夢華録-あらすじ-34話-35話-36話-感想付きネタバレでありで!

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嵐ですべてを失い、心が折れて銭塘に帰ろうとまで思った趙盼児ですが、池蟠が手を差し伸べて「東京にこれまでなかった酒楼」を立ち上げることに。趙盼児のために命がけで東京に戻ってきた顧千帆ですが、父同士の因縁のため趙盼児に会うのをためらいます。そんな中、欧陽旭が「夜宴図」を手に、再起と復讐を期して東京に戻ってきました!

朝廷の陰謀にいやおうなく巻き込まれることになりそうな趙盼児ですが、自分の力で立ち上がろうとする潔さと、それでも顧千帆に正面からぶつかっていく強さが感動ものです。趙盼児と顧千帆が再び手を取り合うまでのじれったさを、しっかり見守っていきましょう!

【夢華録】(ネタバレあり)

第34話「皇帝の苦悩」

欧陽旭は皇帝に「夜宴図」を見せ、そこに描かれた皇后の衣に姓名が描かれていると証拠を提示する。皇后は出自が賤民であることを隠しており、先帝と陛下を欺いた重罪だとの訴えに、皇帝は激怒し追い出そうとするが、欧陽旭は投げつけられた硯で自死を図ってみせたため、蕭欽言ら閣僚が呼ばれる大ごとに発展する。
欧陽旭なら、自分が死なない程度に加減しそうです

池蟠は趙盼児に「経験がないのに、なぜ酒楼を回せているのか」と尋ねるが、趙盼児はこれまで多くの酒楼を見てきて、工夫あるのみだと悟り、趣向を変えているからだと言う。感心した池蟠は、いっそ一緒にならないかと求婚するが、趙盼児はつれない。
趙盼児は無理としても、池蟠にはこういう奥様が理想ではありますよね♪

欧陽旭は命に別状はなく、罪には問われないことになったが、皇帝は持病の頭痛が悪化して、当たり散らしたため、見かねた林頻が咄嗟に差し出した蘇合鬱金酒で頭痛が収まったため、皇帝は林頻に蘇合鬱金酒を手配するように命じる。永安楼特製のものだと聞いた皇帝は興味を持ち、しかも柯政の揮毫を持つ宋引章の存在を聞いて、今すぐ永安楼へ行こうと考える。
エロおやじ林頻がこんな高官で、しかも趙盼児のビジネスチャンスをアシストとは!

顧千帆は妻帯している孔午に、「奥方と喧嘩した時のなだめ方」を尋ねるが、「身を案じさせるのが肝要」と助言され、相手の心に顧千帆がいれば成就するとの答えになるほどと思う。
既婚者の孔午のアドバイスは、陳廉とは一味違いますね♪

船で永安楼に予約なしで訪れた客があり、林頻の名刺を出してくる。何四は追い払おうとするが、池蟠が機転を利かせて受け入れる。実はその客は皇帝のお忍びで、すっかり店の佇まいを気に入る。趙盼児は入手困難な龍涎香の香りを漂わせる客は只者ではないと見る。
池蟠の「陛下が来るかも」に笑ってしまいました。これが陛下ですよ!

趙盼児たちは花月宴に出す料理で最上級のおもてなしをするが、太監が銀の箸で毒見をし、給仕に徹するのを見て不審に思う。頭痛を察した心配りに感心した皇帝は、趙盼児が銭塘出身と聞いて両浙路転運判官だった楊知遠の名を持ち出す。その頃陳廉から皇帝のお忍びの外出を聞いた顧千帆は、何かあれば皇城司の責任が問われるため行方を追わせる。
1~2話で趙盼児たちが巻き込まれた、禁軍に一家惨殺され燃やされた楊知遠ですよ

趙盼児は客の正体をもしやと思いつつ、楊府をたびたび訪問し書画を買ってもらっていたと応え、「夜宴図」を売ったが火事で焼失したと残念がり、その証拠に茶百戯で絵を再現し、「夜宴図」に施した表装を語る。客の様子で相手が陛下であると確信した趙盼児は、急いで顧千帆に「盼児が命の危機にある」と伝えさせる。皇帝もまた殿前司の者に、雷敬へ趙盼児の言葉の真偽の確認を命じる。皇帝は皇后の過去を知っているのに百官が騒ぎ立てることで心を痛めてきたのだ。太監が「夜宴図は贋作だと趙氏に証言させることで清流派を黙らせよう」と提案し、幼い昇王から皇后の影響力を削ごうとする動きがあるのでは、と言う。苛立った皇帝は皇宮へ帰ることに。
趙盼児は絵が偽物だと匂わせたことで、深く巻き込まれてしまうのでしょうか?

