇帝に、「夜宴図」の件について顧千帆は何も知らないと断言し、蕭欽言と顧千帆の父子関係を懸命に否定して皇帝を納得させる。陳廉は欧陽旭が生存し都に護送されていることを趙盼児に明かし、欧陽旭に「斉牧に狙われた」と証言させることで事態を打開しようと考える。しかし欧陽旭はすでに顧千帆が父子だと知っているためその策は使えない。そこで趙盼児は、「黒幕が二人の父子関係を知らない」ということに気付く。
子明は殺されたということでしょうか。父子関係を知らない黒幕とは一体…

趙盼児は欧陽旭の部屋に忍び込むと、中で鵝梨帳中香の香りがしたことで、皇后の使いに会っていたのだろうと看破る。黒幕は斉牧ではなく皇后で、欧陽旭はすでに皇后に寝返っていたと指摘する。皇后は皇帝に、皇后派と清流派を同時に疑わせ、蕭欽言の勢力をも牽制させたのだ。欧陽旭は桂花の過敏症だったため、趙盼児は「桂花を満載した船に乗った」という話が嘘だと気付いていた。なぜ自分たちを狙うのかと聞かれた欧陽旭は、趙盼児に襲い掛かり「何もかも君のせいだ」と首を絞めて殺そうとする。
趙盼児のせいにしているすべてが、欧陽旭自身が自分で選択したことなのですよね…

趙盼児の力が抜け、その死を確信した欧陽旭は手を放し、顧千帆を殺し高家にも復讐して出世の道を歩むのだと決意する。しかし生きていた趙盼児は反撃し、陳廉の助けで逃げだす。大理寺の兵が駆け付けるが欧陽旭は追わせず、趙盼児に知られても証拠がないと考える。
大理寺が皇后の手の者となっている、ということでしょうか

皇帝のもとへ高慧が押しかけ、趙盼児を「心の友」と呼び、買い占めについて擁護して無罪を主張し、御前から追い払われても「無辜の民を政争に巻き込まないで」と訴える。誰もが顧千帆と趙盼児の擁護をすることに皇帝はうんざりするが、雷敬は皇后と顧千帆の潔白を畳みかけて皇帝に信用させ、蕭欽言の復帰が遅れるのは皇后を傷つけると納得させる。
高慧の思わぬ心意気に感動しました。このドラマ、本当に女性陣がカッコイイです!

陳廉は「皇后は我々を見逃さないのでは」と案じるが、趙盼児は皇后の弱点を握っていることから機会が生まれ、蕭謂の言葉通り「人が多い場所なら手は出せない」と考える…
趙盼児がかつて皇后を思いやって皇帝に助言したことを、皇后に聞かせたい…

第39話「決死の直訴」

皇帝への直訴で高鵠に激怒された高慧だが、窮地に黙って手を差し伸べてくれた趙盼児を「心の友」と思い、その恩に応えたいと思っていた。皇帝は高慧や趙盼児の言葉を考えて、蕭欽言を復帰させ、顧千帆を釈放させるよう命じる。釈放された顧千帆は早速桂花巷に駆け付けるが、池蟠から「欧陽旭を訴えるため開封府に向かった」と聞いて、慌てて止めに走る。
高慧はいい子なので、欧陽旭の呪いから早く解き放たれるといいですね

趙盼児は欧陽旭の裏切り行為を開封府へ訴えて、その名誉を傷つけることで顧千帆と自分を黒幕から守り、皇帝の疑いを顧千帆から欧陽旭に移そうと考える。その頃欧陽旭は、皇后の使いに趙盼児の始末をと訴えるが、そこに開封府からの訴状が届く。趙盼児が勝訴すれば欧陽旭の評判は地に落ち、斉牧の審理で証言が無効になる恐れが出てくるため、皇后の使いは審理を非公開にするよう開封府に伝えさせる。
趙盼児と欧陽旭の愛憎は、思惑先行でついに法廷闘争へと発展することに…

市民は開封府の公告を見て「欧陽旭と趙盼児の婚約破棄」の問題に混乱する。顧千帆は開封府に駆け付けるが、審理は非公開だとして閉門されてしまう。趙盼児は「婚約破棄と誹謗中傷」で欧陽旭を訴え訴状や証拠を提出するが、欧陽旭は趙盼児には訴える資格がないと申し立てる。趙盼児の籍は銭塘に、欧陽旭の籍は赴任地の新州にあるため、知府は開封府が本件の所轄にないと判断し、訴状は差し戻されてしまう。
前もって杜長風に相談していたらよかったのに~

無事に出てきた欧陽旭を見て、人々は探花が酒楼の女将を娶るはずがないと趙盼児を見下すが、待っていた顧千帆は人目もはばからず趙盼児を抱きしめ無事を喜び合う。これは顧千帆のために起こした訴えだったが、これからは自分の名誉挽回のための戦いなのだ。この件の皇后が後ろ盾でも、裏切りの張本人が欧陽旭だと知らしめれば、皇后も手出しできなくなるため、顧千帆は命がけの趙盼児の思いに応えようと思う。
こういう時、趙盼児の暴走を止めさせずに見守るのが顧千帆のいいところですよね!

