風起花抄 第25話あらすじ・感想|「李治は男色好き?」後宮に広がる噂と、揺れる三角関係

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「風起花抄」第25話は、楊妃の陰謀で“太子・李治が男色好き”という流言が後宮中に広がる大波乱回。愛と嫉妬、そして危うい三角関係…現代のSNSゴシップにも通じる宮廷ならではの人間ドラマが濃厚でした。
それでは第25話を一緒に見ていきましょう!

風起花抄 第25話のあらすじ

盂蘭盆節も終わり、リュウリ(庫狄琉璃)は裴行俭(ペイ・コウケン)が用意した蓮花灯を池に流し、亡き母に想いを馳せます。裴行俭は笛を吹き、逝く人へ静かな祈りを捧げました。

こういう場面は中国のドラマや文化で“供養”の意味合いがとても強く、音楽や灯籠で想いを伝える演出が本当に美しいです。

その一方、宮廷では新たな波乱が勃発。
松涛(ショウトウ)は武才人(ブ・ゲンカ)に土下座で謝罪し、「もう二度と裏切らない」と誓いますが、結局武才人の信頼は戻らず、左遷が決まります。松涛は「もう楊妃(ヨウヒ)には狙われる」と恐れますが、玉柳(ギョクリュウ)もかばいきれず…宮中の女たちの“怖さ”を実感する場面です。

楊妃は息子・李明(リ・メイ)と組み、今度は「李治(リ・チ)は男色(男風)好き」という流言を采月(サイゲツ)に命じて拡散。

現代のゴシップ記事やSNSの“拡散力”にも通じる、人間関係の怖さを思い知らされます。

そのターゲットが「身近な医官(=庫狄琉璃)では?」という含みまで持たせて噂は宮中に一気に広がりました。

同じ頃、邓七娘(トウ・チチョウ)は西市の風景を刺繍で再現しようと卓錦娘(タク・キンジョウ)に技法を尋ねますが、冷たく突っぱねられてしまい、落ち込みます。リュウリは「大丈夫、応援してるよ」とそっと励まします。

夜、リュウリと裴行俭は“弈心宮デート”。手作りの寝衣を渡すリュウリに対し、「これからは他の男には絶対作るな!」とやきもちを焼く裴行俭。リュウリが「じゃあ本当に“男らしい”のか確かめようか?」と冗談でからかうと、裴行俭も負けじと迫り、リュウリは恥ずかしくて逃げ出してしまいます。

恋愛の駆け引きがコミカルで、シリアスな展開の中の癒しポイントです!

一方、東宮(太子の宮)では王内侍(オウナイジ)が李治の身辺を守る一方で、楊妃側は顔立ちのいい美少年内侍を送り込み、李治の好みに“根拠”を与えようと画策。
武才人は噂をいち早く察知して李治に注意を促し、裴行俭も「リュウリを巻き込むな」と忠告。李治は「何も気にしない」と強がりますが、その裏にはリュウリへの想いがちらつきます。

楊妃は長期間にわたり李世民(リ・セイミン)に献身。ついに赦されて寵愛を取り戻しつつ、李明には「男風の噂は決して李世民の耳に入れるな」と念押しします。

李治は周囲の忠告もよそに、リュウリを東宮へ頻繁に呼び寄せます。これがまたさらなる誤解と危険を招くことに。裴行俭はリュウリに「もう東宮に行くな」と忠告しますが、王内侍が現れて強引に連れていってしまいます。

李明も動き始め、王内侍がリュウリを東宮へ運ぶタイミングで「香炉に薬を仕込む」という新たな罠を用意。楊妃は李世民を荷塘に誘い、李明も同行。宮廷内で新たな“事件”が仕込まれようとしていました。

案の定、薬が焚かれた香のせいでリュウリは急に体が火照り、汗をかき、目まいがして倒れかけます。李治はあわてて彼女を抱きかかえ、「休むように」と優しくベッドへ。リュウリは「帰りたい」と抵抗しますが、状況はどんどん不穏に。

体調不良を装った罠、しかも「色香による嵌め」は中国ドラマの“お家芸”。本当に目が離せません…!

風起花抄 第25話の感想まとめ

第25話は、後宮ゴシップ、陰謀、そして恋の駆け引き――ドロドロの人間模様が全開でした。
現代の噂話やSNS炎上のように、根も葉もない話が広がり、それが当事者の人生や恋愛を大きく左右する怖さをあらためて実感します。

それでもリュウリと裴行俭の恋模様や、李治のまっすぐな優しさには胸がほっとするシーンもあり、バランスの妙が光ります。今回の“薬入り香”など、宮廷ドラマならではのスリルも満載!

噂、罠、恋、裏切り…誰もが何かを隠しながら生きている後宮の世界。リュウリの身にこの後どんな危機が迫るのか、李治と裴行俭の関係はどうなるのか――ますます続きが気になる展開でした。

※「男風(男色)」は中国歴史ドラマでしばしば使われる“敵を貶めるための噂”ですが、実際の古代中国でも一部皇帝や貴族の間では美少年を寵愛する例も多かったそうです。
また、蓮花灯や池での供養シーンは“お盆(盂蘭盆節)”とも重なり、日本でも馴染みのある仏教的行事として親しまれています。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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