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「風起花抄」第24話は、楊妃の“映え狙いドレス”がまさかの裏目、後宮のトップ争いがついに大爆発！さらに李治が庫狄琉璃を全力で守り抜くシーンや、武才人の策略・心の強さも印象的で、とても濃密な1話でした。
それでは第24話を一緒に見ていきましょう！
風起花抄 第24話のあらすじ
盂蘭盆節の大祭を控え、後宮の女たちは“どのドレスで主役になるか”に必死です。楊妃（ヨウヒ）は新作の百鳥朝鳳（ひゃくちょうちょうほう）ドレスを身にまとい、みんなが集まったあとに満を持して登場。「これぞ後宮の主役！」とばかりに自信満々でした。
ドレスには孔雀の羽をあしらい、きらびやかな仕立て。ですが李世民（リ・セイミン）は「やりすぎ」と顔をしかめ、「羽根を得るため殺生した」と問題視。さらに楊妃は、武才人（ブ・ゲンカ）を出し抜こうと「彼女は盂蘭盆節用に牡丹のドレスを特注し、金蚕糸や天山玉を使った」と非難します。
武才人は冷静に受け答え。「盂蘭盆節はご先祖を偲ぶ日なので、長孫皇后（チョウソンコウゴウ）を偲ぶために牡丹のドレスを作り、それを皇后の部屋に供えていた」と明かし、自分はあえてシンプルな装いで祭祀に臨んだと説明。李世民はこの姿勢に深く感動します。
“華やかさ”よりも“心を込めること”の方が大切だと気付かされるシーンでした。
楊妃は逆に目立ちすぎてしまい、罰として会場から下げられてしまいます。焦った楊妃は苦肉の策で大殿外に正座罰を自ら申し出、「反省しています」とアピールしますが、逆効果。李世民から冷たく突き放され、ますます孤立します。
その後、武才人は長孫皇后の廟に2つの蓮花灯を供え、逝く人の魂を慰め、李世民と李治（リ・チ）の幸せを祈ります。実はこの行為も“政治的な計算”がありました。李治の母・長孫皇后への特別な思いを理解し、息子の心も動かすのです。
中国ドラマあるあるですが、誰の行動も「感情＋戦略」なんですよね。武才人の賢さに見惚れました。
一方、敗北した楊妃は怒り心頭で尚服局に乱入！卓錦娘（タク・キンジョウ）を責め立て、卓錦娘は「これは全部庫狄琉璃（リュウリ）がやったこと」と責任転嫁。王内侍（オウナイジ）は李治の命でリュウリの様子を見に行き、卓錦娘の悪だくみをすぐに報告。
リュウリは「なぜ百鳥朝鳳を選んだのか」と問われ、楊妃の地位や品格にふさわしいと真摯に説明。でも楊妃はまったく納得せず、卓錦娘の陰口もあり「罰を受けろ」と命じます。
ピンチの連続！だけど、誰かがしっかり味方になってくれるのが心強いです。
間一髪で李治が駆けつけ、「リュウリのおかげで母のための服ができた」と庇い、逆に卓錦娘が叱責される展開に。楊妃はますますリュウリを憎み、監視を強化させます。
夜、武才人は李世民から呼ばれ、「自分が長孫皇后への思いを忘れず、楊妃への信頼を失いかけている」と吐露されます。武才人は皇后の作詞した“春遊曲”を歌い、李世民は思い出と哀しみに涙。
歌や儀式にも、ちゃんとドラマの深い意味が込められているのが中国宮廷ドラマの魅力です。
怒りの収まらない楊妃は尚服局で八つ当たり。丹青（タンチン）が宥めても「李治がなんで小さな医官（リュウリ）をあんなに庇うのか」と悶々。李治の「母親のため」という強い意思を理解しきれず、これからどんな報復を仕掛けるのか怖さもあります。
そして夜、裴行俭は弈心宮でリュウリと再会。彼女の母のために用意した蓮花灯を手渡し、二人だけの静かな祈りの時間を過ごします。
風起花抄 第24話の感想まとめ
第24話は、豪華な衣装と戦略、そして切ない祈りが交錯した濃密な回でした。楊妃のプライドと野心、武才人の知恵、リュウリや裴行俭の心の絆――どのドラマも一筋縄ではいかず、見応え十分でした。
特に「百鳥朝鳳」や「牡丹」など、刺繍デザインの意味や祭祀文化の背景が物語を一層深めてくれます。「見た目」よりも「想い・背景」を大事にすることの大切さが伝わってきました。
そしてリュウリに降りかかる新たな危機、李治や武才人の本当の気持ちなど、まだまだ波乱の予感が続きそう。
次回も、後宮の駆け引き・恋・復讐・友情…どの展開も見逃せません！
※「百鳥朝鳳」は中国の伝統刺繍で、鳳凰と百羽の鳥が舞う図柄。王妃・皇后の象徴でもあります。また蓮花灯は中国の祖霊供養や願掛けに用いられる大切な灯籠です。衣装の意味・文化も知るともっと物語が楽しくなります！
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