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今回は『後宮の涙 第16話』をお届けします。前回は陸貞が司宝司の帳簿を整理する際、あえて“苦肉計”で周囲の信頼を得ることに成功しましたが、今度は高湛とのすれ違いや萧貴妃の動向など、新たな波乱の予感が盛りだくさん。果たして今回はどんなドラマが待っているのでしょうか?
それでは第16話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第16話のあらすじ
司宝司の帳簿問題を解決した陸貞は、丹娘に「今回の苦労も報われた」と嬉しそうに語ります。そこへやってきたのが杜司儀。実は、司宝司での“大掛かりな帳簿整理”はすべて陸貞が仕組んだことだったと察し、彼女の手腕を高く評価してきます。陸貞自身は「そこまで深く考えていたわけではない」と恐縮しますが、杜司儀は「宮中の女官は迎合か自己保身ばかり。あなたは小賢いだけじゃなく、忍耐もあって手段も鋭い。私が育てる価値がある」と断言するのです。
一筋縄ではいかない後宮で、陸貞が「有能」と見なされ始めたのは嬉しい兆しですね
その頃、王尚儀と阮娘が話し合い、先日高湛が戸部(こぶ)を調査して不正を暴いたのをきっかけに「六司も徹底的に洗ってみるべきだ」との意見が持ち上がります。これに対し娄青蔷(ろうせいじょう)は「司宝司はまったく不正が見つからなかった」と知り、逆に「陸貞が手柄を立てたなら、今こそ褒めちぎってやろう」と腹を決めるのです。
やがて皇上は陸貞を呼び出して正式に褒美を与え、さらに「自分が欲しがっているある物を、偏殿で高湛と相談して決めてほしい」と指示。陸貞が偏殿に向かうと、そこには高湛の姿があり、「君が焼いた白瓷は素晴らしかったけれど、初めて焼いた方は太后が持っていってしまった」と言いながら軽く冗談めかして褒めるのでした。すると陸貞は「実はこれが最初に焼いた白虎なの」と言って、小さな白虎を取り出し、高湛に手渡してさっと走り去ります。
さりげなく想いを伝える陸貞の仕草にキュンとします
一方、司宝司では玲瓏(れいろう)や他の宮女たちが、今回の「六司調査」で自分たちが難を逃れたのが陸貞のおかげだと感謝の言葉を伝えます。彼女たちは口々に「もしあのとき帳簿を整理していなければ、他所の司のように誰かが死罪を受けていたかもしれない」と震えるのでした。
そんな中、高湛と陸貞は遂に会話の機会を持ち、あの夜(腰帯を投げ捨てたとき)の誤解が解けていきます。陸貞が「もしあのとき、周りに誰もいなかったなら…腰帯を受け取ってくれた?」と尋ねると、高湛は披風を脱いで腰帯を見せ、「ちゃんと身に着けているよ。実は大切な想いだと気づいたんだ」と答えるのです。
何とも甘い空気にこちらまでドキドキしてしまいます
陸貞は「じゃあ、どうしてあんな態度を取ったの?」と問い詰めますが、高湛は「腰帯が想いの象徴だと知らなかった。もし知っていれば、たとえ刃物を向けられても受け取っていた」と告白。さらに「実は、玉佩を渡したときから君を他人と思っていなかった。いつかは必ず高家に嫁ぐ存在だから」とまで言います。陸貞は「私の父の仇を、自分の力で討ちたいから、あなたの助けはいらない」と強い意志を示し、高湛もその気持ちを尊重するのでした。
しかし高湛が正体を明かそうとした瞬間、巡回の侍衛が近づいてくる気配を感じて二人はあわてて離れます。そして陸貞は、皇上のための白瓷を届けに行き、しばし会話を楽しんでいたところへ萧貴妃(しょうきひ)が乱入。陸貞が皇上と親しげにしているのが気に入らない貴妃は、陸貞に平手打ちを喰らわせ、さらには白瓷を陸貞の頭上に叩きつけて「こいつを打ち殺せ!」と怒鳴り散らすのです。
緊迫感あふれるラストに、次回へ続く不穏な空気が漂います
後宮の涙 第16話の感想まとめ
今回のエピソードでは、まず司宝司での“苦肉計”の成果が表れ、陸貞が完全に信頼を得る展開にホッとしました。杜司儀の評価も上々で、後宮での地位を着実に固めつつあると感じられます。
「自分の頭で考え、相手を納得させる」という陸貞の強みがますます発揮されていますね
そして、高湛との誤解が解け、お互いの気持ちを確認し合うシーンはとても胸キュンでした。やはり「腰帯」は重要な愛の証なんですね。今後二人がどう愛を育み、どんな困難を乗り越えていくのか楽しみになります。
ただ、ラストで萧貴妃に見とがめられた陸貞が危機にさらされる展開にはドキッとしました。貴妃の怒りがこのまま収まらないのは確実でしょうし、太后や王尚儀との関係も依然として険しいまま。次回は陸貞がどのようにこの大ピンチを乗り越えるのか、目が離せませんね。
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