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クルミットです♪
今回は大宋宮詞の20話です。長かった遼との戦いにようやく終止符が打たれ、ゲンカンがついに凱旋します。でも帰ってきたからといって穏やかな話にはならなくて、リュウガをめぐって宮廷内がまあ騒がしいこと。亡くなった長男のことを引きずりながら、ゲンカンはいろいろな壁にぶつかり続けます。
それでは20話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 20話のあらすじ
ゲンカンのもとに、遼の太后ショウシャクから書状が届きます。和議の使者として宰相カントクジョウを送りたいという提案でした。ヨウエンショウは「今こそ追撃すべき」と主張しましたが、コウジュンは今追いかけると遼軍の反発を招く恐れがあると慎重な意見を述べます。長男を亡くしたばかりのゲンカン、その話を聞いてひどく頭が痛そうでした。
息子を失った直後に戦略判断を迫られる、これがもう本当にきついです。
宋の陣営に乗り込んできたカントクジョウ、ゲンカンたちが関南の地についてあれほど強硬だとは思っていなかったようで、一瞬言葉を失います。結局ゲンカンの示した条件をのんで、ショウシャクを説得すると約束して去っていきました。
交渉のあと、ゲンカンはカリョウのところへ向かいます。そこには生まれたばかりの小さな公主がいて、ゲンカンはもうかわいくてたまらない様子です。公主に「ワン(琬)」という名前をつけ、号を「ジュコウ(寿康)」としました。宋の国が末永く平和であるようにという願いが込められています。
遼宋の条約が締結されて、いよいよ凱旋の日。馬車の中のリュウガは、窓の外の雪景色をぼんやりと眺めたまま言葉が出てきません。子を亡くした悲しみが、帰還の喜びよりずっと大きいのでしょう。
一方その頃、遼軍もようやく自分たちの領土に帰り着きます。外から将兵たちの歓声が聞こえてきて、ショウシャクが思い出したのは孫のヤリツコウのことでした。
ここのショウシャクの表情、なんとも言えなかったです。孫が願いを込めたコウメイトウ(空に飛ばす燈籠)を放つんですよ。戦争に勝った側なのに、全然すっきりした顔じゃない。
宋に戻ったゲンカンは、リュウガを「徳妃」に冊封し、コウコウゴウの住む慈元殿のそばの徳坤宮に入れようとします。しかしその前に、パンギョクシュがコウコウゴウのもとを訪ねていました。以前ゲンカンに刺した一刀のことを皇后に恨まれていないか探りに来たようなのですが、そこへ宦官が飛び込んできてリュウガ入宮の知らせを告げます。パンギョクシュの顔が一気に曇りました。
コウコウゴウは静かに「朝廷の重臣たちがリュウガを放っておかない」と言います。
実際、凱旋の場で大臣たちは次々と飛び出してきてリュウガの冊封に反対します。先帝の遺詔まで持ち出してきた。
ゲンカン、ついに刀を抜いて抗議した大臣の烏帽子を吹っ飛ばすんですよ。父の言葉が最後は自分を縛る枷になる、その理不尽さがゲンカンの顔に出ていました。
コウジュンはそっと馬車のリュウガのところへ向かい、「日を改めて」と頭を下げます。大勢の抗議の声を全部聞いていたリュウガは、ただ静かに「分かりました、渡雲軒に戻ります。亡き子の祭りをしたい」とだけ言いました。宮廷の人情の薄さを、もう分かり切った顔で。
ソウリヨウが議和の歳幣(毎年遼に送る絹や銀などの貢ぎ物)の額を報告する場面もありました。ゲンカンの前で膝をつき、震えながら「三十万」と伝えます。多すぎると怒られるかと思ったのでしょうが、ゲンカンはあっさりと受け入れて、従軍した将兵への恩賞を下命しました。
三十万をすんなり受け入れたゲンカン、別に喜んでるわけじゃなくて、もう戦争のことは終わらせたかったんだと思います。
ところがその後、コウコウゴウの父カクケンが突然三段階降格のうえ定州流罪になります。凱旋の喜びを吹き飛ばすような沙汰に、カクケン本人も唖然としていました。
コウコウゴウが父の屋敷を訪ねると、カクケンは「自分は間違っていない」と言い張り、「チョウユウを太子に育てて、祖先のために名誉を取り戻してくれ」と言い残します。皇后にとってはしんどい時間でした。
ゲンカンは亡き長男チョウキツの霊牌を太廟に収めようとしましたが、またしても大臣たちが先帝の遺詔を盾にして阻みます。場が硬直するなか、コウジュンが「リュウガに三年間先帝の霊を守らせれば、大臣たちの反発を抑えられる」と提案しました。ゲンカンが返事をする前に、リュウガ自身が「それで構いません」と答えます。ゲンカンが感動したように彼女を見つめた、その直後、その場に倒れてしまいました。
目を覚ましたゲンカンの横には、リュウガではなくパンギョクシュがいました。そしてしばらくして、チョウユウを連れたコウコウゴウが涙ながらに駆け込んできて、父カクケンの恩赦を必死に訴えます。
大宋宮詞 20話の感想まとめ
一番頭に残ったのは、凱旋の場でリュウガが馬車の中から抗議の声を黙って聞いていたところです。
宮廷に入るな、先帝の遺詔に反する、と大臣たちが叫ぶのを、ずっと聞いていた。コウジュンが頭を下げて「日を改めて」と言いに来た時も、責めるでもなく怒るでもなく、「渡雲軒に戻ります」とだけ言った。
あの淡々とした感じが、かえって切なかったです。
リュウガはもう宮廷のことをある程度わかっていて、それでも自分の居場所を求めている。三年間霊を守るという条件も、ゲンカンが答える前に自分で「構いません」って引き受けちゃうんですよ。誰かに押しつけられるより先に受け入れる、その癖みたいなものがずっとある人だなと思います。
ゲンカンが倒れる場面はかなり唐突で。目を覚ましたらリュウガじゃなくてパンギョクシュがいたというのも、後宮の力学がちゃんと動いているんだなと感じました。コウコウゴウも泣きながら駆け込んできて、いろんな思惑が一気に動き出した感じがする終わり方でした。
ショウシャクがコウメイトウを飛ばす場面は静かで良かったです。子どもを失った人間が、違う立場で、同じように空を見上げている。リュウガとショウシャク、この話の中でこの二人はずっとどこか重なっています。
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