顧千帆は殿前司の馬車が永安楼にあったというので、急いで駆け付けようとする。皇帝は趙盼児の意欲的な姿勢が皇后と似ていると思い、それを聞いた趙盼児は「女子で上に立つ者は恨みを買いやすい」からと、奥方を守ってさし上げてと助言する。そして趙盼児が伴侶と別れたと聞いた皇帝は、相手はなんと愚かだと憤る。顧千帆がこちらに向かっていると伝えられた趙盼児は、皇城司と殿前司の衝突を避けるため、皇城司を撤退させるよう伝え、顧千帆を止めるため馬車を出す。
陛下が趙盼児の相手が顧千帆だと知ったら、罰として思い切り辺境に飛ばされそう…

池蟠の機転で、出前を装って派手な馬車を出すが、それを見た他の酒楼の店主は、自分たちも出前はああしようと考える。趙盼児は顧千帆に、欧陽旭の帰京は「夜宴図」を入手したからで、陛下は欧陽旭から皇后の秘密を知らされたのだと説明し、自分が陛下に欧陽旭所有を贋作だと思わせたと打ち明ける。欧陽旭は顧千帆を皇后派として陥れるかもしれないため、趙盼児はすべてを知る顧千帆に後を託す。趙盼児は顧千帆に死んでほしくはないのだ…
池蟠の派手な馬車を見るに、彼も商才がないわけではないのですよね~

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第35話「隣家の秘密」

顧千帆は趙盼児の無鉄砲を案じ、引き留めようとするが、趙盼児は「芝居には付き合えない」と突き放す。趙盼児は皇帝の人柄を信じ、陛下が自分の話を信じる時は、それは心から皇后を信じる時だと言う。顧千帆は望月楼の件について言い訳をするが、趙盼児はそれよりも自分に会おうとせずに逃げたことの方が許せず、臆病さを指摘されて顧千帆は返す言葉もない。趙盼児は池蟠と手を繋いで顧千帆の前から去る…
相手が池蟠ならまだ大丈夫だって、多分顧千帆もわかっていると思います

趙盼児は涙を止めようとした池蟠の慰めについ笑いがこぼれ、二人で祭りを楽しみ、飲みに行くことに。池蟠は口説こうとするが、その手管は花街育ちの趙盼児には簡単に見透かされ、突然降ってきた雨に水を差されてしまう。池蟠はふられても諦めきれず、趙盼児に勝負を挑み、「次に橋を渡るのは男か女か」で賭けをするが、趙盼児の鋭い洞察に負けてしまう。
池蟠はマニュアル以上のことはできないプレイボーイなのですね♪

池蟠は負けたら三つ言うことを聞くというので、趙盼児はまず顧千帆の出自について尋ねる。実は「叔母」が顧千帆の実母であり、ある日母親が顧千帆を連れて顧家に戻ってきて、祖父が顧姓を名乗らせると宣言したのだという。池蟠は顧千帆の父が蕭姓だと明かしたため、趙盼児は蕭欽言が顧千帆の実父だと察する。それを知るのは池家、顧家と軒を並べた蘇家で、池蟠の両親も亡くなった今、ほとんどいないという。そして趙盼児は次に、織物協会の会頭である池蟠に二つ目の願いをする。
銭塘の楊知遠の夫人と顧千帆の関係性が語られました。仲の良いご近所だったのですね

趙盼児は帰宅すると、桂花巷の入り口に黄色の花が掛けられていることに気付き、一瞬心が浮き立ったものの、花を払い落す。趙盼児の帰宅を待っていた宋引章は、これまでのことを謝罪するが、趙盼児は「女子とは梅の花のように風霜を経験するほど美しい花を咲かせるもの」と言い、今の宋引章の功績を評価し、これから自分たちは色んな未来を選べると言う。
むしろ宋引章より、趙盼児自身がどんな未来を選ぶのかが、今は心配材料です

宋引章が窓を閉めようとして花瓶を割ったせいで、花瓶の下の紙が散らばる。趙盼児はそこに銀票3000貫があったことにようやく気付き、顧千帆以外にはいないと考えて陳廉を呼び、顧千帆が荘園を売って銭を作ったことを知る。顧千帆が馬車から出てこなかったことは、顧千帆が趙盼児から許されない何かを抱えていたが、趙盼児のために命がけで東京に戻ったのだと聞いて、趙盼児は顧千帆が自分を裏切っていなかったと悟って涙する。
顧千帆の真心の銀票が、やっと見つかりました!

