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クルミットです♪
5話は見ていてちょっとほっとする回でした。前回までの重さが少し和らいで、大理の日常がじんわり滲み出てくる感じ。鮮花饼(バラの花びら入りの焼き菓子、雲南名物です)を作るシーンが中心なんですが、それだけじゃなくて、謝之遠がとうとう本当の理由を打ち明けるシーンもあって、笑っちゃいけないのにちょっと笑えてくる、そういう回でした。
それでは5話を一緒に見ていきましょう!
風の吹く場所へ 5話のあらすじ
窓の外を眺めていた許紅豆は、謝之遥が祖母の髪を丁寧に洗ってあげているのを見かけます。その温かい光景に、幼い頃に亡くなった祖母のことを思い出しました。
子どもの頃の許紅豆は虫が大好きで、それが姉の許紅米にはどうしても受け入れられなくて、よく喧嘩になっていたそうです。そのたびに間に入って仲裁してくれたのが祖母でした。
謝之遥がおばあちゃんの髪を洗っている場面と、許紅豆の子ども時代の記憶がそっと重なってくる。セリフで説明しないのが良かったです。
思いが溢れて、許紅豆は両親に電話します。自分の代わりに祖母のお墓参りをしてほしいと。
翌日、許紅豆は手作りの猫じゃらしを作り、大麦と一緒に猫と遊んでいました。そこへ阿桂おばさんが声をかけてきて、鮮花饼と乳扇(雲南名物の半乾燥チーズのようなもの)の作り方を教えてくれることになります。
3人が出かけたあと、馬丘山はようやく静けさを取り戻し、誰もいない部屋で猫の前に立って功夫を披露します。
観客は猫だけなのに全力でキメてる馬丘山、好きです。こういう人いるんですよね。
宝瓶おばさんの家で、許紅豆は鮮花饼を、大麦は乳扇の作り方をそれぞれ習います。阿桂おばさんは遠くで暮らす息子夫婦にいつも花餅を送っているのだそうで、ネットで買えるものではあるけれど、やっぱり手作りじゃないと故郷の味にならない、と。精一杯包んで送ってやりたい、と。さらっとした話しぶりなのに、聞いていてじんわりしました。
美食を作る時間はとても穏やかで、できあがった花餅と乳扇を味見しながら許紅豆と大麦はちょっと誇らしそうでした。丁寧に包んでもらって、友人や親戚に送ることにします。
自分で作ったものを誰かに送るって、それだけで特別になりますよね。この場面、見ていてじわっとしました。
一方、謝暁夏は林娜に上海のことをしきりに聞き出そうとしていましたが、林娜はよく知らない様子。謝暁夏が株に興味を持ち始めていることには気づいていません。これが後で取り返しのつかない失敗につながるらしく、この場面を見ている時点では嫌な予感だけがします。
謝之遥は弟の謝之遠をなかなか見つけられず、謝之遠の母親に電話して「どうしても昆明に帰らないなら、こっちの学校に転入させる」と伝えます。でも謝之遠は山の中でのびのびしていて、完全に放牧状態です。
夕方、許紅豆が花餅を届けに謝之遥の家を訪ねると、兄弟のやり合う声が聞こえてきました。しばらく聞いているうちに、謝之遠が学校に戻れない本当の理由が明かされます。クラスメートの前でお漏らしをしてしまい、もう顔を合わせられないというのでした。
本人には一大事なのはわかるんですが、打ち明け方が予想外すぎて。謝之遠は本当に切実だったと思います。
花餅を置いて帰ろうとした許紅豆の目の前で、謝之遠が部屋から飛び出してすっ転び、そのまま許紅豆のすねを両手で掴んで離しません。結局そのまま引き留められて、3人で夕食を食べることになりました。
食後、謝之遠から何度も念を押されて、秘密は誰にも言わないと約束。ようやく帰してもらえました。
帰り際、許紅豆は謝之遥に「今は弟に選択を迫らないほうがいい」とアドバイスします。謝之遥も実はそこを悩んでいたらしく、今度は逆に「姉弟のうまい付き合い方を教えてほしい」と聞いてきます。
雲南から送った花餅はその後、続々と届きます。両親のもとへ、姉の許紅米へ、陳南星の家族のもとにも。許紅米は最初、買ってきたお土産だと思って職場の同僚に配ろうとしたのですが、妹が手作りしたものだと聞いた瞬間に取り返して、ひとりで丁寧に食べていました。
謝之遥は大理でいくつもの仕事を持っています。馬場を経営し、染色工房も持ち、観光ガイドや配信もこなす。村で何かあれば率先して顔を出す人らしいです。
許紅豆が大理に来てちょうど一週間。壊れていたスマホの画面が直り、陳南星とのやりとりも全部残っていました。
「全部ちゃんと残っていた」というとき、許紅豆が何を思ったか言葉はないんですが。大切な人のメッセージを消せない気持ち、なんとなくわかります。
するとそこへ、謝之遠のお漏らし事件がなぜか村のおばあさんたちの間で広まっているという話が出てきます。謝之遠は許紅豆が漏らしたと思い込み、怒りの電話をかけてきます。許紅豆は身に覚えがまったくないし、そもそも謝之遠がどこで自分の番号を知ったのかも謎のまま5話が終わります。
風の吹く場所へ 5話の感想まとめ
5話で一番覚えているのは、謝之遠がすっ転んで許紅豆のすねにしがみついたシーンです。切実さと情けなさが同居していて、笑っちゃいけないのに笑ってしまいました。子どもって、大人が思う以上に「恥ずかしい出来事」を引きずりますよね。学校に帰れない理由がそれだとわかったとき、怒る気にもなれなかったです。
許紅豆が謝之遥に「今は弟に選択を迫らないほうがいい」と言う場面も良かったです。大人の正論を押しつけるんじゃなくて、謝之遠の側から考えてみた、そういう温度のアドバイスでした。
鮮花饼を作るくだりは、5話の中で一番のんびり見ていられた時間でした。阿桂おばさんの「ネットで買えるけど手作りでないと」という一言が後まで頭に残っています。遠くに住む子どもに、花の味を包んで送る。言葉にするとすごく普通のことなのに、見ていてじんわりきました。
馬丘山が猫にだけ功夫を披露するシーンは、5話の小さな癒しでした。あのシーン好きです。
許紅米が花餅を取り返すくだりは笑えるんですが、それだけじゃなくて姉妹の関係が少し滲んで見えました。買ったものより手作りのほうが価値がある、ということを、許紅米自身もちゃんとわかっていたんだと思います。
陳南星とのメッセージが全部残っていた場面は、ここで何かを言おうとするとうまく言えないんですが、良かったという気持ちと、良かったのかなという気持ちが、同時に混ざっていました。
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