東宮-あらすじ-7話-8話-9話-感想付きネタバレでありで!

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クルミットです♪

豊朝だけでなく朔博にまで縁談を持ち込まれ、見知らぬ人との婚姻を嫌った小楓は、母の入れ知恵で祖父の国・丹蚩へと家出を決行します。豊朝と西州の懸け橋となっていた明遠が亡くなり、彼女から自分の実母の真相を聞いた承鄞は、東宮への地位を掴む決意を固め、顧小五となって小楓に近づきます…

顧小五は小楓の信頼を得ようとしますが、次第に純粋な気持ちを寄せる小楓に惹かれるように。復讐と愛の間で揺れる承鄞の心に、まっすぐな小楓の瞳が刺さります… 序盤から心がズキズキする展開多発です!二人の行方をハラハラと見守っていきましょう♪

【東宮】(ネタバレあり)

第7話「仕掛けられた罠」

顧剣はひとり朔博兵と対峙し、その隙に顧小五(承鄞)は小楓を連れて丹蚩に向かう。そこに30騎の隊がやってきて、二人は咄嗟に池に飛び込み、水中で空気を分けるために顧小五に口づけされ、小楓は激怒する。
出た、水中キス!泳げないと言っていた割に小楓はしっかり立ち泳ぎしていましたね♪

西州では阿史那雲が小楓を丹蚩に送り出したとわかり、曲文成は激怒し、小楓に金塊100個の賞金を懸けて探し出すことに。顧小五と小楓は弓月城に到着するが、宿に泊まる金もない上、城内には小楓の似顔絵が貼られており、空き家で一夜を明かすことに。顧小五は大事な玉佩をなくし狼狽するが、小楓は池で自分を助けた際に落としたと気付く。
小楓の額の飾りは金目のものではないのか?と思ってしまうのですが…

宣徳王と高顕は丹蚩人のバトゥールを拷問し、皇太子暗殺の自白を強要しようとするが、バトゥールは頑なな態度を崩さない。宣徳王は自白したとして安護府に処分させようとするが、高顕はバトゥールを都に送って皇帝の処断を仰ぐことに。
高顕はさすがに高右相の息子だけあって、したたかにのらりくらりしますね~

顧小五が目覚めると小楓の姿がない。玉佩のことで責任を感じた小楓は、泳げないのに池に探しに行き、玉佩を見つけるが溺れて顧小五に助けられる。小楓は自分の身勝手さに気付き、公主であるゆえに顧剣への想いがかなわない現実を、その水を飲むとすべてを忘れる「忘川」に飛び込んで忘れてしまいたいと言う。
馬は…襲われた時に逃げていったような気がするのですが… ここにはいますね…

高顕は裴照に山賊退治を命じ、安護府から遠ざける。その一方で密かに袁通に命じてバトゥールの似顔絵を作らせ、高右相に密書を送る。李釅は護送途中でバトゥールを殺害し、自分の手の者である冷昆をバトゥールとして都に送ることに。
高顕と宣徳王が高度な謀略戦をやっているのに、正直者だから全然気づかない裴照…

顧小五は小楓に動かないように言い含め、顧剣を探しに出かけるが、なかなか戻らない。その時、朔博のユエンカーが鳴り矢を飛ばし、小楓は顧剣だと思って出かけてしまう。
顧剣と再会した顧小五だが、小楓が朔博の罠にはめられたことに気付く。小楓は朔博兵に追われて丹蚩のハーシのもとに逃げ込むが、援軍が必要になり、小楓が単騎で向かうことに。
小楓の向こう見ずな行動が、丹蚩を巻き込む大騒動になってしまいました!

高顕が送った密書が高右相に届き、宣徳王が皇太子暗殺で手柄を立てることになれば承鄞に不利ではと張玫娘は案じるが、高右相は承鄞と西州の公主を近づけたことから、承鄞の東宮冊立に自信をのぞかせる。
結局似顔絵はどういう形で使われるのでしょうか、思惑の絡み合いが重い~

小楓は丹蚩に向かって雷雨の中を駆けていたがとうとう倒れ、小楓を探しに来た顧剣に発見される。高熱でうなされた小楓は「小五、逃げて」と口走る…
小楓の心の変化は計画通りなのでしょうが、顧剣としては切ないですね…

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第8話「皇子の本意」

高熱でうなされる小楓を、顧剣は夜通し介抱するが、ようやく目を覚ました小楓の枕元にいたのは顧小五だった。小楓の話を聞いて、顧剣はより近くにいる安護府の裴照を呼ぼうと考える。顧剣は二人を追わずに見送る。
顧剣、それでいいのか顧剣… こういう切ないイライラが今後多そうですね~

