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クルミットです♪
9話は篝火の夜と、そこから茳城へ向かう道中がメインです。宴の場で端に座ったまま如意の踊りを眺める寧遠舟の顔、あれだけでこの回を見た甲斐があります。ラストに近い小刀のシーンも。如意がここまで直球でくるとは思わなかったので、逆に笑えました。
それでは9話を一緒に見ていきましょう!
一念関山 9話のあらすじ
陵州の宿では、大戦の勝利を祝う篝火の宴が開かれました。于十三が踊りを披露して場を盛り上げ、如意も誘われて一緒に踊ります。
みんなが手拍子して盛り上がってる中、寧遠舟だけひとりで端に座ってるんですよ。あの表情、完全に焦れてます。
元禄も宴に合流しました。仲間たちは体のことを心配して酒を渡しませんでしたが、如意だけがそっと庇って飲ませます。元禄は後で如意に教えてくれました。「あの人は口が固くて心が柔らかい。誰かがひっそり尽くしてくれると、それに一番弱い」と。
如意は楊盈と寧遠舟を引っ張って三人で踊ります。でも宴を見ていた銭昭が、如意の踊りの足さばきに何かを感じ取り、不審に思いはじめました。
如意、踊りがうますぎた。目立ちたくないなら少し下手にしておいたほうが良かったのに。
宴のあと如意は寧遠舟のために胡餅(こへい:小麦粉を焼いた平たいパン)を用意して持っていきます。「あなたに食べてほしくて焼いた」という気持ちを隠しません。寧遠舟には何をしたいのかわからず、于十三に如意を見張るよう密かに言いつけます。
一行は茳城へ向かいます。城内には難民の子どもたちが大勢いて物乞いをしていました。楊盈が胸を痛めて助けを求めると、寧遠舟は「数が多すぎて手に負えない」と表向き断ります。でも実際はこっそり自分の玉符(身分を示す玉の印)を持たせた部下を地元の知県(役人)のもとへ送り込み、難民への手配をしていました。
断るふりをして動いてる。これが元禄の言ってた「口が固くて心が柔らかい」ってことですよね。
楊盈に頼まれた如意は街に出て、子どもたちに施しをします。その道中、路地に朱衣衛(ちゅいえい:皇帝直属の諜報機関)の暗号を見つけた如意は、自分の印を残しながら先を急ぎます。
元禄の薬を買いに出ていた寧遠舟と偶然鉢合わせします。如意は用意していた小刀を取り出して渡しました。天隕鉄(隕石から作られた鉄)でできた、特別に誂えた刃物です。そして「あなたに渡したくて作った」とそのまま言います。
ここ、直球すぎてむしろ寧遠舟が戸惑うくらいで。如意のこういう正直さ、見ていて清々しいです。
如意は安国に着いた後のことも確認します。昭節皇后の事件について、寧遠舟は長年封印されてきた書庫の文書を調べ、皇后の死で利を得た人物を探すつもりだと話しました。
宿への帰り道、ふたりはお互いの過去を少し話します。朱衣衛と六道堂、どちらも組織の要職にいたのに一度も会ったことがなかったと如意が不思議がります。寧遠舟は「優秀な人間だけを選ぶ組織には興味がなかった。普通の人間が力を合わせれば、どんな相手にも勝てる」と話します。そうして于十三や元禄と出会ったのだと。
如意も語ります。朱衣衛に連れて行かれた日のこと。そして女の朱衣衛はほとんど三十歳を超えられないと。淡々と、でも暗い声で。寧遠舟は「もうお前は朱衣衛を出た」と言いました。それだけです。
長い慰めじゃなくて「もう出た」の一言。それで十分で、むしろそのほうが寧遠舟らしかったです。
一方、安国では別の動きがありました。朱衣衛の右使・迦陵は新しい指揮使の鄧に「上官へのへつらいしかできない」と叱責され、七日以内に使団の調査結果を出すよう命じられます。鄧指揮使の父は白雀という女の朱衣衛に殺されており、女の朱衣衛全員を憎んでいる人物です。
迦陵は証拠を積み重ね、越三娘と玉郎の死に梧都分部の白雀・如意が関わっていると判断します。ただ如意が以前の左使・任辛だとは信じていません。かつて火災現場で自ら任辛の遺骨を確認していたからです。如意を褚国のスパイではないかと睨み、独自の調査を命じます。
安国の大皇子も動きはじめました。初貴妃が李同光を気にかけていることを見抜き、ふたりの関係を密かに調べ始めます。帝は初貴妃の姪・初月を李同光に嫁がせようとしていますが、初貴妃には面白くない話です。それでも李同光が断らないことはわかっていました。帝の機嫌を取りながら西方の部族も手なずけられる、有利な縁談だからです。
一念関山 9話の感想まとめ
一番残っているのは帰り道の会話です。
如意が「女の朱衣衛はほとんど三十歳を超えられない」とさらっと言ったとき、場の空気が変わりました。篝火の賑わいの後に、あのトーンの落とし方。きつかったです。
寧遠舟の「もうお前は朱衣衛を出た」も。あれ以上何も言わないんです。長々と励ますでも、話を変えるでもない。ただ一言。
寧遠舟、如意に対してだんだん無防備になってきてますよね。篝火のときの顔も、帰り道の返し方も。
小刀を渡すシーンは笑えるくらい如意が素直で、見ていてほっとしました。ここまで直接言われると寧遠舟も戸惑うしかない。戸惑いながら受け取った顔がよかったです。
元禄が如意にくれたアドバイス——「ひっそり尽くすと一番弱い」——も刺さりました。元禄はちゃんと見ています。如意が諦めていないことも、寧遠舟がどこに弱いかも。
迦陵サイドは地味に面白くて、「如意は任辛じゃない」と確信しているのに実はそこが間違っているという構図がじわじわきます。証拠もあって頭も切れる迦陵が、この一点だけ食い違っている。
寧遠舟が于十三や元禄と出会った話をするシーン、「強いから選んだわけじゃない」という話がさらっと出てきて、このチームが少し好きになりました。
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