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「風起花抄」第26話は、楊妃と李明が仕掛けた“色香騒動”が大逆転。李治、武才人、裴行俭、モクンの知恵と絆が光り、陰謀が暴かれる痛快な回でした!宮廷ドラマらしい罠、誤解、涙と愛――今回も盛りだくさんの展開です。
それでは第26話を一緒に見ていきましょう!
風起花抄 第26話のあらすじ
李治(リ・チ)は迷情香(媚薬効果のある香)の影響で倒れそうなリュウリ(庫狄琉璃)を急いでベッドへ運び、元朗に水を持ってこさせます。一方、裴行俭(ペイ・コウケン)はリュウリの異変を察知して東宮に駆けつけますが、元朗に巧妙に門前払いされてしまいます。
「元朗」は李明(リ・メイ)側の間者で、東宮の管理を任されている“危険人物”です。
心配した裴行俭は武才人(ブ・ゲンカ)に助けを求めますが、彼女は御花園で散歩中。そこで偶然モクン(莫坤)に出会い、裴行俭の伝言を受け取りすぐ東宮へ急行。王内侍(オウナイジ)も李治を気遣って駆けつけますが、やはり元朗に邪魔されつつも強引に突入、部屋の様子を確認します。
その頃、李世民(リ・セイミン)は楊妃(ヨウヒ)・李明とともに東宮を訪れ、蓮の花を摘むという口実で李治の現場検挙を狙っていました。実はこれも楊妃と李明の罠で、リュウリと李治が一緒にいる“現場”を押さえようとしていたのです。
王内侍は李治の不在をうまくごまかしますが、李世民はすぐに気付き、後院へ向かいます。そこでは李治が宮女たちと蚕の糸取りをしていました。李世民は「長孫皇后(チョウソンコウゴウ)も蚕を飼うのが好きだった」と感慨にふけり、「リュウリが教えた」と知って彼女に褒美を与えます。
蚕・絹糸の文化は中国王宮にとって「富と繁栄」の象徴でもあります。現代日本の“養蚕業”の起源もここにあります。
元朗は急いで香炉から証拠を隠そうとしますが、裴行俭に取り押さえられ、未燃焼の迷情香が発見されます。さらに武才人の証言や裴行俭の調査によって、迷情香が“風月場の危険な薬”であると明らかに。李明は李治の不祥事をでっち上げようと煽りますが、逆に李世民から「こんなものを使うのは不道徳」と一喝。
モクンが元朗の自宅を捜索し、迷情香を押収。追い詰められた元朗は一人で罪をかぶり、「自分の独断」と主張します。
中国宮廷ドラマでよくある「下っ端が全責任を負って主犯をかばう」構図…リアルな権力社会ですね。
怒った李世民は元朗に重罰を命じ、「今後は李治への中傷は厳罰」と断言。さらに李明・楊妃にも「軽率な行動を慎むよう」強く警告し、楊妃には「もう二度と正座罰でアピールするな」とまで釘を刺します。
事件が片付いたあと、李明は「これも全て庫狄琉璃のせいだ」と逆恨み。楊妃は焦りから吐血して倒れ、「李明を守り抜く」と息巻きますが、その姿はもはや哀れ。
一方、李治は武才人や裴行俭に心から感謝。武才人は「裴行俭の機転のおかげで真相が暴かれた」と称賛し、李治に「これからは慎重に」と念押しします。
裴行俭はリュウリの元を訪れ、彼女が事件で涙にくれているのを優しく慰めます。リュウリは「これからも守ってくれる?」と問いかけ、裴行俭は力強く「絶対に守る」と誓いました。
大切な人に守られる安心感…現代でも共感できる“愛の誓い”シーンです!
風起花抄 第26話の感想まとめ
第26話は、悪意と誤解が次々と渦巻く中、仲間の知恵と信頼が勝利をもたらす爽快な回でした。
“色香の罠”や“男風の流言”、さらに真犯人の切り捨て…宮廷ならではの危機と駆け引きが凝縮されていて、ラストは涙と優しさも感じられる素敵な締めくくりでした。
文化的背景(蚕・迷情香)や、ドラマならではの恋愛・復讐・陰謀、どこを切り取っても見どころ満載!リュウリと裴行俭の心の距離もまた少し縮まりました。
次回は李明と楊妃の逆襲や、リュウリのさらなる危機など、まだまだ油断できない展開が続きそうです。
※補足:「迷情香」は中国時代劇で定番の媚薬香。色香に絡めた陰謀のアイテムとしてたびたび登場します。「蚕糸(さんし)」や養蚕シーンも、歴史背景を知ると深みが増します。現代日本のシルク文化のルーツがここにあると思うと面白いですね!
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