小楓と顧小五は猛暑の砂漠をふらふらになって歩き続けていたが、顧剣は先回りして裴照の軍営にたどり着き根回しをする。しかし裴照は軍営を移しており、二人が流砂に遭遇したらと心配する。まさにその通り顧小五は流砂に落ち、小楓は縄を投げて助けようとする。しかし顧小五は小楓を巻き添えにできないと手を離すが、それでも自分を救おうとする小楓を利用していることを悔やむ。そこに顧剣がたどり着き、無事顧小五を救出する。
お二人さん、これは吊り橋効果というものではないかと思いますよ…

李釅は「宣徳王が暗殺犯を捕らえた」と報告し、すかさず朝臣から丹蚩討伐の提案がなされるが、高右相は慎重にすべきとまずは交渉をと上申する。宣徳王に手柄をと考える忠王は、丹蚩討伐を強く主張する。高右相は皇帝に処断を委ね、皇帝は直接暗殺犯を尋問することに。
皇帝と高右相の腹の読めなさは、相当に難易度高そうですね…

顧小五と小楓は、顧剣に連れられ裴照の軍営にたどり着く。裴照は顧剣に前もって念を押されていた通り、承鄞を「顧小五」として扱うが、小楓までも自分をアドゥと名乗って援軍を求めたため一同は内心苦笑する。一方、裴照は顧小五に「皇太子暗殺は丹蚩の仕業」と語り、顧小五は兄の復讐を決意する。
小楓の気持ちはすっかり顧小五に傾いてしまったようで、顧剣切ない~

張玫娘は皇帝が直接バトゥールを尋問する意味をいぶかるが、高右相はすでに刺客が本物かどうかは関係なく、事態は「陛下が丹蚩と戦う意志があるかどうか」だと答える。一方で忠王と息子の李釅は、偽のバトゥールへの根回しに腐心していた。
忠王は高右相の敵ではなく、高右相と皇帝で1ランク高い頭脳戦をやっている感じです

小楓たちは裴照の援軍と共に交戦地にたどり着くが、沢山の遺体が残り、ハーシの姿はない。ハーシはわずかな手兵でユエンカーに取り囲まれていたが、裴照が安護府として介入する。仏頂面の裴照だが、竹笛を教えようとしてくれる小楓の純粋さに心がほぐれる。
ハーシ、思いっきり「公主~!」って呼んじゃいましたね♪

丹蚩人に紹介され、顧小五は潜入の第一歩を踏み出し、兄の仇の中にいる緊張感に包まれていた。小楓と二人になった顧小五は、自分の身の上を「ある王子の物語」として小楓に語り、復讐を果たすには世継ぎになるしかないと言う…
顧小五の口ずさんだ漢詩は、唐の詩人・陳陶の「隴西行」です

第9話「丹蚩潜入」

顧小五が語る「王子」は血塗られた東宮への道を目指すしかないというので、小楓は「王子に他に道はないのか」と問う。顧小五は、「王子は任務のため大切な友さえ裏切らなければならない」と語り、小楓は自分のことだとは気づかず、「私ならきっと王子を許す」と言う。
小楓は夢の中で、落とし穴の中に落ちている狐を助けようと手を差し伸べると、狐は傷ついた顧小五だった… うなされて目覚めた小楓の目の前には、微笑む顧小五がいた。
いざ本当に裏切られたと知ったら、小楓はきっと許せないとは思いますけどね…

皇帝は大理寺の牢で直接バトゥール(実は偽者)を尋問するが、皇帝はろくに詮議せず死罪を言い渡す。高右相は皇帝が始めから丹蚩攻めの結論を決めていたと察する。皇帝は刺客が偽者だと知りつつ、かねてより考えていた丹蚩攻めのきっかけにしたのだ。
高顕がせっかく作らせた似顔絵は一体何だったのかという…

ハーシを送ってきた裴照ら一行は、丹蚩に到着したためそこで別れる。しかしハーシは顧小五と顧剣は幕舎に入れないと言う。顧剣は無理強いせず身を引くが、小楓は仲間とはぐれた顧小五だけでも連れて行こうとねだる。顧小五は目隠しをされ、太陽の位置や周囲の様子などを密かに記憶しながら丹蚩に潜入する。
丹蚩の警戒感ハンパないですね。どれだけの不信がこのやり方を生んだのかと思います