顧千帆は銭塘で訴えを起こそうと言うが、野次馬の中の少年が「東京でも訴えを起こすことができる」と言う。それは「登聞鼓院」という官民の訴えを受理する施設に訴えるもので、景徳年間に闕門の外に設置されたものだが、訴えは陛下に伝わるという。すっかり寂れて忘れられた施設だったが、趙盼児は訴えの太鼓を打ち鳴らす。
この少年は、将来きっと状元になる人材ですね♪

趙盼児は登聞鼓院にあらためて訴状を提出する。登聞鼓院は賂や脅迫、殺人を扱う部署で、越訴の場合趙盼児が杖刑20回を受ける必要があり、欧陽旭には僅かな罰しか与えられないが、趙盼児はそれでも白黒をはっきりさせたいと言う。趙盼児が求めるのは、欧陽旭こそが似非君子であるという証明なのだ。皇帝は、登聞鼓院の太鼓を打ったのが「欧陽旭の元婚約者の趙盼児」だと聞いて驚く。皇后は、この訴えは欧陽旭の名誉を傷つけ、斉牧の審理の証言を毀損する意図のため、趙盼児を殺すべきだと訴える。清流派が蕭欽言や顧千帆と結託して「夜宴図」問題の引き延ばしを企んでいるのだというのだ。
皇后が趙盼児のプライドの問題を政治問題化して、より面倒なことにしていますよね

訴訟乱発を防ぐため越訴は杖刑20回が習わしだが、趙盼児はそれを受け入れ執行される。見守ろうとしていた顧千帆だが、欧陽旭が「殺せ」とつぶやいているのを見て、刑に割って入って止める。杖刑とは臀杖だが、趙盼児に行われているのは流刑の罪人に行われるはずの脊杖で、口封じの意図があるのではと指摘して連れ帰る。脊杖が行われたと聞いた濁石ら文人たちは、登聞鼓院の不公正さに声を上げる。
女子相手の手加減なのか、孫三娘と宋引章を役人二人がかりで押し返せていませんね

宮中では宮女たちが趙盼児の噂をしているのが皇帝の耳に入り、その噂から皇帝は趙盼児が趙謙の娘だったことを知り「陛下の息災を祈っている」との言葉を思い出す。皇帝は宮女たちから「顧千帆が趙盼児のために刑場破りをした」と聞き、調べてみると皇后が命じて脊杖をやらせたとわかり、そのため登聞鼓院と朝廷への不公平の声が市中に渦巻くことになったとわかる。皇后は元凶である斉牧の処刑を邪魔されたくなかったのだと訴えるが、皇帝は皇后に失望し、突き放して考えさせる。
臣下の報告より宮女たちの噂話で正しい情報収集をするとは、陛下は英明なり!

皇后は夜になるまで動けずにいたが、寝所に向かおうとして忍び込んだ顧千帆と出会う。顧千帆は自分が蕭欽言の実子だが、斉牧の間者として皇城司に入ったのだと明かす。そして自分が知る多くの官吏の機密をすべて皇后に捧げて忠誠を誓うからと、趙盼児の助命を訴える。そこで皇后は趙盼児の訴えの取り下げを求めるが、趙盼児の名誉を回復させたい顧千帆はそれを拒絶し、皇后に剣を突きつける…
後宮への侵入はそれこそ大罪!顧千帆の覚悟のほどがうかがえますが…

37~39話の感想

欧陽旭が命を賭してすがりつき、趙盼児たちを狙わせた黒幕の正体は、斉牧かそれとも蕭欽言か、と思っていたところ、ラスボスとして皇后が登場してきました!趙盼児たちは皇后に対して悪意があったわけではなく、むしろ守る立場でこれまでやってきたのに、欧陽旭がついてしまったばかりに敵味方の構図がガラッと変わってしまいました。
これまでも皇后は皇后派の蕭欽言でも信用はしていなかったわけですが、自分を守ろうとするあまり全方面を敵と見て手段を選ばなくなってきたようで、そこに趙盼児が巻き込まれてしまったのは何とも理不尽です。

それもこれも、欧陽旭の往生際の悪さと、あと蕭欽言の迷惑なほどの長男ラブのせいでしょうか。蕭謂が勇気を出して趙盼児を守ってくれなかったら、蕭欽言は悲しみの顧千帆につけこんで、都合のいい令嬢との縁談をぶっこもうとか考えていたに違いないですよね。
蕭謂が思っていた以上にいい子だからこそ、その甘さが蕭欽言には物足りないのかもしれません。「あの父は息子ですら切り捨てる」と思っていたのに、実は顧千帆のことは危険を冒しても守ろうとしているのだということに蕭謂は気付いたでしょうか。あの父は顧千帆だから趙盼児を殺してでも守ろうとしている、と知ってしまったら、蕭謂はこの先父とどう向き合っていったらいいのかわからなくなるのではと心配です。

それにしても、宋引章の成長は目覚ましいですね!そして孫三娘も、自分が幸せになろうと決めたら絶対にブレない、その強さを見習いたいです。高慧も、そしておそらく皇后も…
女たちの強さが、このドラマに一本芯を通していると感じます。
次回は最終話となります。正義はちゃんと果たされるのか、そして趙盼児の女の意地は人々に届くことになるのでしょうか。全方向にスッキリしたラストになってくれることを祈りたいですね♪

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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