ご訪問くださりありがとうございます！
クルミットです♪
第32話では、深い昏睡状態に陥った東方青蒼が“夢境”のなかで小蘭花との時間を過ごしていました。しかし、その夢は彼の命を蝕む危険な現実でもあります。果たして東方青蒼はこのまま全てを手放してしまうのでしょうか？
それでは第32話を一緒に見ていきましょう！
蒼蘭訣-そうらんけつ 第32話のあらすじ
東方青蒼は重傷を負い、深い昏迷状態に陥ります。そこで彼は強大な元神の力を使い、“小蘭花と2人きりの安らかな夢”を作り出していました。
本当はそんな世界など存在しないと分かっているのに、何もかも失った今となっては「この夢から覚めたくない」という気持ちも痛いほど分かります…。
一方、殿の外では殇阙たちが東方青蒼を救うために“注入”を試みますが、外部からの元神投入は反噬を招くだけで危険。それでも、かすかな可能性に賭けようと懸命です。そんな中、長珩が現れ、香を焚いて東方青蒼の夢境へ入り込もうと試みます。
夢のなかで東方青蒼は“小蘭花が生きている”世界を作り上げ、無邪気なやり取りを交わしていました。司命殿も戦乱も存在しない平穏な日々――しかしその場に長珩が現れ、「ここは幻だ」と説得を試みます。小蘭花そっくりの存在がそれを阻もうとし、東方青蒼は苦悩の末に長珩を夢境から弾き出してしまいました。
「分かっているのに選べない」東方青蒼の葛藤が痛ましく、長珩の焦燥もリアルに伝わってきました…！
現実では、東方青蒼が限界に近づいています。夢を維持するために心火を燃やし、元神までも擦り減らす状態。時間が経つほど形神俱滅（けいしんぐめつ）の危険が増すばかりです。すると夢境の司命殿が燃え落ち始め、小蘭花に瓜二つの存在と東方青蒼は涙を流しながら別れを交わします。
まるで小蘭花との思い出を断ち切るようで、読んでいるだけでも胸が締めつけられます…。
東方青蒼は「小蘭花を取り戻す」ため、そして“自分の作り上げた偽りの世界”から抜け出すため、最後の力を振り絞って決意を固めるのでした。
一方、赤地女子と容昊は竹林で剣を交えますが、赤地女子は容昊の剣から“殺伐とした気配”を感じ取り、仇や憎しみに飲まれすぎる危険性を指摘します。彼女が3万年ぶりに自分がいない時間に気づき、雲中君に“自首”したところを見ると、過去の記憶を完全に失ったわけではなく、断片的な思い出が甦っている様子です。
また、殇阙は“蝶毒”に侵され結黎（けつれい）が困窮していることを知り、怒りと悲しみで苦悶します。結黎も死を覚悟したように“自分の墓を用意”しますが、蝶衣はなぜか解毒薬を与え、彼女を澧沅（れいえん）のもとへ連れていくという謎の行動を見せるのでした。
さらに、司命と長渊（ちょうえん）が“万天の墟（ばんてんのきょ）”で囚われているという話も登場。小蘭花が昊天塔で東方青蒼に出会ったときから、実はすべてが司命の計画のうちだったのかもしれない…という暗示も見え隠れします。
さまざまな伏線が絡み合い、いよいよ物語の核心へ踏み込む段階に来た気がしますね。
東方青蒼は最後に司命と長渊と対面し、“小蘭花を復活させる”方法として、彼女の元神を安養し、化形を待つと聞かされます。しかも司命は小蘭花の命簿を東方青蒼に手渡し、彼ならきっと“小蘭花を十万本の水蘭花から見つけ出せる”と信じているようです。
夢境に閉じこもるのではなく、現実で小蘭花を蘇らせる道を選ぶ東方青蒼…その決意を強く応援したいです！
蒼蘭訣-そうらんけつ 第32話の感想まとめ
小蘭花と幸せな夢を共有しながらも、「本当は偽物の世界」と知りつつそこに留まりたい気持ちが痛いほど伝わってきました。結局、東方青蒼は夢の中の“小蘭花”とも涙で別れ、現実で彼女を復活させる道を選ぼうとします。
悲しい夢を立ち切る決断は、愛を失ってなお“未来をあきらめない”彼の強さを感じますね…！
また、赤地女子が記憶を取り戻しつつある場面や、容昊の剣が放つ危険な殺気、結黎の蝶毒問題など、物語はさらに絡み合ってきました。これらがどのように今後の展開に絡んでいくのか気になりますし、司命と長渊の万天の墟での囚われ生活も見逃せません。
そして“息山神女の元神を安置して化形を待つ”という方法で、小蘭花が蘇る可能性が急浮上！ つらい別れを迎えた東方青蒼や長珩が、この希望をつかむためにどんな行動をとるのか、期待が高まります。次回はきっとそこに向けて大きく動くはず…
コメント