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クルミットです♪
今回からスタートするのは中国ドラマ「大奉打更人」です。会社の飲み会という現代的な場面から始まったと思ったら、まさかの牢獄行き。しかも罪状は本人の知らないところで決まっていて、五日後には父親が処刑されるという状況からスタートします。現代と時代劇が地続きになっている構成が独特で、最初から目が離せない展開でした。それでは1話を一緒に見ていきましょう!
大奉打更人 1話のあらすじ
物語は会社の団体旅行の飲み会から始まります。許七安は客先対応のせいで到着が遅れてしまいました。ただの食事会だと思っていたら、社長がいきなり許七安を北区のマネージャーに任命すると発表します。しかも補佐という立場ながら、長年副職で頑張ってきた朱経理を差し置いての抜擢でした。
入社したばかりの若手にいきなり抜かれる朱経理、そりゃ荒れますよね。
朱経理は面白くありません。許七安のことを経験も浅いのにご機嫌取りが上手いだけだと、遠回しに悪口を言い始めます。しかも同僚たちの前で堂々とです。周りが凍りつく中、許七安はビールを一本手に取ります。誰もが朱経理の頭にビールをぶちまけるのではと身構えたところ、許七安が選んだのは丁寧にお酌をして謝罪するという行動でした。
ここでキレずに頭を下げる許七安、器がでかいのか計算高いのか読めません。
険悪な空気を察した褚采薇が、食事の後にみんなで配役推理ゲームをしようと提案します。中国で人気のこのゲームは、参加者それぞれに役と物語が配られ、その設定になりきって謎を解いていくものです。提案のおかげで場の空気は持ち直し、お酒も進みます。朱経理は二杯もいかないうちに泥のように酔い潰れてしまいました。
許七安が引いた役は「打更人」でした。時を告げて夜回りをする役人という役どころです。渡された台本を読み進めるうちに、許七安はどうも引っかかりを覚えます。登場人物たちの運命の展開が、やけに込み入っていて不自然だったからです。
そして目が覚めると、そこは薄暗い牢獄の中でした。
ゲームの中身がそのまま現実になる展開、正直ついていくのに必死でした。
牢番が飯を運んできて「許七安」と呼びかけます。許七安は自分がなぜここにいるのか、何をしたのか、今がいつなのかを尋ねますが、演劇の衣装のような格好のままだったことも含めて要領を得ません。牢番は演技だと思って睨みつけ、飯を犬にくれてやってしまいます。
必死に配役推理ゲームの内容を思い出していると、許新年という若者が面会にやってきます。許七安は彼が許家の二男であることを思い出します。許新年によれば、許七安の叔父にあたる許平志が税として運ぶはずだった銀を紛失した罪で捕まり、一族全員が連座で罰を受けることになったそうです。許七安も辺境送りが決まっており、許平志本人は五日後に処刑される予定でした。
まだ時間があるうちにと、許七安は事件の記録を見せてほしいと許新年に頼みます。半信半疑ながらも許新年は動いてくれて、じきに記録を手に入れて届けてくれました。
内容を読み込んだ許七安は、この件は妖物の仕業ではないと判断します。皇帝の命でこの事件を調べる者たちがすでに動いており、妖気の有無を調べる術を使う役人まで派遣されていましたが、許七安は妖物ではなく人の仕業だと確信していました。
記録には、銀が消える瞬間に水面で爆発が起きたと書かれていました。十五万両もの銀が跡形もなく消えるはずがありません。頭の中で状況を組み立て直した許七安は、牢の中から真相が分かったと大声で叫びます。
牢の中から事件解決を叫ぶ、この行動力だけで結構好きです。
鶏の脚を齧っていた牢番も、さすがに慌てて役人のもとへ許七安を連れて行きます。許七安は跪いて説明します。運搬中の銀は、見た目も質感もよく似た金属「ナトリウム」にすり替えられ、それが水に落ちたことで爆発が起きたのだと。周りの役人たちは半信半疑でしたが、褚采薇に実物を見せてほしいと言われた許七安は少し困った顔をします。この時代には高温を作り出す設備がなく、ナトリウムの精製には十分な熱が必要だったからです。
ところが褚采薇には術を使う力がありました。彼女の助けを借りて、その場で本当にナトリウムを作り出すことに成功します。水に入れると音を立てて爆発し、許七安の説明が正しかったことが証明されました。この報告はすぐに皇帝にも伝えられ、褒賞の対象になります。そして牢番のもとにも、許平志とその家族を釈放するようにという知らせが届きました。
無実の罪を訴え続けていた許平志は、覚悟を決めて妻に最後の別れを告げようとしていた矢先に牢の扉が開いたことに驚きます。誰のおかげか尋ねると、てっきり自慢の息子である許新年だと思っていたら、答えは甥の許七安でした。
諦めかけていたところに救いが来る流れ、ほっとしました。
一族の恩人となった許七安を、許平志は今後家族と同じ食卓で食事をさせるようにと妻に伝えます。
大奉打更人 1話の感想まとめ
一番印象に残っているのは、やはりゲームの中身がそのまま現実になっていたという展開です。会社の飲み会からいきなり牢獄に切り替わった瞬間は、状況を飲み込むのに少し時間がかかりました。何が起きているのか許七安本人も分からないまま話が進むので、こちらも一緒に手探りで状況を理解していく感覚が新鮮でした。
朱経理に嫌味を言われても静かにお酌で返した許七安の場面も心に残っています。感情的にならずに一歩引く選択をする人だと分かったので、この先の展開でもきっと頭を使って乗り切っていくタイプなのだろうと思いました。
ナトリウムのくだりは科学的な発想で事件を解決するという珍しい切り口で、時代劇なのにこういう理屈で謎を解くのかと少し驚きました。褚采薇の術がなければ証明できなかった点も含めて、二人の噛み合わせが早くも良さそうです。
牢の扉が開いて許平志が助かった場面はほっとしましたが、それ以上に印象に残ったのは、息子だと思っていた恩人が実は甥だったと知った時の許平志の表情です。あの一瞬の間の取り方が、この一族の中での許七安の立ち位置を物語っていて、次はどんな扱いを受けていくのか気になる終わり方でした。
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