ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
今回は『後宮の涙 第19話』をご紹介します。これまで“高展”だと思っていた男性が、実は長広王(高湛)だったと陸貞が知る衝撃のエピソード。思いがけない正体の発覚に、二人の関係はどうなってしまうのでしょうか。
それでは第19話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第19話のあらすじ
萧唤云(しょうかんうん)は「高湛が他の女性を愛しているなんて信じられない」と激しく動揺し、友人の王璇(おうけん)に泣きつきます。かつて高湛と約束を交わした萧唤云ですが、どうやら陸貞(ルチン)が特別な存在になっていると知り、自分が苦労して得た立場が崩れていくのを恐れているのです。王璇は「男は一時の感情に流されるもの。萧貴妃には“権力”という揺るがない力がある」と、まずは冷静になるよう促します。
一方で皇上は、この一件が宮中で騒ぎにならぬよう厳命を下し、陸貞が長広王の手で救い出されたことを公にはしないよう指示します。そんななか、陸貞は修文殿で目を覚まし、自分を看病している宮女に「助けてくれたのは誰か」と尋ねるものの、はぐらかされてしまい困惑。
誰にも会えず、状況もわからずに戸惑う陸貞の不安が想像できます
同じ頃、高湛(こうたん)は姉夫婦からの使者に会いに行き、留守に。そこで忠叔に「自分が長広王を呼んで陸貞を救ったことにしてほしい」と頼みます。そうしてしばらくして陸貞が再び目を覚ますと、今度は修文殿内を散策し、壁にかかっている剣や見覚えのある観音像を見つけて強い違和感を覚えます。
「修文殿は長広王の寝殿のはず。ならば高展は一体……?」と疑問が募る陸貞。そんな彼女の前に現れた王尚儀(おうしょうぎ)は、「あの日、長広王があなたを抱えてこの殿に運んだのよ。皇上も太后も手出しできないほどの寵愛ぶり」と含みをもたせ、さらに「あなたの“高展”とは長広王その人だ」と明かすのです。
まさかの真実に、陸貞が動揺しないわけがありません
最初は信じられず否定する陸貞ですが、その場に居合わせた宮女たちが「長広王さま」と跪くのを目の当たりにして、高湛こそが長広王(こうたん)である事実を受け入れざるを得ません。ようやく駆けつけた高湛は必死に陸貞に事情を説明し、腰帯を大切に身につけていることを示して「自分の気持ちは本物だ」と訴えます。しかし、陸貞は「これまで“高展”と名乗って私を欺いていた」と感じ、頑なに心を閉ざしてしまうのです。
嘘をついていたという事実に、心を傷つけられる陸貞の気持ちが切ないですね
高湛が「偽るつもりはなかった。自分こそが欺かれる立場だった」と声を張り上げても、陸貞は「もう二度と私に近づかないでほしい。あなたは長広王であり、私はただの女官。出自も身分も違いすぎる」ときっぱり拒否。さらに彼女は、かつて贈った腰帯を返すよう求め、「あれは“高展”にあげたもの。あなたには関係ない」と言い放ちます。
お互いの想いがすれ違い、悲しみが募る場面に胸が痛みます
高湛はそれでも「私は絶対に君を諦めない」と懇願しますが、陸貞は深く傷ついたまま立ち去ってしまいます。彼女はその夜、丹娘(たんじょう)を呼んで、高湛からもらった玉佩を元禄(げんろく)に返すよう命じ、名実ともに彼との縁を絶ち切ろうとするのでした。時を同じくして、高湛は皇上に「都をしばらく離れる」と告げ、陸貞を頼むとだけ言い残して出立するのです。
後宮の涙 第19話の感想まとめ
今回のエピソードでついに陸貞が「高湛=長広王」であることを知り、二人の関係が大きく変わってしまいました。嘘をつかれていたと思い込む陸貞の怒りと悲しみは痛いほど伝わってきますし、高湛も心の底から後悔しているのが切ないですね。
あの甘い時間が嘘みたいに一気に崩れ去る二人の姿に、胸が締めつけられます
一方で萧唤云のほうも、高湛への深い思いが裏切られた形となり、ますます行動をエスカレートさせるかもしれません。皇上や太后、王尚儀らも今後の権力バランスをどのように利用するのか目が離せません。そして、陸貞と高湛の関係が再び修復される日は来るのか。次回も波乱必至の展開が待ち受けていそうですね。
コメント