永安楼で浮浪少年が騒ぎを起こす。孫三娘はそれが息子の傅子方だと気付いて駆け寄ると、傅子方は以前とは違い孫三娘に抱き着いて号泣する。
ここの傅子方の子役が孫三娘を見た時の演技、子役のお手本のようですね~

欧陽旭はあれ以来宮中から何の消息もなく、宮中で何か異変があったのではと焦る。その頃宮中では、雷敬が皇帝に「楊知遠が趙氏の店で絵を買っていたのは間違いない」と報告し、さらに楊家で当時「夜宴図」が目撃されたとの証言も伝える。皇帝は真作の焼失を確信し、欧陽旭と斉牧への怒りを抱くが、雷敬は黒幕の存在を匂わせ、斉牧たちは騙されただけではないかと庇う。皇后は夕餉の所望を伝えられ、この危機も九死に一生を得たと安堵する。
雷敬はこんなにしたたかに、皇帝を操るような頭脳派だったのでしょうか

雷敬は斉牧と密会し、「夜宴図」の件で斉牧が罪に問われることはないと伝えるが、斉牧は普段付き合いのない自分を雷敬が救ったのを疑問に思う。昇王が即位後に皇后が実母でないと知った時に皇后派は力を失うため、雷敬はその巻き添えから逃れようと清流派に接近を図ったのだという。そこで斉牧は陛下の怒りをそらすための「矛先」に考えがあると言う。
まるで「孤城閉」の前日譚になっていますね♪

賢妃から「皇后が寵愛を取り戻した」との知らせを受け、高鵠は欧陽旭に「夜宴図」の真贋を問いただす。陛下は欧陽旭の訴えを虚言だと一蹴したというのだ。趙盼児が元の持ち主だと知った高鵠は、今回のことが絵の出どころを捏造して陛下を利用した、ただの趙盼児と顧千帆への個人的復讐だったと気付いて激怒する。陛下が永安楼に行ったと知った欧陽旭は、もはや自分と高鵠は同じ穴の狢だと腹当てで脅す。
欧陽旭は追い詰められるほど、悪い方向に底力を発揮するタイプなのですね

蕭欽言は、雷敬が斉牧と手を結ぶと同時に、皇帝に斉牧の手抜かりを印象付けたことをほめたたえ、これで清流派への皇帝の信頼が損なわれたと喜ぶ。皇帝の健康が心もとない現在、皇后と昇王を手なずけ、蕭欽言は将来の朝廷と君主の補佐を手にできると目論んでいた。
蕭欽言は雷敬を信じているようですが、この二人のどちらかが絶対裏切りますよね!

欧陽旭は街である手巾に気が付く。その手巾の刺繍は高慧の腹当てと同じで「慧」と文字が入っており、至る所で売られていたため、欧陽旭が持っている腹当ては特別な意味を失う。愕然とした欧陽旭は高慧を問い詰め、再度の破談を申し入れるが、高慧は二度目の婚約自体をなかったことだと言う。そこで欧陽旭は高慧に交渉を申し入れる…
この意地悪で大掛かりな策略は、どこぞの会頭さんが絡んでいそうですね?