丹蚩に到着すると、西州から戻っていたアドゥが待ち構えており、小楓は顧小五を紹介する。丹蚩王・ティダールは勇者の兜をかけて若者たちと相撲の勝負をするが、四人がかりでもティダールは圧勝する。中原を嫌うティダールは、顧小五を紹介されても無視し、最愛の小楓は「白眼狼」を仕留めた者に娶らせる、と言う。白眼狼は誰にも仕留められないのだ…
本作のベストイケオジはティダールに決定しました♪

その夜、眠れない小楓は顧小五を蛍の舞う美しい沼に誘う。顧小五に心が傾きつつある小楓は、顧小五に「三つの願い事」として「蛍を百匹捕まえること」を願う。顧小五はあっという間に捕まえて見せ、蛍に見とれる小楓に惹かれて思わず口づける…
小楓の純粋な瞳は、顧小五ならずとも心を奪われてしまいますよね…

顧小五は密かに丹蚩の様子を眺めて情報を探るが、ティダールに見咎められ、帰国を促される。そして中原人が奴隷として捕らえられているのを見つけ、助けを求められるが今はなすすべもない。顧小五はハーシに茶葉の客だとしてバトゥールの行方を尋ねるが、ハーシは「豊朝の恨みを買って安護府に捕まった」とだけ答える。
前にも中原人を奴隷に捕らえていましたが、あれは本当に国策でやっていたのですね

小楓は顧小五のために丹蚩の衣服を用意する。顧小五は小楓に「白眼狼をしとめたらどんな男でも結婚するのか」と尋ねるが、小楓は「白眼狼を殺せる者はどこにもいない」と笑いながらも、「私のために白眼狼を狩れる?」と聞く。
そろそろ帰り時だと感じた顧小五は、小楓に黙って丹蚩を去る。しかし残された贈り物の白眼狼の絵に、小楓は顧小五の想いを感じてときめくのだった…
小楓の心と白眼狼を捕らえられたとしても、顧小五はその先どうするつもりでしょうか

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7~9話の感想

まるで仕組まれたように、危険を二人で乗り越えるたび小楓と顧小五の心が近づいていきますが、小楓がピュアなだけに「騙されちゃだめだ~!」と叫びたくなってしまいます。
昨今「水中キス」は中国時代劇のお約束になりつつあり、結構な頻度で見かけますね。最初はどの作品だったのか一度辿ってみたいくらいです。必ず「溺れそうになったから空気を移した」という言い訳のもとに人命救助的にキスしますが、実際それで助かるのか科学的に実験してみてほしいものです♪
反発しながらも想い合うようになっていく二人ですが、顧小五が「王の幕舎」目的で近づいているのでなければほのぼのとしたいい話なのに。進展していけばいくほど修羅場が近づいてくるのがじわじわと感じられます。

そんな顧小五と小楓の進展とは逆に、顧剣の方はひたすら我慢で小楓が遠ざかっていくのを見守るしかないという状況です。いくら使命のためとはいえ、小楓を利用しようとしている男に、自分もまた小楓を騙して差し出さなければいけないのですから、これはつらい。
小楓からあの呼び方で「師父!」と呼ばれたら、地の果てまでも助けに行ってしまいそうな顧剣なのに、守り続けつつも諦めないといけないなんて…
しかし顧剣だけでなく、むっつり仏頂面の裴照まで小楓の純粋さに心がほぐれ、思わず微笑んでしまうのですから、小楓は罪な子ですね。周囲の愛情を惜しみなく受けて育った彼女のまっすぐさが、このまま歪むことなく守られていくといいのですが。

しかし、小楓のあずかり知らないところで、豊朝の謀略が着々と丹蚩へと牙をむきつつあります。豊朝皇帝は、廃太子の復讐はただのきっかけで、かねてより丹蚩殲滅を心に決めていたようです。その裏で、高右相と忠王の勢力争いが進行していますが、忠王&宣徳王一派は高右相の敵と呼ぶには浅いように思えます。承鄞がこの先、皇后・張玫娘に復讐するということは高右相を倒すということなのですが、とてもとても今の承鄞では勝てる相手ではないような…
彼が高右相に勝利するほどの冷酷さを身につけるには、どれだけの血や涙が流れるのか、始まったばかりなのに心配が尽きません。今はまだ無邪気な小楓と顧小五にほっこりしていますが、顧小五が承鄞に戻る時はそんなに遠くはなさそうです。

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ご訪問くださりありがとうございます!中国ドラマ.com編集長のクルミットです!普段から韓国ドラマを見ていましたが、ふとしたきっかけで中国ドラマを視聴ときにスケールが大きに驚き、中国ドラマ、台湾ドラマにもハマりました(笑)子育て真っ最中ですが、読んでくださる方に伝わりやすい文章を心がけていますので、良かったらご覧になってくださいね♪よろしくお願いします!

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