ご訪問くださりありがとうございます!クルミットです♪
「双燕秘抄」第22話は、ついに陳文徳(ちん・ぶんとく)が率いる軍が磬州(けいしゅう)を占領し、街中が大混乱に陥る回です。万嘉桂(まん・かけい)と龍襄軍が守る城を、陳文徳はいったいどう攻略するのか…。そして茉喜(まき)と白鳳瑶(はく・ほうよう)はまさかの人質に!?
それでは第22話を一緒に見ていきましょう!
双燕秘抄 第22話のあらすじ
陳文徳配下が尧州(ぎょうしゅう)の密信を奪い取り、そこから「尧州刺史が磬州をも狙っている」ことを知った陳文徳。彼はこれを好機と捉えて、まずは自ら率いる兵で磬州を陥落させるべく動き始めます。
その一方で、万母(まん・ぼ)や万父(まん・ふ)は、息子・万嘉桂が守る磬州の状況を知らぬまま、新婚の鳳瑶を家に残し画師を招いて“夫婦の記念画”を描いてもらおうとします。ところが、肝心の万嘉桂が出掛けていて鳳瑶一人だけ…恥ずかしがる彼女を見かね、茉喜が「私も一緒に描いて」と申し出る微笑ましい場面も。
そんな束の間の安らぎを吹き飛ばすように、陳文徳は夜襲を決行。城下では「反賊・陳文徳が攻めてきた!」という噂が広まり、民衆が一斉に逃げ出して磬州城は大混乱に陥ります。
大勢の民がパニックを起こす“攻心作戦”が、万嘉桂たち守備側の士気を削いでいくのが狙いのようです。
万嘉桂は街の混乱を鎮めるため動き回り、家族に“しばらく外出しないように”と忠告のメッセージを送りますが、なかなか思うように統制がとれません。さらに情報不足からか、北朔軍(ほくさくぐん)の兵が鳳瑶と茉喜を捉え、万家に監禁してしまうという事態に。
やがて磬州城内での衝突は最小限に抑えられ、陳文徳は“神鴉火箭”という特殊兵器で城を陥落させることに成功します。そこで彼は「市井に大きな被害は与えず、むしろ磬州の鉄鉱を確保するのが目的」と宣言し、主だった反抗勢力を排除して支配を固めようとします。
陳文徳が“民衆をあまり傷つけたくない”と考えているのは、ほんの少し救いですが…。
一方、鳳瑶と茉喜は万家に閉じ込められ、そこへ陳文徳がやって来ます。衝撃を受ける鳳瑶—何しろ以前の女学で“文先生”と名乗っていた人物が、まさか「反賊」と呼ばれる将だったとは。茉喜は「なぜ朝廷に訴えないのか」と詰め寄るものの、陳文徳は「吳朗(ごろう)や明徳侯(めいとくこう)のせいで、とても上奏などできる状況ではない」と冷たく返すのでした。
そんな陳文徳が「茉喜だけは別室へ案内しろ」と配慮しようとするのに対し、鳳瑶は「私は彼女を置いていけない」と抵抗。結局、二人そろって柴部屋に拘束されることになります。
鳳瑶と茉喜の絆は本当に固いですね。“反賊”扱いの陳文徳を前に、鳳瑶も全く怯んでいません。
城内では、万嘉桂が一部の龍襄軍を引き連れて逃れており、陳文徳は「水と食料を断って、やがて連中を追い込む」という策をとり、速やかな制圧を目指します。しかし北朔軍の戦法に対して万嘉桂は突囲を図り、戦況は膠着状態に。
さらに柴部屋で寒さに耐えきれない鳳瑶が倒れ、高熱を出す緊急事態に。茉喜は必死に看守へ助けを求め、「このままでは鳳瑶が命を落としかねない」と鳴咽。折しも陳文徳は「城の水源に毒が撒かれた」と聞いて駆け出し、鳳瑶たちのSOSを見落としてしまうのでした。
絶体絶命…鳳瑶の容体が心配で仕方ありません。
尧州の刺史は陳文徳に“同盟”を持ちかけますが、陳文徳は「一筋縄では動かない」と腹の内に秘め、あえて条件を突きつける形で牽制。この状況下で、助けを待つ鳳瑶と茉喜に光は差し込むのか—厳しい展開が続きます。
双燕秘抄 第22話の感想まとめ
今回ついに、陳文徳が磬州城を制圧する流れとなり、物語は大きく展開しました。彼が民を傷つけたくないと考えつつも、“戦”という形を選ばざるを得ないところが悲しみを誘います。また、鳳瑶と茉喜がまさか“人質”扱いで監禁されるとは…。 しかも鳳瑶が発熱で倒れてしまうなんて、もう目が離せません。
“反賊”と呼ばれながらも複雑な事情を抱える陳文徳、彼の動きには一種の正義感も感じられます。一方で、万嘉桂や龍襄軍がどう動くのか、呉吟がどこまで裏で工作しているのかなど、要注目ポイントが盛りだくさん。
茉喜と鳳瑶はこの難局を乗り越えられるのか—次回もハラハラが止まりませんね♪
コメント