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『後宮の涙』第55話では、長広王・高湛が危機的状況に陥り、想像を超えた波乱が待ち受けているようです。皇后・萧唤云の出産や、太后の攻撃など、一体どんな展開になるのでしょうか?
それでは第55話を一緒に見ていきましょう!
後宮の涙 第55話のあらすじ
高湛(こうたん)は魏軍との戦で突囲を図るも、あえなく捕えられてしまいます。同じ頃、萧唤云(しょうかんうん)は突然の腹痛に見舞われて出血多量の危機。王璇(おうせん)と陸貞(りくてい)は太医の言葉に怯えつつも、彼女の無事を祈るしかありません。そんな萧唤云は、「私がもし倒れても、この子を守って……」と陸貞に託そうと決意。さらに王璇は「金匣子」を運び出し、その中には“皇后の証”とされる凤印(ほういん)が。
まさかの事態に陸貞も驚きながら、皇后の苦しみがこちらにも伝わってきます
一方、捕らえられた高湛の前に現れたのは、なんと沈碧(しん・へき)。実は彼女は魏王に“譲られた”形で囚われの身となっており、魏王が狙うのは高湛を人質に取り、金や領土を得ようとする魂胆でした。沈碧は高湛に水を差し出しながら、「あの日、娄太后が魏王と取引し、兵を借りて京を攻める計画を進めている」と告白。まさかの再会がこんな形になるなんて、と高湛も複雑な気持ちを隠せません。
そこへ魏王が帰還し、沈碧は機転を利かせて高湛を“死んだ”ように見せるが、魏王は「もしダメなら高湛を売って財貨を得る」と話すなど残酷。沈碧は魏王の無理やりな要求に泣く泣く応じる形となり、高湛はそんな彼女を助ける術を見いだせず苛立ちます。
いっぽう皇上(こうじょう)は「高湛が魏に捕まった」と知り大パニック。沈嘉彦(しん・かげん)に四万の兵をつけて救出を命じ、陸贞には「国庫から十万両の黄金を準備し、たとえ買戻しでもいいから高湛を救え」と指示。しかし陸贞は「阿湛は死んだわけじゃない。私、泣きませんよ。まだ終わりじゃないもの」と気丈にふるまいます。
そこへ娄太后が兵を率いて外城を破り、皇上と萧唤云たちは緊急退避を図るも、王璇は殺され、さらに皇上は剣を受けて重傷。皇上は萧唤云を必死に逃そうとするが、萧唤云は「陛下を見捨てられない!」と泣き崩れ、皇上は「母后は私を殺せないと信じていたのに……」と言い遺し、息絶えてしまいます。
あまりの悲劇に萧唤云は絶望。しかも自分もお腹に痛みを抱えており、周囲はますます混乱。娄太后は「息子を殺した高湛を絶対に許さない、兵を使い京を奪う」と激昂します。一方、高湛は沈碧の手引きで脱走を図り、追っ手が迫る中、沈碧はあえて身を挺して高湛を逃がし、自らは刺されて命を落とすのです……。
最後に沈碧が見せた犠牲には、彼女なりの愛があったのかと感じさせられます
川に飛び込んだ高湛は意識を失い、目を覚ますとそこにいたのは陳国の文帝(ぶんてい)。京は混乱の極みに陥り、陸贞のもとにはさらなる苦難が押し寄せる予感がします。
後宮の涙 第55話の感想まとめ
皇上があっけなく命を落とし、萧唤云の泣き叫ぶ姿が切ない回でした。「皇上まで死んでしまうなんて、後宮どころか国そのものが危機とは…」と驚きが止まりません。一方、高湛を守るために沈碧が最期に見せた勇気にも複雑な感情がわきますね。
陸貞は「泣かない」と決めている強い姿勢が印象的ですが、実際のところ長広王が無事帰還できる保証はなく、後宮だけでなく京城そのものが崩壊しかねない状況。さらに娄太后は絶対に高湛を許さない構えで、危機感がいっそう高まります。
沈碧が命をかけて救った高湛が、はたして陳国の助力を得て巻き返せるのか。そして陸貞がどこまで持ちこたえてくれるのか。辛い別れが続きましたが、ここから物語がどう動いていくのか、次回も気が抜けませんね!
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