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今回は『後宮の涙 第15話』をお届けします。前回、女官試験を何とか乗り越えて八品掌珍となった陸貞が、またしても新たな難題に直面することに……。さらに高湛との微妙な関係にも注目です。
それでは第15話を一緒に見ていきましょう!
恋華-れんか- 第15話のあらすじ
八品掌珍に任ぜられた陸貞ですが、新しい任務として「白瓷(はくじ)の製作」を託され、一晩中作業に追われます。しかしどうしても焼き上がった器が白くならず、途方に暮れていました。夜更けに物音を聞いて外へ出ると、そこへ高湛が姿を現し、前回のすれ違いを弁明しようとします。しかし陸貞は納得せず、彼を追い出そうとするのです。
ここまで陸貞と高湛がこじれるとは…二人のわだかまりが切ないですね
ところが思わぬハプニングから、陸貞は「以前使っていた土と新しく掘った土の違いに原因がある」と気づきます。そして迎えた開窯の時間、見事に白く仕上がった器を見た朱爾庭(しゅ・じてい)や職人たちは大喜び。陸貞は胸をなでおろします。
その後、皇上はこれらの白瓷を貴妃に献上すると同時に、「陸貞に特別なものを作ってもらいたい」と高湛へ伝言を頼みます。さらに陸貞を正式に“八品掌珍”として司宝司に配属し、住まいは引き続き青鏡殿で構わないと告げるのでした。
皇上が陸貞を気にかけてくれているようすが、なんだか温かい気持ちになります
一方、杜衡(とこう)は「陸貞は自分の半分の弟子だから」と言って、娄尚侍(ろうしょうじ)に陸貞への“授暨”を申し出ます。実は杜衡は杜国公の娘でもあり、娄尚侍はその立場を配慮して願いを快諾。こうして陸貞は正式に八品女官の身分となり、宮女扱いから脱することになりました。
いよいよ“陸貞”という存在が宮廷でも正規に認められた瞬間ですね
司宝司へ着任した陸貞は意気揚々と仕事を始めますが、そこでは玲瓏(れいろう)と琳琅(りんろう)の二人が実質的に仕切っており、前任の女官たちが長続きしない現状がありました。まず陸貞は帳簿の整理を進めますが、過去のデータに間違いや不透明な部分が多く、玲瓏たちは「前朝から引き継いだグチャグチャな帳だから放っておくのが一番」と投げやりです。
新任の上司を軽んじる態度に、見ているこちらもハラハラしますね
陸貞が厳しく問いただすと「新官上任の三日炎上(さんにちえんじょう)でしょう」とあざ笑われる始末。そんな彼女たちを一喝するため、陸貞は「12時間以内に全帳簿を総点検し、問題がある部署は俸禄を没収する」という強行策に打って出ます。その上で「成績の良いグループには黄金の褒美がある」とアメとムチを使い分け、必死に取り組むよう指示を出すのです。
夜遅くまで帳簿をチェックする司宝司の面々。ある宮女がミスで帳簿をインクまみれにしてしまい、玲瓏は「きつく罰すべきだ」と騒ぎますが、陸貞は「故意でなければ寛大に処する」と大目に見ます。一方で完成したデータを見ると、貴重品の横領が発覚。玲瓏たちは観念し、罪を告白。陸貞は「これからはキチンと計上して不足分を埋め合わせてほしい」と伝えて手打ちにし、罰は与えませんでした。
陸貞が部下を罰するだけでなく、改善策や救いを示すスタイルなのが素敵ですね
こうして一応は帳簿問題を収拾した陸貞ですが、王尚儀をはじめとする他の部署の動きがどう絡んでくるのかはまだ不透明。さらに高湛との関係修復も気がかりです。果たして陸貞は新たな職務と人間関係の壁を乗り越えられるのでしょうか。
後宮の涙 第15話の感想まとめ
今回のエピソードは、陸貞が正式に女官として認められ、大きく成長する節目の回といえますね。帳簿問題に対するアメとムチの使い方、そして違反した者への“罰しきらない”優しさが絶妙で、彼女のリーダーシップが光ります。
「相手を追い詰めるのではなく更生を促す」という陸貞らしい方法に共感しました
一方、高湛との関係はいまだにギクシャクで、実際はお互いを想い合っているのにすれ違っているのがもどかしいですね。おまけに周囲の目や陰謀も渦巻いているため、そう簡単には距離が縮まらなそうです。とはいえ、陸貞が八品掌珍に上り詰めたことで、さらに物語がダイナミックに動き出す予感も。次回からの展開に大いに期待したいところです。
今回も見どころ盛りだくさんでしたが、次回も王尚儀や娄尚侍、そして玲瓏たちがどんなふうに動いていくのか、要チェックですよ♪
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