第36話「黄色い花に託す想い」

欧陽旭は、高慧が助けてくれなければ嫁ぎ先まで脅し続けると言い、陛下への謝罪のつなぎを求めてくる。実は手巾の策は、二つ目の願いとして織物協会会頭の池蟠の力を使った趙盼児の恩返しだった。しかし趙盼児に力を貸しても顧千帆を気にするばかりだ、と池蟠は嘆く。
趙盼児の頭脳と池蟠の権力で、なかなか素敵な恩返し!二人はナイスコンビですよね

傅子方は孫三娘に会うため、ふた月かけて東京まで歩いてきたのだと言い、今後は悔い改めてしっかり勉強すると誓う。母子再会の様子を陰で見ていた杜長風は池蟠に茶化されるが、息子の存在は知っていたし、覚悟はしていると言う。
過去の傅子方からすると、そんなに簡単に改心しないでしょうし、杜長風も苦労しそう

朝廷の記録を見ていた趙盼児は、父を弾劾した言官が蕭欽言だったという記述を発見し、顧千帆が自分を避けた理由にようやく思い至る。その涙を見た宋引章は「道はおのずと開ける、動かないよりいい」と力づけ、外を歩くよう勧める。趙盼児は思わず寺へと足を向け、そこで出会った僧侶に「ある人との縁が良縁か悪縁か、どう見極めるべきか」と相談する。すると僧侶は「自身の考え方次第」だと答える。その僧侶は半遮面の客だったと明かし、趙盼児はようやく笑みを取り戻す。
僧侶の適当なアドバイスが、意外と心に刺さったりするものですよね

雷敬を皇帝、蕭欽言、斉牧のそれぞれに取り入らせ「夜宴図」の件を納得させたのは、実は顧千帆だった。この立ち回りで皇后も雷敬に恩を感じることとなり、自分の地位は盤石だと雷敬は上機嫌に。これで欧陽旭を苦境に立たせ趙盼児を守れたが、顧千帆の心は晴れない。
やはり雷敬ではなく顧千帆の策でしたか。顧千帆は文官でも成功しそうですよね

王楼の店主・王豊は蘇合鬱金酒や蟹醸橙を真似てまがいものを安く売ったため、池蟠が怒鳴り込んで乱闘を引き起こし、趙盼児に呆れられる。実は趙盼児は東京中の鬱金と蘇合を既に買い占め、他店が仕入れれば池蟠の薬草店が儲かる仕組みになっていた。蟹醸橙の蟹だけでなく次なる目玉商品の材料も買い占めてあるというので、池蟠はますます惚れ込む。
この方策を引き出したのが、ほかならぬ池蟠自身の氷いじめだったわけで…

宋引章は次回の花月宴の準備を進めていた。過去に招かれた酒宴では接待を求められた上に控室も狭かったりしたが、永安楼は謝礼も高く気配り細やかで、演者たちに嬉しい仕組みだった。そんな成長著しい宋引章だが、趙盼児に「池蟠の求婚は悪くないのでは」と言う。しかし趙盼児は「本気で愛している人には自分が得るものではなく、与えられるものは何かと考える」と答える。その人に殻を破らせ、自分の元へ導くのだと…
趙盼児の中ではもう答えが出ているようで、あとはどう殻を破らせるかですね

顧千帆は、皇城司の近くの壁の草に黄色い花が沢山あることに気付く。駆け付けた半遮面には趙盼児が一人で待っていた。趙盼児は誇りをかなぐり捨てて「私をまだ娶る気はある?」と尋ねる。顧千帆は「もちろんある」と答えるが、同時に趙盼児が自分を許さないだろうと言う。趙盼児は、蕭欽言のことを知っていると明かす。顧千帆は娶る資格など無いと言うが、それは乗り越える勇気がないだけだろうと指摘する。趙盼児の父は大罪だと知りながら、最後の瞬間まで後悔していなかったのだ。それを聞いても顧千帆は「できない」とためらう。
この意気地なしが!池蟠の方がまだしも勇気がありますよ!

趙盼児は先々を考えるより今を大事にすべきだと悟っており、この先も顧千帆は父君の犠牲になるつもりなのかと突きつけ、死すらも考えたと言っても動かない顧千帆に、とうとう趙盼児は珊瑚の簪に石を振り下ろそうとし、3つ数える間に自分を娶るかどうかの決断を迫る。顧千帆は趙盼児を抱きしめ、残りの人生を愛し共に生き続けると誓う。心配で見守っていた陳廉と葛招娣は安堵し、そっと手をつなぐ…
半遮面の円の造作が、二人の間の溝を象徴するような演出で、美しいですね…

