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今回は『後宮の涙 第6話』について、あらすじと感想をまとめていきます。太后や貴妃の動き、そして高湛を取り巻く危険がますます色濃くなる回ですよ。前回、陸貞は宮中での生活を必死に乗り越えようとしていましたが、今回は高湛が“ある毒”に手を染める衝撃展開が……!?
それでは第6話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第6話のあらすじ
長広王である高湛(こうたん)は小さな轎子(きょうし)で宮入りし、その質素さが宮女たちの話題になります。実は高湛は普段から派手な振る舞いを嫌う性格で、楊姑姑(ヤン・グーグー)も「長広王は一向に清廉な方」と評していました。
一方、高湛の姉である長公主は「太后があなたを害することはない」と兄を気遣い、また「もし私の玉佩(ぎょくはい)を持ってくる娘がいたら逃がさないで」と頼まれる高湛に、「その娘はあなたの特別な人なの?」と尋ねます。そして「過去のことは忘れて、もっと良い相手を見つけるのも大事よ」と優しく諭すのでした。
三日後に清韻閣で宴が開かれるため、宮女たちは夜を徹して新しい靴の仕立てに取り組むことになります。宋姑姑(ソン・グーグー)は新米の宮女を厳しく監督し、そんな中でまたもや不穏な出来事が起こります。翌朝、**陳秋娘(チン・チウニャン)**の靴に血がついていることが発覚し、彼女は同僚の沈碧(シェン・ビー)を疑い口論に。騒ぎを収めるため、陸貞(ルチン)は自分が作った靴を陳秋娘に譲るのでした。
宴当日。太后はあえて遅れてきた貴妃(萧唤云・しょうかんうん)の古びた装いに不快感を示しつつ、麗嫔(れいひん)の新調した靴には目を留めて称賛します。ところが貴妃は「蜂と蝶が描かれた靴なんて、男を誘惑する気か」とあげつらい、その言葉に傷ついた麗嫔は泣きながら去ってしまうのです。
貴妃の言葉ひとつが、人の運命を大きく変えてしまう恐ろしさを感じます
さらに追い打ちをかけるように、司政大人から“御酒”を与えられた陳秋娘は急死。実は靴の件で貴妃の不興を買ったことが原因とされ、これを知った楊姑姑は「何てむごいことを…」と衝撃を受けます。宋姑姑は命の危険が及ぶことを恐れ、楊姑姑に「私を助けてほしい」と懇願。楊姑姑は「これからは陸貞を巻き込むな」と強く釘を刺します。
宮廷の序列と権力争いが、宮女たちの命をいとも簡単に奪ってしまう現実が恐ろしいですね
一方、娄尚侍(ろうしょうじ)は陸貞の持つ玉佩を長公主府に問い合わせようとしますが、長公主はすでに都を離れた後。ひとまず「公主がお世話を怠らぬようにと言っていた」と伝えられ、陸貞は宮中にとどまることになります。そんな陸貞は「自分は六司に入り、女官を目指したい」と将来の希望を打ち明けるのでした。
一方の皇上は、急死した麗嫔のことを嘆きながらやけ酒を飲んでいます。高湛に対し「もし自分に皇子ができたら、すぐにでもこの儲君の地位を譲るよ」と弱音を吐く皇上。しかし高湛は「自分もその地位は仮のもの。いずれ皇子ができれば喜んで退位する」と返し、複雑な心の内を見せます。
そしてここで衝撃の事態が。太后を安心させるために、高湛はあえて「慢性の毒薬」と知らされた薬を進んで飲み干します。これには側近たちも動揺を隠せません。高湛としては「体がまだ治っていない」と太后に信じ込ませ、彼女の警戒を解く作戦でした。
高湛が毒薬まで飲んでしまうとは…まさに捨て身の覚悟が伝わってきます
その頃、陸貞は亡き陳秋娘を弔いたい一心で夜中に焼香を行いますが、これは宮廷の大きな禁忌。沈碧の通報を受け、王尚儀は陸貞に「罰として仗刑(じょうけい)二十板を受けさせ、追放する」と宣言します。楊姑姑が長公主の名目を盾に助命を求め、陸貞はなんとか一命をとりとめるものの、王尚儀は「宮廷の規則を一字でも間違えれば追放する」と迫ります。
陸貞は全てを暗唱しきったにもかかわらず、王尚儀は「それでも罰を与える」と命じ、陸貞は痛みと理不尽さに苦しみながらも必死に耐えるしかありませんでした。
正義を貫こうとする陸貞の純粋さが、かえって宮廷での生きづらさを浮き彫りにしているように思えます
そんな中、高湛は「玉佩を持つ陸貞が宮女として潜り込んだ可能性がある」と察し、密かに陸貞の行方を探り始めるのでした。ふたりは再会できるのか、そして宮廷の暗闘をどう乗り越えていくのか──波乱はさらに加速していきます。
後宮の涙 第6話の感想まとめ
第6話は、宮女たちの恐ろしい立場が改めて描かれた回でした。ほんの少し貴妃の機嫌を損ねただけで命を落としてしまうなんて、見ていて胸が痛くなります。一方で、高湛が自ら毒薬を飲んでまで太后を欺こうとする姿は驚きでしたね。
「命を賭してでも宮廷の大きな駆け引きに立ち向かわざるを得ない」高湛の苦悩が切なく、同時に彼の覚悟の強さを感じます
陸貞は陳秋娘への思いから夜中に焼香をし、結果として王尚儀から過酷な処罰を受けることに。純粋さが仇となり、さらに厳しい状況に追い込まれました。しかし、そんな陸貞の姿にほだされる人々も増えていくかもしれません。高湛との再会も近い予感があり、次回はどんなドラマが待っているのか目が離せませんね。
引き続き、宮廷内の陰謀や後継者争いを注視しつつ、陸貞と高湛の関係がどのように進展していくのかを一緒に追っていきましょう!
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