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クルミットです♪
33話は、紀星が星辰を去るところから始まります。
辞めていく側が、同僚一人ひとりに手書きのメッセージを残していく。それだけでもう、読んでいてちょっときます。しかも紀星は会社のトップなのに、全員の「いいところ」をちゃんと見ていた。みんなが泣いてしまうのも当然です。
でも今回、一番重かったのは残された韓廷の話でした。アルコールアレルギーがあるとわかっているのに、毎晩一杯また一杯と飲み続けるあのシーン。紀星が「お酒で何でも忘れられる」と言っていたのを覚えていて、それを本当にやってしまうんです。
それでは33話を一緒に見ていきましょう!
星より輝く君へ 33話のあらすじ
紀星は会社を去る前に、同僚一人ひとりへ手書きのメッセージを書きました。会社のトップでありながら、メンバー全員の長所をしっかり把握していて、それぞれに温かい言葉を添えている。受け取った同僚たちは次々と涙をこぼします。
普通の送別スピーチとは全然違う。全員宛じゃなくて、一人一人宛なんですよね。受け取った側に「自分のことを見てくれていた」ってちゃんと伝わる。
紀星は星辰を蘇之舟と栗俐に委ね、「二人でもっといい明日へ連れて行って」と励ましました。仕事の引き継ぎを終えると、自分自身に休暇を与えます。
韓廷は何度も星辰を訪ねましたが、紀星には会えません。栗俐は「紀星に十分な時間を」と韓廷に伝えます。こうして紀星は、韓廷の世界から完全に姿を消しました。
韓廷は家で紀星との記憶を繰り返し思い出しながら、毎日お酒を飲むようになります。紀星がかつて「お酒で何でも忘れられる」と言っていたのを覚えていて、アルコールアレルギーがあるとわかっていながら、一杯また一杯と飲み続ける。体のことなんてお構いなしに。
アルコールアレルギーで飲んでいる、というのが、もう理性で動いていない。心配というより怖い。
肖亦骁が頻繁に様子を見に来て、深夜に病院へ連れて行く日も続きました。脱感作治療のために。
一方の紀星は、都市の別の場所で毎日違う景色を見ながら過ごしていましたが、気がつくと韓廷の顔が浮かんでくる。どの街へ行っても、昼でも夜でも、頭から離れません。二人にとって、昼と夜の区別がなくなっていました。
韓廷は以前、自分は十分に理性的だと思っていました。でも紀星がいなくなってから、何も制御できなくなっています。慣れていたはずのものが全部、よそよそしく感じられる。よく二人で過ごした海辺にも一人で行くようになりましたが、そこには波音とカップルたちの笑い声だけがあって、紀星の声だけどこにもありません。
心配した肖亦骁と路林嘉、それに唐宋の三人は、韓廷のために影絵芝居を演じます。かなり幼稚な出来で、やっとのことで韓廷の顔にほんの少し笑みが浮かびました。
でも、物語の内容を見て、韓廷はまた固まってしまいます。
その影絵の展開が、かつて紀星が真剣に問いかけてきた言葉を思い起こさせたのです。「いつか韓廷が十分強くなったとき、星辰を飲み込もうとする?」——あのとき韓廷は「しない」と答えた。でも結局、そうなってしまった。
あの「しない」って言い切ったシーン、ずっと覚えていました。それがここで戻ってくる。
肖亦骁は影絵を通じて韓廷に伝えようとしていました。二人は違う世界の人間だ、と。経験豊かな猟師と純粋な白ウサギ。一緒にいれば必ずすれ違いが生まれる、と。
紀星はこの時期、ドイツにいました。人工知能の技術を学ぶために海外へ出ていたのです。そこで偶然、秦立という中国系の留学生と出会います。AI分野で名の知れた存在で、習得した技術を中国に持ち帰りたいと考えている。ただし指導教授は彼を手放したくなくて、説得を続けている状況でした。
瀚海と星辰が統合されてから、星辰に割り当てられる仕事は減り続けていました。技術部門を徐々に骨抜きにしようとしているのが見え、栗俐は焦っています。一方で蘇之舟はこのところ残業続き。「技術部と大きなことを進めている。今はまだ内緒」と笑って答えます。
この「内緒」がちょっと気になる。星辰を守るための何かを静かに準備している感じがします。
路林嘉の母親は、息子がなかなか帰ってこないことに寂しさを感じて、仮病を使う作戦に出ます。家政婦と示し合わせ、急に休みを取らせた後に「母が倒れた」と連絡が入る仕組みにしました。そこへ涂暁檬が「私が看病します」と名乗り出て、路林嘉の母親もあっさり了承。
仮病で息子を引き戻そうとしたら、代わりに見知らぬ女性が来てしまった。お母さん的にはどういう気持ちなんだろう。
星より輝く君へ 33話の感想まとめ
一番頭に残ったのは、韓廷がアルコールアレルギーとわかって飲んでいるあのシーンです。
紀星の言葉を真に受けて実行してしまうのが、もう痛い。「飲めば忘れられる」なんて、紀星自身も本当にそう思って言ったわけじゃないと思います。でも韓廷はそれを信じてやってみた。肖亦骁が深夜に病院へ連れて行くのが何度も続いたというのも、あの状態が一日二日じゃなかったことを示していて、見ていてきつかった。
影絵芝居のシーンは少し息ができました。三人がどれだけ幼稚でも、笑いを引き出そうと必死なのが伝わってくる。でも笑顔が戻りかけたところで、影絵の物語が昔の約束を呼び起こしてしまう。食言した、という後悔の重さが、33話の韓廷の核心にあります。
結果として星辰を飲み込む側になってしまった、という事実。恋愛の問題より先にそれがある。紀星が去ったのはそこが大きかったのかもしれません。
紀星がドイツで秦立と出会ったこと、こちらはさらっと描かれていましたが、AI分野の第一人者で中国への帰国を考えている人物、というのは、紀星との共鳴ポイントが多い。今後どう関わってくるかは気になるところです。
韓廷が一人で海辺に立っているシーン。波の音とカップルたちの笑い声だけがある場所で、紀星の声だけが聞こえない。あの場面がこの話で一番静かで、一番重かった。
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