葛招娣はすぐに二人の仲直りを孫三娘たちに知らせ、宋引章は安堵したものの、趙盼児に張り合い嫉妬していた過去と決別するため、沈如琢から贈られた珊瑚を川へと投げ捨てる。
沈如琢から贈られた珊瑚は簪でこんな見た目ではなかったのですが、本国のあらすじで「珊瑚」と説明があり、宋引章のけじめとしても筋が通っているので、こう記しておきます

欧陽旭は無理やり皇帝の前に身を投げ出し、「悪人の讒言を信じた」と言い訳するが、皇帝は耳を貸さない。斉牧と欧陽旭が西京で知り合っていたと知った皇帝は、斉牧が贋作を作って欧陽旭を手駒にして持たせたのだと考え、清流派に激怒していた。欧陽旭を地方に飛ばそうとするが、それでも賢妃の顔を立てて小さな州の通判に任じることに。
欧陽旭はこれで終わってしまうのでしょうか?いや、まだ納得しなさそうですよね

顧千帆は初めて趙盼児を自宅へ案内するが、誰もいない寂しい邸宅だった。実は蕭欽言が趙盼児との仲を裂こうと画策したことを打ち明け、手を切って絶縁したため、剣を持てなくなったら趙盼児は顧千帆を養ってあげると言う。あれこれ家の改造の計画を立てるうちに、顧千帆は小さい頃にかなえられなかった鞦韆(ブランコ)を庭に置きたいと希望する。そうして顧千帆が夢を語っているうちに、趙盼児は疲れて寝てしまう…
顧千帆は厳しい祖父のもとで、我慢の多い幼少期だったのかもしれません

欧陽旭を皇帝に謁見させたのは皇后の配慮で、「恨みには徳」と見せかけて、皇帝の清流派への不信を煽る意図があった。太監は皇后に甥を人質に取られ、皇太子が擁立されれば上奏を批准する権限を失うことになる皇后のために動いていたのだ。皇帝は皇后を最後まで守ることができないため、皇后は自身を自分で守る必要があると考えていた。
さすが劉婉、なよやかなだけではない政治家の裏の顔が、実に闇深いです

陳廉さえ知らない顧千帆の家に泊まり、衣まで着替えて朝帰りすることになった趙盼児を宋引章たちがからかっていると、話を聞きつけた池蟠は衝撃を受ける。趙盼児は正体を現した傅子方を説教してやろうとするが、池蟠は宋引章に身の程知らずと笑われても、なぜ顧千帆より自分ではいけないのかがわからない…
宋引章強くなりましたね♪画面奥で女中たちの盗み聞きのクスクス笑いがナイスです

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34~36話の感想

じれったい顧千帆の逡巡が、趙盼児の力技で寄り切られ、ようやく二人は仲直りを果たすことができました。池蟠、残念!でもほんと池蟠のかわいいところが沢山見られて、ダメだと思いつつも宋引章のように「悪くないかも」と思った人は結構いたのではないでしょうか。
顧千帆の隠していた秘密がわかったのも池蟠のおかげだし、高慧も救われたし、池蟠は本当に最高の友人でビジネスパートナーですよね!この先、池蟠は誰かと恋に落ちる展開はあるのでしょうか、今隣が空いているのは宋引章くらいですが、宋引章も一皮むけてガツンと言い返せるようになってしまいましたから、なかなか大変かもしれませんね♪

残り4話となり、趙盼児たちが皇宮の謀略に巻き込まれる形で、政争が本格化してきました。最初に顧千帆が銭塘まで追ってきた「夜宴図」が、当時趙盼児の許婚だった欧陽旭の手で皇帝のもとにもたらされ、しかも趙盼児がその真贋を知るキーマンとして策略に関わることになってしまいました。趙盼児は欧陽旭が皇后を陥れ、その一派が皇帝を追い込もうとしていると理解して、皇帝の前で咄嗟に贋作だと工作したのだからさすがです。宋引章が駆け落ちしなかったらあの日楊府に趙盼児が行くことはなかったのですから、色んな運命のいたずらを感じます。

しかし、いまや清流派と皇后派を手玉に取る策士と化した顧千帆ですが、蕭欽言と斉牧はまだしも転がされてくれるとしても、煮え湯を飲まされた斉牧が立てようという「矛先」はどう考えても顧千帆になってくるように思えるわけで、これから迎えるクライマックスでどうなっていくのか、心配ながら楽しみですね!

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この記事を書いた人

ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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