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クルミットです♪
端木翠と展顔が沈淵に来てから変化が起きて来ました。
未来が変わっていくのでしょうか？
しかし、展顔が存在できる時間が少なくなって来ました。
二人は沈淵を出れるのでしょうか？
では 34話から紹介していきますのでお付き合いください♪
【玉昭令-ぎょくしょうれい】(ネタバレあり)
「34話」
安邑城を奪回した端木翠達を人々が喜んで迎え入れました。人族もそして幽族も幽王の悪政に苦しんでいました。人族が支配していた時は共に仲良く暮らしていたのです。端木翠は安邑にはもはや種族や階級の別はない、今後は自由に往来するようにと宣言しました。
端木翠の平等の精神が貫かれています。
太子を亡くした幽王はその死を受け入れようとしません。しかし太子がどれだけ父親に認めてもらいたくて努力していたかをようやく悟りました。太子を失った怒りを部下達に向けます。太子の部下魑女は人族の陣営に入り指揮官を殺すと誓いました。
魑女には陣営の中に入る方法があるようです。
江易や他の部隊も安邑にやって来ました。觳閶は露姫を馬に乗せやって来ました。觳閶は端木翠を呼び止め崇城奪回のためにも早く陣営を統合すると言うのです。しかし端木翠は拒否しました。言い争う二人を展顔が止めに入ります。端木翠は婚姻も統合も認めません。若男達を犠牲にするような作戦を取る觳閶とは同じ道を歩めないと言うのです。
展顔は端木翠に安邑で買った人形を渡しました。亡くなった人々のためにも前向きに生きようと話すのです。端木翠は自分が自分である前に将軍としての責務をになっています。いつも一人で悩み苦しんでいる。展顔は端木翠の重荷を一緒に背負わせてくれと言うのでした。
展顔は星君に沈淵の端木翠は将軍であり仲間が一番大切だと思っていると言われて来ました。
端木翠は怪我の治療をする温孤に觳閶と自分が合うかと尋ねると温孤は合わないと答えます。では誰が・・・温孤が答えようとすると展顔の贈り物の杖が届きました。部下達は端木翠が觳閶を思っていないことを知っていて陣営の統合を望みません。
温孤は自分の気持ちを伝えることができず、足を怪我して展顔がくれた杖を使う端木翠を見送るしかありません。
岳老を訪ね死者の名札を眺め心を痛めていた江易は端木翠に觳閶との婚姻と統合を勧めるのでした。しかし、端木翠は婚姻も統合も断り、今回は利害を考えずに自分に正直になりたいと言うのです。
江易はなぜ困難な道を選ぶのかと聞きますが端木営に阿陀と温孤そして展顔がいれば人族の未来を担うことができると言うのです。江易は端木翠の決断を受け入れました。
江文卿は江易が早く両陣営の統合をしないので自ら手を下そうとします。
実は觳閶も死者の名簿を見ながら心を痛めていました。酒を手に露姫の元に戻った觳閶は亡くなった仲間のためにも幽族を根絶やしにする覚悟を語ります。幽族に村を襲われ妹も親も殺された。露姫が妹と同じ年頃だったので側女にしたが妹としか思っていないと。
觳閶にも辛い思いがあったのですね。
江易は展顔に端木翠が觳閶との婚姻を破棄したいと言っていることを話し意見を求めた。展顔は支持し端木翠が決断したと言うのです。決して自分がさせた訳でない、そして展顔は分をわきまえ端木翠を支えると言うのでした。展顔は江易の信頼を得ました。
楊鑑が端木翠のところにやってきて展顔が気に食わないと言います。展顔に何か言われ江易が端木翠の婚約解消を認めたからです。楊鑑は二人の仲が噂になっていると言い、展顔に下心があれば許さないと言うのでした。
端木翠の婚約解消を聞いた江文卿は行動を起こすことにしました。江易の姿になり護衛の兵を遠ざけました。江文卿が江易を訪れました。江易は自分と同じ顔をした江文卿を見て驚きます。
ついに江文卿がことを起こしました。
「35話」
江文卿は江易に1000年後のお前だと言うのです。あの時情けに流され端木翠を神仙にしたことから1000年後に三界が乱れることになった。そして今も端木翠と觳閶の婚約を解消したので歴史が変わってしまう。崇城の戦いで觳閶が死に端木翠も死んで神仙に封じられたことが三界を揺るがすことになる。江文卿は江易とって代わり自分が神仙となり民のために蓬莱の神仙を働かせ幽族を根絶やしにすると言うのです。そして江易の胸に剣を突き刺しました。江易は民のためは建前で己の野心のためだろうと言うのですが江文卿は江易を殺してしまいました。
江文卿の手が消えかけます。展顔と同じく残された時間が少なくなって来ました。
啓封府で上官策は皆んなに展顔や端木翠のことを思い出させようと頑張ります。捕吏達はなかなか思い出せません。星君にもなす術がなく端木翠と展顔が解毒剤を持って帰ることを待つのでした。
突然江易が端木翠が觳閶との婚姻と統合を行うと言いました。昨晩了承したはずなのに・・・そして
觳閶に先鋒を命じました。撤回を求める端木翠と展顔ですが聞こうとしません。楊鑑が将軍同士が勝負して先鋒を決めることを提案しました。計画が変わりそうなのを危惧する江易ですが仕方なく同意しました。
