楽游原 第8話あらすじと感想|崔琳の策略と李嶷の恋心――心を乱す女将の勝利

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『楽游原』第8話は、崔琳(さいりん)の知略が冴えわたり、
恋も戦も彼女の思うがまま――そんな“女将の真骨頂”が描かれた回でした。
一方で、李嶷(りぎょく)は彼女への想いを抑えきれず、完全に翻弄されてしまいます。
愛と駆け引きが入り混じる第8話、見どころ満載です!

それでは第8話を一緒に見ていきましょう!

楽游原 第8話のあらすじ

灯会の夜が続く中、崔琳と李嶷は川辺で河灯を眺める静かなひとときを過ごしていました。
しかし、いつの間にか小舟から水が漏れ、二人は慌てて上陸。
濡れた衣を乾かしながら、崔琳は母が火辺で焼いてくれた芋の思い出を語ります。
その温かな記憶にふと微笑む崔琳を見て、李嶷の表情もどこか優しくなります。

お腹が鳴った崔琳のために、二人は夜食へ。
馄饨(ワンタン)を食べながらの穏やかな時間――ところが、店主が口にしたのは驚きの言葉。
「皆、韓立(かんりゅう)の処刑を見に行ったんですよ」

李嶷と崔琳は顔を見合わせ、
まるで“何も知らぬ恋人同士”のように微笑むのですが、その瞳の奥に一瞬の動揺が走ります。

その頃、広場では処刑場が大混乱。
助命を叫ぶ者、逃げ惑う群衆――まさに修羅場。
ですが李嶷と崔琳はどこ吹く風、食事を楽しみながら悠然と通り過ぎていきます。

戦後の戦利品・虎符(こふ)を手に入れた黄有道(こうゆうどう)は大喜びでしたが、
次の瞬間、虎符が消失!
微笑を浮かべた柳承鋒(りゅうしょうほう)は、その裏に崔琳の仕業があることを悟ります。

そう――虎符を奪ったのは崔琳。
彼女はすでに、並州・建州を制圧するための一手を打っていたのです。

そのことを知った鎮西軍の兵たちは激怒。
「お前は十七郎(李嶷)の愛妾ではないのか!?」
「どうして他の男と手を組む?」
詰め寄る兵たちに、崔琳は笑みを浮かべてかわします。

柳承鋒が立ち上がり、「李嶷、これはどういうことだ」と問いただすと、
李嶷はただ静かに成り行きを見守るだけ。
それは怒りではなく、彼女を信じたいという微妙な感情が入り混じった複雑な沈黙でした。

戦場では常に冷静な李嶷が、崔琳の前では全くペースを乱されてしまう――この対比が実に見事。

その後、李嶷は部屋に戻り、卓上に置かれた革の護腕を見つけます。
「これは…崔琳が自分のために作ったのでは?」
嬉しさを隠しきれず、彼は早速身につけ、彼女のもとへ。

ところが、崔琳は勘違いしてしまいます。
「見せびらかしに来たの?」
感情がこじれ、彼女は咄嗟に嘘をついてしまうのです。

「実は私は崔公子の侍妾なの。」

李嶷はその言葉に衝撃を受け、
胸の奥にあった温もりが一瞬で凍りつくような表情を浮かべます。

しかしそれは崔琳の策略。
彼女は李嶷の心を揺さぶり、交渉の場で優位に立つための“心理戦”を仕掛けていたのです。

まさに“愛を武器にする女”――崔琳、恐るべし。

案の定、翌日の談判の場では、李嶷の頭の中は崔琳の言葉でいっぱい。
彼女がどんな想いであの嘘をついたのか、そればかり考えてしまい、
交渉の要点を完全に見失ってしまいます。

夜、眠れぬまま崔琳の部屋を訪ねた李嶷は、
「簪(かんざし)を返す」と切り出しますが、言葉に詰まり、再び自分の髪に挿し直します。
そしてただ一言――

「父を救うために、崔家の力を貸してほしい。」

その直後、扉を叩く音。柳承鋒の声です。
慌てた崔琳は、なんと李嶷を自分の布団の中に押し込むという大胆な行動に!

もう、シリアスなのにドキドキしてしまうシーンでしたね…!

翌日、李嶷は柳承鋒を招いて“小さな宴席”という名の駆け引きの場を設けます。
目的は二つ――崔琳の本当の立場を探ること、そして崔家軍の協力を得ること。

しかし柳承鋒も一筋縄ではいきません。
李嶷の頭に挿された簪を見て、苛立ちを隠せずにいます。
そんな緊張を察した崔琳は、桃子を使って巧みに柳承鋒を場から退かせ、
李嶷に真実を掴ませまいとします。

交錯する策略、心の揺れ。
建州をめぐる政治戦の裏で、二人の感情もまた静かに火を噴いていました。

一方、京城では再び不穏な動きが。
魏国夫人に睨まれた萧氏(しょうし)は、忠臣の慎娘を皇陵の守り役として追放。
実はこれは萧氏の“裏計画”で、妊娠中の姜氏を密かに逃がすための策でした。

しかし、夫・孫靖は彼女の意図を見抜き、
なんと慎娘たちを殺害。姜氏の遺骨さえも荒野に捨ててしまいます。

知らせを聞いた萧氏は震えながら立ち尽くし、
怒りと絶望の中で、ただ一人息子の無事を祈るのでした。

そして――その息子、李玄泽は雲氅将軍・韓暢に守られ、静かに運命の旅を続けています。

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楽游原 第8話の感想まとめ

第8話はまさに“女の策略”が光る回でした!
崔琳が李嶷の感情を読み切り、巧みに利用する姿は、
冷徹でありながらもどこか切なく、見ていて息を呑むほど。

恋も戦も自分のペースで進める崔琳、まさに最強のヒロインです。

一方の李嶷は、崔琳への想いが完全に抑えられなくなり、
剣よりも心で戦う姿が痛々しいほどに描かれていました。
二人の間に生まれた“愛なのか策略なのか分からない距離感”がたまりません。

また、京城パートでは再び宮廷の闇が濃くなり、
萧氏の涙と怒りが物語全体の重厚さを際立たせています。

次回は――建州争奪戦が本格化!
そして李嶷と崔琳、再び策略と感情の狭間で揺れ動くことになりそうです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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