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クルミットです♪
2話はとにかく詰め込まれてました。リュウガが生き延びて新しい居場所を見つけるのかと思いきや、ラストであんな展開になるとは。1話で「立太子問題」がチラッと見えていましたが、2話でがっつりそこに踏み込んできます。エンカン(襄王)がどんどん気の毒になっていく一方、秦王府という新しい世界でリュウガが少しずつ根を張り始める様子も見ていられます。それでは2話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 2話のあらすじ
前回、毒酒を飲まされて処刑されたはずのリュウガですが、蜀(しょく)の同郷・ソギカンが牢番を買収して毒酒をすり替え、密かに救い出していました。目が覚めたリュウガはソギカンと再会し、命をつないだことを知ります。
でも、逃げ出したといっても状況は厳しい。「正式に処刑された」扱いになっているから、リュウガにはもう身分がありません。
表向き助命を頼んでいたリワンジが、実は「殺せ」という令牌(命令の証)を渡してきたのも、嫌な話です。人間の二面性ってこういうことか、と思った。
ソギカンがリュウガを城外に送り出そうとしたとき、後をつける人影に気づいたリュウガが反転して追いかけます。辿り着いたのが秦王府の門前。門番のワンキョウトウに止められたところにソギカンが追いついて、「彼女の名はシャンアル」と咄嗟に名乗らせ、そのまま秦王府に入り込みます。
秦王府での宴の席で、リュウガは給仕の侍女として紛れ込みます。宴では秦王の絵師が「二龍纏闘図(ふたつの龍が争う絵)」を献上してしまいます。龍は皇帝の象徴なので、ふたつの龍が争う絵は「ふたりの皇帝が争う」と取られかねない、かなり危うい絵です。居合わせた官僚たちが一斉に凍りつくのも当然で。
でも皇帝はなぜか怒らなかった。ルダイジンが「あれはチョウシンが仕掛けた罠で、秦王を試したんだ」と言っていて、皇帝があえて泳がせているのかもしれないと思うと、秦王の立場が怖くなります。
宴の後、リュウガが秦王の前で静かにお茶を点てていると、秦王が突然剣を抜いてリュウガに向けます。リュウガが動じないのを見て、秦王は「近づくな」とだけ言って引きます。リュウガもただ頷いて従います。なんなんだろうとは思いましたが。
一方、エンカンは相変わらずつらそう。父・皇帝の命令で潘国公の娘パンギョクジュと結婚させられましたが、リュウガへの未練は消えず、酒ばかり飲んでパンギョクジュにも冷たい態度を取り続けています。夫婦としての関係も全くないまま。パンギョクジュが腹を立てるのも分かります。
その頃、秦王妃はリュウガの器用さを気に入り、蜀繍(しょくしゅう、蜀地方の刺繍)で長衣を一着縫うよう頼みます。また「側室にどうか」と探りを入れてみると、リュウガはかんざしを手に取り自分の首に当てて「それならここで死ぬ」と迫ります。秦王妃はこの反応を見て逆に信頼し、側に置くことを決めます。
このリュウガの判断、なかなか腹が座ってる。妾になる気はない、という意思表示をあんな形でするとは。秦王府での立場を自分でコントロールしようとしているのが伝わります。
秦王府には一つ秘密がありました。刺繍部屋の奥の扉から、時折奇妙な声がする。誰に聞いても答えてもらえず、リュウガがずっと気にしていたところ、ある日秦王が剣を持って怒鳴り込んできます。扉の中にいたのは秦王の息子・バオルでした。5歳になるバオルは言葉を話さず、人に噛みついたり引っ掻いたりするため、周囲から「不吉な子」と見られています。皇帝も狩りの場でバオルのことを口にして秦王を恥ずかしめていた様子。
リュウガは食べ物を持って自分で会いに行こうとします。止めようとする秦王に、「自分の子どもなのになんで放っておけるんですか」とはっきり言います。秦王はその言葉に答えず、ただじっとリュウガの顔を見ていました。
太祖の嫡子・トクショウが祭祖(先祖を祀る祭典)のために帰京します。エンカンはトクショウと特に仲が良く、自分の屋敷に招いて酒を酌み交わします。トクショウは立太子(太子を立てること)には興味がなく、「エンカンが王になった後は普通の王爺として静かに暮らしたい」と話していました。
祭祖が終わり、ふたたびふたりで飲んでいるうちにエンカンは酔い潰れて眠ってしまいます。目が覚めると両手に血がついていて、廊下に出ると階段の下にトクショウが倒れていました。
「なぜ毒を盛った」
そう問いかけたまま、トクショウは息を引き取ります。
エンカン、絶対やっていないと思う。でも証拠はないし、部屋には二人しかいなかった。誰かが仕込んだとしたら、これはエンカンを追い詰めるための罠です。
大理寺(当時の司法機関)の調査でも「外部からの侵入者なし、トクショウは毒死」という結果が出ましたが、皇帝は深追いせずに結案を命じます。そして対外的には「トクショウは服毒自殺」として発表。
それだけ聞くと、皇帝が一番怪しく見えてしまうのですが。
大宋宮詞 2話の感想まとめ
一番きつかったのは、最後のトクショウの死です。血まみれの手のまま廊下に出たエンカンが、階段に崩れ落ちているトクショウを見つける場面。「なぜ毒を盛った」って言われても、エンカン自身がわからないんですよ。
あの表情、見ていられなかった。
皇帝がさっさと「自殺として発表しろ」と言い切ったのも引っかかります。調査結果が出てすぐに幕引きって、そんなに簡単に結論出せるもの? チョウフが報告に来た時の皇帝の顔、どこか納得しているように見えました。
リュウガとバオルの場面は、この話の中でちょっと違う空気があって好きでした。言葉も通じない子に、何も考えずに食べ物を持って会いに行くリュウガ。で、止めようとする秦王に「親なのになんで」って言えちゃう。この人、遠慮がないというか、芯が真っ直ぐなんだと思います。秦王が剣を向けてきたときも動じなかったし。
エンカンとパンギョクジュの関係がどうにもならないのも、見ていてしんどい。パンギョクジュが悪いわけじゃないんですが、エンカンが全く心を向けていないから、最初からうまくいきようのない夫婦です。どちらも気の毒で。
トクショウが死んで、太祖の嫡子がいなくなったということは、立太子の障壁がひとつ消えたわけで。誰が仕組んだにせよ、この死で一番得するのは誰か、考えると少し暗い気持ちになります。エンカンが「なぜ俺の手に血が」と混乱したまま倒れていたあの場面が、ずっと頭から離れません。
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