この江易は江文卿です。怪我をした端木翠の代わりに展顔が戦います。
露姫が端木翠を訪ねてきました。端木翠は觳閶を誤解している觳閶の気持ちを分かってあげてと言うです。露姫は觳閶を愛しているがこれは自分の心の問題だから妻にならなくても変わらないと。
端木翠も愛する人と居たいと言うのです。
露姫のところに魑女がやってきました。実は二人は姉妹で魑女は幽族の世界から妹を逃がしたのです。魑女は指揮官の觳閶を殺すために人族の紛れることにしたのです。
魑女は幽王に術をかけられて居ます。
端木翠が体調の悪い展顔に温孤が作った薬を届けにきました。明日の戦略を語り合いました。
露姫は觳閶を指揮官にしたくないので眠らせようと術を使いましたが觳閶には通用しません。
姉と戦わせたくないと言うのを聞いた觳閶が問い詰めます。露姫は幽族であるが人族を害したとこはないと訴えます。觳閶は露姫を投獄するように命じました。
江易は展顔に本来資格がないから総当たりで戦うように命じました。高将軍を破った展顔は觳閶と戦いますが負けてしまいました。
魑女が觳閶を殺そうとしましたが牢から逃げ出した露姫が邪魔をしました。魑女が囚われました。
展顔と江文卿は時々消えそうになります。
「36話」
啓封府で捕吏達が暴れています。星君が風兜を使って故気を閉じ込めると収まりましたが本人達は何かに取り憑かれていたようで覚えていません。上官策は星君に助けを求めるのでした。
闘いに敗れた展顔は昏睡状態に温孤が治療しますがなかなか目覚めません。早く治してやりたいと温孤は思うのですが何の病気かわかりません。
魑女の取調べが終わると端木翠が内通者がいるかもしれないので調査をと言うのですが江易は早くことを進めたいので觳閶に処刑を監督するように言い渡しました。
露姫は魑女が処刑されることを聞いて牢に会いに行きました。そして姉と入れ替わってしまいました。自分のために全てを捨てた姉を逃すために。
觳閶は魑女の処刑を言い渡しました。その時魑女が露姫であることに気づきましたがすでに遅かったのです。觳閶は露姫を愛していたことに気づきました。
露姫の魂は魑女の元へ帰って行きました。魑女は妹を救いに帰ってきましたが遅く再び捕まってしまいました。温孤は魑女 から幽族を救えるのはあなただけだと言われるのですが・・・
ことを急ぐ江易は改めて魑女を処刑し、兵士の指揮を高めろと命じました。端木翠は温厚だった江易が過激なったことを不審に思うのでした。端木翠と展顔は戦のない世なら露姫のように肉親か愛する人かどちらかだけを助けることを迫られないで済むのにと話していました。展顔は故郷に囲碁と言う遊びがあって勝ち負けの他に引き分けがあると教えます。そして端木翠ならできると言うのです。温孤が外でそれを聞いていたのです。
魑女 の処刑にあたり苦しむ觳閶に魑女は霊力をすて自滅します。残った種を植えてくれれば1000年後、藤となって再び姉妹になれると言い残して消えて行こうとしました。
温孤が魑女 に罪はないと助けようとして幽族であることが分かってしまいました。
啓封の街で展顔と端木翠が退治した魑女だったのです。やはり愛に苦しみ自滅して行きました。
端木翠は温孤に剣を突きつけ問いただします。覚悟していた温孤は自ら端木翠の剣に進みますが
展顔は将軍として捕らえるのは正しいが温孤は友人でもあると言うのです。
江易の前で将軍達は温孤が幽王の子なら放って置けないと言い、高将軍が調べることになった。
江易はもしそうなら速やかに殺せと命じるのでした。
温孤の1000年後に所業を知っている江易はこれで公然と処刑できると思うのでした。
出て行こうとした温孤を高将軍が捕らえにきました。端木翠は江易に抗議しに行き言い争いとなります。江易は崇城への攻撃の機を逃さないと言うのです。早く端木翠と觳閶が結婚して統合しろと言うのに対して二人とも婚約解消を申し立てます。觳閶は崇城攻撃に婚姻は不要と言います。
觳閶も端木翠との婚約解消を申し出ました。政略結婚は必要ありませんね。
34ー36話の感想
幽王も父親でした。温孤を偏愛していた時気づかなかったのに太子を失ってからやっと分かったようです。父に認められることなく逝ってしまった太子も不便です。もちろん幽王のしていることは良いことではありませんが。
ついに江文卿が1000年前の自分を殺してしまいました。江易の言うように民のためでなく野心のように見えてきました。ことを焦れば焦るほど思い通りに行かないような気がします。
展顔も江文卿が江易に入れ変わったことに気づいていません。展顔が気づくのでしょうか？
温孤も幽族で幽王の子だと言うことが分かってしまいました。展顔のいう「引き分け」が実現する鍵は温孤のような気がします。
端木翠も觳閶も愛のない結婚を否定しました。現代では考えられないことですがどこかに名残があるような気がします・・・
崇城攻撃がまじかに迫ってきました。どんな結果が待っているのでしょうか？
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