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クルミットです♪
37話は、ギョクシュ(玉姝)が劉娥(リュウア)に毒を仕込む一件と、偽妊娠の脈を使った劉娥の対抗策、そして乳母が村で代わりの赤ちゃんを探し始める場面が中心でした。劉娥の計算高さと、ワンル(婉儿)への罪悪感のどちらも、この話ではっきり見えてくる回です。それでは37話を一緒に見ていきましょう!
大宋宮詞 37話のあらすじ
ユアンカン(元侃)はドン太医(董太医)の代わりに、別の人物を劉娥たちの担当として置きます。
一方、パンリョウ(潘良)は以前に甘露を捧げた民女を探し出します。ユアンカンが太廟で、まだ生まれていない皇嗣を太子として封じる儀式を行ったことで、パンリョウはその民女への疑惑を深めます。後々の面倒を避けるために、パンリョウは民女を直接毒殺してしまいます。
もう何人目になるんだろうという気持ち。パンリョウの「処理」のあっさりさが、見るたびに怖くなります。
そのうえでギョクシュに、劉娥のことをもっとよく探るよう命じます。
数日後、宮中で宴会が開かれます。劉娥とガリョウ(伽凌)がお茶を楽しんでいると、ギョクシュが従順そうな顔で近づき、蓮の実の羹(れんしのスープ)を差し出します。劉娥は「ようやく改心したのかもしれない」と思い、その羹を飲み干します。
ギョクシュのあの表情が本当に嫌で。にこにこしながら毒を運んでくる、というのが何ともいえない感じです。
しばらくして、劉娥が絹を選んでいる最中に突然腹痛を訴えます。ユアンカンが慌てて支えながら太医を呼びますが、来たのはドン太医ではなく、見覚えのないコウ太医(黄太医)でした。コウ太医が脈を診ると、双脈——妊娠の際に現れる脈象——が確認できます。
コウ太医が退出したあと、劉娥が静かに打ち明けます。乳母が用意した秘薬を飲んでいたこと、その薬が双脈を偽造できるものだったこと。
全部計算のうえで動いていたんですね、劉娥。でもそこまで準備しなきゃいけない状況が、そもそもしんどい。
コウ太医はギョクシュのもとへ行き、「劉娥に毒が効いた様子はなく、脈からは妊娠が確認できた」と報告します。ギョクシュは内心がっかりしながらも、まだ劉娥のお腹への疑いを捨てられません。
ユアンカンはもう一度ドン太医を呼び直し、改めて劉娥の状態を診させます。するとドン太医が突き止めたのは、あの蓮の実の羹に毒が仕掛けられていたこと。正常な人間が飲んでも腹痛を起こす種類の毒が、椀の中に仕込まれていたのです。
ユアンカンは怒ります。
あの表情はしばらく記憶に残ります。言葉より先に顔が怒っている感じ。
しかし劉娥は、事を大きくしないよう宥めます。それでもユアンカンは、ソウイカン(苏义简)に事実を伝え、徹底的に調べるよう命じます。
ソウイカンが劉娥を訪ねると、二人でギョクシュのこれまでの行動を振り返ります。相国寺でのお参りの場面あたりに怪しい点があると感じながらも、どの部分が問題だったかはっきりつかめず、ソウイカンはいったん引き上げます。
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場面は変わり、劉娥とワンルが新しい絹を前に並んでいます。ワンルは嬉しそうに、二人の子どもが生まれたらあれをしようこれをしようと話し続けます。劉娥は笑顔で聞きながら、心のなかでは苦しんでいます。
ワンルの子を取るつもりなのに、この人を姉妹のように思ってきた。そのどちらも本当で、どちらかを消すことができないまま、劉娥はワンルが補品を飲む様子をただ黙って見ています。
この場面がこの話で一番きつかったかもしれません。劉娥の顔が、見ていてじわじわ痛い。
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乳母(ニャイニャン)は村を歩いていて、ある家が目に留まります。庭で男の子が5人にぎやかに走り回っていて、母親はすでに6人目を妊娠中。乳母はその6番目の子に目をつけ、銀を渡して話をまとめ、ユアンカンに報告します。あとは生まれるのを待つだけ。
劉娥はその計画を聞きながらも、ワンルへの申し訳なさが消えません。ユアンカンに「日頃からワンルを大切にしてあげてほしい」と頼みます。
翌日、ユアンカンはワンルを高台へ連れていき、二人で遠くの景色を見ます。そこでユアンカンが「お腹の子は必ず健康な男の子だ」と賭けを持ちかけると、ワンルは恥ずかしそうにしながらも、嬉しさを隠せない顔をしていました。
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ソウ太傅(曹太傅)の誕生宴の場面では、多くの大臣が集まる中、ユアンカンの直筆扁額が勅使によって届けられます。ソウ太傅はその文字をしばらく見つめ、深く一礼しただけ。何も言わなかったのに、その一礼がずっしり重く見えました。
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終盤、ワンルの陣痛が始まります。しかし、乳母が手配した妊婦の方は「懒月(産みが遅い状態のこと)」で、生まれるまで三日かかりそうだとわかります。
ユアンカンはすぐにソウイカンを乳母のもとへ走らせ、一方でワンルを産室へ急がせます。劉娥も準備のために足を速めますが、その途中で自分のお腹をそっと撫でながら、何か嫌な予感を感じているような表情を見せるところで場面が終わります。
大宋宮詞 37話の感想まとめ
37話で一番心に残ったのは、絹を見ながらワンルの話を聞く劉娥の顔でした。
ワンルが「赤ちゃんが生まれたら一緒に〇〇しよう」と無邪気に話しているのに、劉娥はその子を「取る」ことが決まっている。でも劉娥にとってワンルは姉妹みたいな存在で、そこの気持ちがずっと解決しないまま先に進んでいます。何も言えなくて、ただ黙って補品を飲むワンルを見ている劉娥の顔が、この話では一番きつかったです。
ギョクシュの毒の件は、もうここまでやるかという気持ち。劉娥がちゃんと秘薬で備えていたから事なきを得ましたが、ユアンカンが怒るのは当然で、それを「大事にしないで」と宥める劉娥もなかなか大変です。ソウイカンが調査に動いていますが、相国寺の件がひっかかっているらしいので、そこがどう繋がるのか気になります。
乳母が村で見つけてきた6番目の赤ちゃんの話は、生まれる前から人生が決まってしまうようで、なんとも言えない気持ちになります。その家の母親が、どんな気持ちで銀を受け取ったのか。そこは描かれていませんでしたが、あの場面だけでもずっと気になっています。
ワンルの陣痛が始まったちょうどそのタイミングで、乳母側の妊婦がまだ三日かかるとわかった瞬間の、あの「間に合わない」感。終盤の劉娥がお腹を撫でる場面、あの表情が一番怖い終わり方でした。
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