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クルミットです♪
今回はコミカルな回でした。臨安が号泣しながら許七安に抱きつく場面があるかと思えば、許新年は好きな人のお父さんにいきなり蹴り出されてしまいます。忙しいけれど、見ていてほっこりする話でした。それでは27話を一緒に見ていきましょう!
大奉打更人 27話のあらすじ
太陽がじりじり照りつける中、許七安と許新年は誰かを待っていました。待ちくたびれて露店の西瓜を何個も買い込み、お腹がはち切れそうになるまで食べても、目当ての人はやってきません。
そこで許七安が気づきます。目印にしていた場所は、相手がもう引っ越してしまったせいでずれているのではないか、と。許新年もはっと納得して、夜にもう一度孔明灯を空に上げてみることにしました。
そのころ、臨安は都に戻ってきていました。許七安が朝廷のために命を落としかけたという知らせを聞いて、居ても立ってもいられず、許家に駆けつけます。
一方、李妙珍は都で食い逃げをする護衛の一団に遭遇しました。見過ごせずに懲らしめてやると、そこには剣を片時も離さず剣気を鍛えているらしい、同類の剣士がいました。
李妙珍、こういうところにすぐ首を突っ込むの好きです。
許新年が許七安と孔明灯を上げていると、突然部屋の扉が開きます。臨安でした。無事な姿の許七安を目の前にして、臨安は感極まって泣きながら飛びつき、ぎゅっと抱きしめました。空気を読んだ許新年は、そっとその場を離れます。
あの勢いで抱きつかれたら、こっちまで胸がじんとします。
翌朝、臨安が目を覚ますと、腕の中にいたのは婢女の剛子でした。昨夜のことは夢だったのかと、少しがっかりします。剛子が言うには、昨夜は許七安が臨安を自分で送り届けてくれたのですが、臨安がなかなか離れようとしなかったので、剛子がとっさに許七安のふりをして寝かせつけたのだそうです。
その機転、正直すごいと思いました。
次の日の朝、許七安はさっそく臨安に食事を届けようと張り切ります。剛子に「なるべく新鮮なうちに食べさせてあげて」と念を押すほどの気合いの入れようです。本当はもっとあとに戻ってくる予定だったのに、昨夜見た臨安はやつれた様子で着ているものもぼろぼろだったので、許七安は気になって仕方ありません。ところが剛子は空気を読まず「お嬢様は今眠っています、ふと思い立って会いに来ただけです」とはぐらかしてしまいます。許七安はしゅんとして帰っていきました。
許七安のこのしょんぼり具合、見ていてちょっと可愛いです。
お昼、約束の場所に許新年が心待ちにしていた相手がようやく現れました。時の内閣首輔・王貞文の娘、王思慕です。聡明で頭の回転も速い王思慕ですが、首輔の娘という立場と自分たちとの差を思うと、許新年はどうしても一歩を踏み出せません。せっかく会えたのに用件をなかなか切り出せない許新年に代わって、機転を利かせた許七安が「吏部で人を調べる手伝いをしてほしい」とお願いしました。
王思慕は用件をすぐに察しましたが、許新年があまりに奥手なので、あえて意地悪を言います。「許七安さんの立場では吏部に入りにくいのでは」と。すると許七安も、それなら許新年に任せようとすかさず提案し、王思慕もにっこり頷きました。
許新年は吏部でまじめに資料を調べていました。そこへ王思慕がお菓子を差し入れたり、汗だくの許新年を気遣ったりと、かいがいしく世話を焼きます。ところが階段を下りるときに王思慕が足を滑らせ、とっさに許新年が支えました。せっかく助けた場面だったのに、間の悪いことに戻ってきた父の王貞文がその瞬間を目撃してしまいます。王貞文は許新年を女たらしと勘違いし、あっという間に外へ蹴り出してしまいました。
タイミングが悪すぎます!助けただけなのに。
顔中を腫らしてよろよろと家に帰り着いた許新年は、自分の部屋に駆け込んで泣きじゃくりました。
そこへ王思慕も追いかけてきて、まず許七安に事の経緯を説明し、許新年を慰めてほしいと頼みます。そして自分は許新年の両親のもとへ向かい、立派な贈り物を差し出しました。母親は金細工の頭飾り一式を見て、あまりのことに言葉を失います。父の許平志も、名工・顧還貞の作った宝刀だと知って、うっとりと刀を撫で回していました。王思慕は、この先の義理の両親になる二人がどちらも裏表のない人だとわかって、これならうまくやっていけそうだと感じたようです。
贈り物ひとつでこの空気、王思慕やっぱり只者じゃないです。
大奉打更人 27話の感想まとめ
今回いちばん印象に残ったのは、やっぱり臨安が泣きながら許七安に抱きつく場面です。あれだけ気丈な臨安があんなふうに感情をあらわにするのは珍しくて、それだけ許七安のことを大事に思っているのがよくわかりました。
翌朝の剛子の機転にはちょっと笑ってしまいました。あそこまでして臨安を寝かしつけるとは、なかなかできることではありません。
一方で、許新年が王貞文にいきなり蹴り出された場面は、見ていて素直に「かわいそう」と思いました。人助けをしただけなのに、あの仕打ちはひどいです。
でも、その後の王思慕の動き方には感心しました。まず許新年の心をフォローするよう許七安に頼んで、自分は先回りして両親の機嫌を取りに行く。喧嘩を売られた側なのに、ここまで気が回る人はなかなかいません。
許平志が宝刀を撫でながらにやける顔、あれが今回いちばんの締めくくりでした。息子が蹴られて泣いているのに、父親はもう新しい刀に夢中になっている。この家族、危機感があるのかないのか、よくわかりません。
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